5/20無料説明会座談会

今回は5月20日(金)に開催したOita イノベーターズコレジオ(以下、OIC)の修了生による座談会の模様をお伝えいたします!

〈 参加者紹介 〉

画像① 三浦 理芳さん

【修了生の紹介】
三浦 里芳さん(OIC第1期生)
:
 大分大学経済学部社会イノベーション学科に在籍しながら、
現在、大分県別府市で「まほうのおうち」を経営している。
高校生の時には地元の企業と共同で商品開発をした経験があり、その延長線上で企業と協力して大学では、発展途上国にクラウドファンディングで寄付を募った。また、起業の準備段階として、一か月限定でキッチンカーの経営を行っている。「新しいものを販売したい」という思いから、まだ日本で流行っていないクロッフルを商品として販売するようになった。

【聞き手】
碇 邦生(OICファシリテーター、大分大学経済学部 講師)

画像② まほうのおうち外観および店内
画像③ クロッフル(まほうのおうち販売商品)


※クロッフルとは、クロワッサンとワッフルを合わせた「外はカリカリ、中はモチモチ」という独特な食感が魅力のスイーツ


Q.三年前に、OICに参加しようと思ったきっかけは?


三浦さん:商品開発をした時に、「ヒトとの繋がり」が大事だと感じ、もっとたくさんの人とお会いして繋がりたいという思いがありました。なかなか踏み出せずにいたのですが、碇講師の講義を受けてOICを知ったのがきっかけで、参加しました。


Q.OICの第一期で、どのようなことを感じましたか?


三浦さん
:皆さんが温かい目で見てくださり、自分が「やりたい」と思ったことを応援して下さる方が多くいたことが一番良かったです。学生がやると言ったら賛否両論ある中でも、OICでは沢山の方が応援して下さりました。様々な方からお話やアイデアを聞け、大変刺激になりました。

:三浦さんのチームで臼杵に若い人を呼び込みたいということを設定した時に、三浦さんが「若い女子は肉を食べたい」と言っていましたね。臼杵には良いものが沢山あるんだけど、肉という発想がそもそもなかったので、臼杵と肉をどう繋げれば良いのか、みんなが新しい意見に対して否定せずに一緒になって考えていたことが、OICらしかったなと思い出しました。


Q.OICに参加して最も印象に残っていることは?

三浦さん:初回が一番印象に残っています。大学一年生の時に参加してどういうものかも全く理解していない中で、社会人の中に飛び込んで、自分がその場にいて良いのか考えさせられる部分もありました。その中でも、最初から最後まで一つのクラスのようになって皆が繋がって、話し合いも積極的に進んでいたことで、とても勉強になる回でした。


Q.OIC参加前後で変化したことはありますか?


三浦さん
:昔からやりたいことは色々あったのですが、自分の周りではなかなかその考えを伝えることはできませんでした。ですがOICでは皆さん温かくて、それを実行するためにはどうすれば良いのか案を沢山下さるので、自分のやりたいことを表に出しても良いのだなと一番感じられました。今は声を出して言えるようになったのが変化として大きいですし、今のお店にも繋がっていると思います。


Q.現在「まほうのおうち」を経営されて一か月ですが、
将来このお店をどのようにしたいといった、
具体的なビジョンや夢を教えてください


三浦さん
:自分自身の個性を大事にしたいと思っています。現在このお店には学校帰りの子どもが来たり、近所の方が興味を持って立ち寄ってくださったりしているのですが、お店をする中で「みんなが来られる場所」を作りたいという夢がありました。現在、その夢は叶っているのですが、もっと多くの方に立ち寄ってもらえる店にしたいなと思っています。まだお店を始めて一か月しかたっていないのですが、実はもう一店舗、経営したいなと考えています。クロッフルは現在のお店で続けるのですが、もう一店舗は山の中に構えたいと思っています。現在のストレス社会の中で、ちょっとここに来たら安らぐなと思ってもらえるお店にしたいです。


Q.山のお店について、こういうお店をつくりたいなといった具体的なイメージはありますか?


三浦さん
:ぽつんと一軒家のような本当に周りに何もない所で経営して、お客様にはお食事をゆっくりして、リラックスして帰っていただきたいです。だからこそ、お店の雰囲気もそうですが、そのお店に行くまでの道も楽しいような、またインターネット等の情報をあまり触れないような場所として構えたいです。

:インターネットに触れないって、とても素敵なコンセプトだなとお話を聞いて感じました。イノベーションは便利にしよう、と新規事業を作りたい人が多いと思うのですが、イノベーションの出し方の一つにわざと不便にするという出し方があります。「不便益」という研究領域があるのですが、不便だからこそメリットがある、これを今、しようとしているのは新しいですし、三浦さんのイノベーターとしての才能の高さが見えたのではないかなと思いました。


Q.どのような方がOICに向いていると思いますか?


三浦さん
:積極的な人もそうですが、何かやりたいと思っている人や何かアイデアを持っている人が、もっと参加したら、その人の夢が実現するかもしれないし、色々な人のアイデアも貰えると思います。どうしようかなと迷っている方も、思いもよらない展開で、夢が叶うかもしれません。OICを見つけて参加しようかなと迷っていたら、是非参加したら良いと思います!

