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平成の大合併/逢坂誠二 #7749

【24年3月20日 その6052『逢坂誠二の徒然日記』#7749】
春分の日です。
夜明け前の都内、雲は少ないのですが、日の出が近く星は見えません。朝は3度、日中は15度程度の見込みです。午後に一時的に雨との予報ですが、晴れ間の多い1日のようです。

1)平成の大合併
1999年から政府主導で市町村の合併が進められました。2010年まで続き、これを平成の大合併と呼びます。

市町村数の変化は以下です。
1999(平成11)年:総数3232(市670、町1994、村568)
2010(平成22)年:総数1727(市786、町 757、村184)

たった11年で3232市町村が1505も減り、1727市町村になったのですから、いかに激しい合併だったのかが分かります。

自治には、その範囲が小さいこと、行政をはじめとする公的団体との緊密性が高く、それら団体の情報がよくわかること、住民自身が主体的にそれら団体の活動に関与できることなどの特性があると考えています。

自治体の合併はこうした自治の特性を失いかねない側面もあります。

一方で、小さな自治体のままだと、保健福祉、教育など、自治体としての基本機能の発揮すら難しくなることも想定されます。

私は、この自治の持つ特性と、自治体の基本機能の発揮、この二つをいかに両立させるかを念頭に置きながら、国が一方的に進める合併に対処すべきと考えておりました。

こんな目線で、全国を眺めると、合併によって良くなったと思う地域もある反面、合併によって想定以上に地域が大幅に寂れてしまい、自治の良さをすっかり失ってしまったところもあります。

そうした地域を見ていると、必要以上に合併をせき立てた国などの責任の重さを痛感しています。

地域の問題だけではありませんが、あらゆるものをもっと冷静に落ち着いて考える必要があります。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.3.20===
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