7年

2023.11.5 Zepp Nagoyaにて

kroi×OKAMOTO’Sのライブが行われた。

普通の人からしたら、かっこよすぎる組み合わせじゃん!!という対バンだが、私にとってはそれ+かなり特別な対バンだった。

2016年、オカモトズをゴリゴリに追っていた大学1年生の私は、SNSにも尽力していた。ものすごく。いろんなオカモトチャンと繋がり、ライブでは入り待ち出待ちが当たり前で、私にとっては趣味に時間とお金を使える最高な時期だった。
その頃に繋がった、当時高校生の男の子はどうやらバンドをしていたみたいで、ギターを弾いている動画をよくあげていた。わたしも趣味でギターを弾いていたのと、若いのに上手でしかもオカモトチャンで、なんならかねてより愛しているミスチルのファンでもあるようだったため、仲良く(?)なった。

彼は東京の高校生、いわゆるシティボーイ。初めて会えたのは、47都道府県ツアーファイナル 日比谷野外音楽堂。

ツアーファイナルの野音は、お祭りのような雰囲気で、オカモトチャンたちが彼らの栄光を最後まで見届けようとこぞって全国からやってきていた。私もその一員。

DMでやり取りをし、無事に彼と合流した。すると、一緒に来ていた人はスーツのような姿の男性で、
「あれ?高校生じゃなかったっけ、、、?」
と思わず聞いてしまったのをものすごく覚えている。
聞くとそれはスーツではなく高校の制服で、ただ単に大人のような貫禄を持った少年だったことが分かった。彼のことは知らなかったけど、どうやらどんな楽器もできるらしく、YouTubeに「クリープハイプ1人で全部演奏してみた」的なのをあげてる超人だったようだ。彼のこともSNSをフォローし、4人で写真を撮って、会場内に入った。
偶然にも彼らと席が近かったのも、なんかすごい。
Rockyという曲、これはオカモトズがこのツアーのために作った歌だ。
彼らも拳を上げて、一緒にこの曲を聴いた。
7年経っても忘れていないぐらい、心に残る時間だった。

その後、SNSを見ていると、彼らは新しいバンドを始めていた。ライブにも来てねと言われたが、なかなか東京まで足を運ぶのは難しく、一度も行けずにそのバンドは気づいたら違うバンドに進化していた。

それが、Kroiというバンドだ。

えー、なんかかっこいいジャン、すごいな〜がんばれ〜という気持ちで見ていたら、月日は流れ、テレビや雑誌に出たり、友達のLINEミュージックに設定されたり、さまざまな場所で見るようになった。

そして話は戻り、2023.11.5 Zepp Nagoyaにて

私は彼に会うのが2回目となった。

一緒にお客さんとしてみていた彼らは、オカモトズと一緒の舞台に立っていた。

泣けた。シンプルに、感慨深かった。

本当にただのSNSで知り合っただけの人間が、ここまで親のような気持ちになるのかと思うが、なるのだ。

夢を諦めずに追いかけ続けてあの頃一緒に聴いたRockyをまた違った立場で一緒に聴けたこと、本当に嬉しく思うんだ。

最高な時間を本当にありがとう。
これからも、応援してるよkroiちゃん

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