:OICを創っている側としても、完成した人よりも、今何かをしたいんだけど・何かを変えたいんだけど、とモヤモヤっと何かを思っている人に、スッキリして帰っていただくというのが、私たちのゴールでもあります。


〈 他の受講生および参加者との座談会 〉


綾部さん:OIC1期修了生
渡辺さん:OIC3期修了生
Kさん:説明会参加者


:OICの一期生として綾部さんも参加されていましたが、綾部さんから見て、三浦さんがお店をやっていたり、チャレンジしたりしていることについて、感じたことを教えてください。

綾部さん:大学生なので、最初は就職活動に向けた取り組みかなと思っていた部分もあったのですが、実際に店を持たれていて本当にすごいなと思っています。三浦さんは4年生ですから、周りの友達は就職活動をしていることに対して、ご本人はすごい葛藤があったと思うんです。良ければ、就職活動との葛藤について教えてください。

三浦さん:自分自身、休学するかどうか悩みました。就職活動とお店の経営を同時進行でやっていたのですが、両方をやると両方とも中途半端になることが嫌でした。なので、思い切ってお店一筋で挑戦してみようとやってみたら、沢山の人が協力してくれて、今のお店ができました。中途半端で終わらせるのではなくて、失敗しても一つの経験になりますし、成功したらしたで、皆さんの協力でできたものだからと次のステップに進みたいなと思い、就職活動は辞めました。その代わり、同じゼミの友人や同級生は就職活動を一生懸命しているので、就職活動をしていないからこそ私にしてくれる相談は、少しでも力になれたらと思ってやっています。

:一昔前の時代は、新卒で入らないと就職が不利になっていましたが、今だと三浦さんのように起業しても、それが評価されてまた才能が開いてくるでしょうし、プロ経営者としてのキャリアが開いてくると思います。今は若い人や学生は、どんどんチャレンジができる時代になっているなと感じますね。


:同じ一期生の渡辺さん、今の三浦さんのお話を聞いて、何か感じたことはありますか?

渡辺さん:大学一年生から第一期生として活動されて、現在はお店まで構えて、すごいなと感じました。元々行動力があるのだろうなと思ったのですが、三浦さんが行動するにあたり心掛けていることや、行動を起こさせるポリシーやパッションがあれば教えてください。

三浦さん:よく、モチベーションがどこから来るのかなどと聞かれるのですが、自分でもよくわかっていません(笑)。そのタイミングを逃したらもうないなと思って、ただただやりたいと思ったことに挑戦しようという考えだけでやっています。本当に周りの沢山の方の助けがあっての、自分自身があるなと思っています。お店をやったタイミングとしても、それまでやっていたバイトがコロナの影響でなくなってしまったことや、自分自身の中で落ち込んでいたこと、様々なことがお店を見つけたタイミングとして重なって、やるしかないと思って、思いっきり一歩踏み出した感じです。色々な方のお話を聞く中で、『借金するのは、若いうちであっても遅くなっても同じお金を借りたり、同じお金を使ったりするのだから、時期は早いも遅いも関係ない。ではいつやるのか、そのタイミングが一番大事。』というお話があって、自分の中でこれはその通りだなと思っています。お金どうこうよりも自分がやりたいと思ったことを、そのタイミングでしたほうが良いのかなと。同じお金をかけるのであれば、早いうちにやろう、後ではなくてやりたいときにやろうと、その言葉を聞いた時に思えたのが、一番大きな自分自身の心が変わった瞬間だったのかなと思います。

渡辺さん:ありがとうございます。いつかお店にも行ってみます!


Kさん:お店を立ち上げるまで、また現在に至るまでに、挫折しそうなことがあったら教えてください。また、その挫折した際にどのように舵を切ったのかも興味があるので、聞きたいです。

三浦さん:挫折することも色々ありましたし、自分があまり周りに言えずにため込んでしまったこともありました。何かあったからそこで落ち込むのではなくて、その一つ上を行ってやろうと(笑)。この山は乗り越えられるから、これは神様が与えた試練なんだなと思って、頑張るようにしています。自然が好きなので、落ち込んだ時は山や海に行って何も考えないようにして、そこからもう一回スタートを切るようにしています。

Kさん:私は挫折したらしばらく悩んで、しばらく落ち込んで、、、なじむまで時間がかかるのですが、三浦さんの「一つ上を行こう」という言葉に、今結構痺れました!ちょっと、自分も頑張ります!ありがとうございます。

:OICを受講された方は、自分たちでこういうことをしたという軸、また社会とどう付き合うのかの軸を見つけるのに、上手くOICという場を使っていただけているのかなと思います。


三浦さんからOICの受講を考える方にメッセージ

三浦さん:OICの参加を迷っている方もたくさんいらっしゃると思いますが、OICはただのセミナーではなく、クラス単位(30~40名)での人数で皆と繋がることができます。ただ幅広い人と会うわけではなくて、幅広い、より広い絆ができます。その縁がまたどこで繋がるか分かりません。OICを見つけたのはある意味運命かもしれないので、ぜひ参加してみてください!


以上、5月20日に行われた無料説明会の内容でした!

Oitaイノベーターズコレジオへの応募は下記URLより!
https://peatix.com/event/create2/3226022/edit#/advanced

概要はこちら!
https://innovators-collegio.com/

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