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定期的に豚汁を

最近定期的に豚汁を作っている。スーパーに調理済みの「豚汁の具」というものが売っていて、それを利用するとかなり簡単に作れるのだ。豚肉と「豚汁の具」を煮て顆粒だしと味噌を溶かせば完成。包丁すら使わなくてよくかなりお手軽である。とにかく楽をすることしか考えていない僕のような人間にはうってつけだ。

そういえば豚汁は「とんじる」と「ぶたじる」の二種類の読みがある。たしか「とんじる」の方が一般的で地域によっては「ぶたじる」読みをするということだったと思うが、僕はどちらの読み方も馴染みがあるため、毎度口に出すたびにどっちで行こうか一瞬迷ってしまう。時間にしたらコンマ何秒なのだが、一瞬を争う場面ではその僅かな時間が命取りだ。今後一瞬を争う状況で「豚汁」と発声しなければならない場面に出くわさないことを祈るしかない。

「つじひとなり」と「つじじんせい」も迷うが、幸い口にする必要がある場面がほとんどないので助かっている。辻仁成氏には引き続き僕が話題にあげる必要が生じないような範囲、勢いで活躍していただきたい。

作った豚汁は昼と夜の2回に分けて食べることが多い。昼は普通に食べ、夜はキムチと具材を追加してキムチ鍋にするなどアレンジして食べるのがお決まりである。豚汁を作った日の午後は「帰って残りの豚汁をどうやって食べるか」が常に頭の中にあるので、思考力や判断力が著しく低下している。このタイミングでクイズ対決を仕掛けられたら最悪なので、いつ豚汁を作ったかという情報は決して外部に漏れないよう気をつけなければならない。

そんなわけで、僕が今日豚汁を作ったかどうかは皆様の想像にお任せするが、とりあえず今は急ぎ目で帰宅の途についている。冷凍うどんがひと玉あったよな、などと考えながら。

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