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「見てもらえる」SNSには順番がある

こんにちは。

SNS広報のお話です。

「一生懸命広報してるんだけど、なかなか反応を得られない」というひと、よくいます。
どうして見てもらえないのか?反応がもらえないのか?というと、「ファンがいない」そして「フォロワーがいない」そして「友だちがいない」からです。

宣伝をする前に信頼を勝ち取ること

例えば、駅前でチラシを配っている人に「お店に来てください」と言われるのを想像してみてください。あなたはそのお店に行くでしょうか。
もしちょうどそのお店が行きたいとイメージしていたお店でタイミングも良ければ行くかもしれませんね。

でも、おそらく100人に声をかけて実際にお店に行く人は、そのうちの数%だと思います。

もう一つ例を挙げます。

普段から仲良くしている人に「お店に来てください」と言われたら?
そのお店は居酒屋です。どうでしょうか。
一字一句同じだとしても、「とりあえず、付き合いだし行ってみようかな」となる人が多いと思います。

普段から仲良くしている人のほうが、自分の話を聞いてくれる確率が上がります。これは必然ですね。

Twitterでもこれは同じです。
むしろ、Twitterのほうが、この傾向が強く出ます。言い換えると、これは「信頼」です。

大企業のように広告費をたくさん払えるのであれば同じ土俵に立てる可能性はあります。
ですが、広告を出す場合の効果は一時的ですし、世間一般に知られている大企業の信頼性から比べれば、どうあがいても勝てるわけがありません。

大切なのは「自分の話を聞いてくれる人を増やすこと」です。
継続的に効果のある宣伝をするには、ファンづくりは無視できない要素となります。

友だち、ファンを増やすには

わたしが「おいでよ上田」のフォロワーを増やした方法を紹介します。

もちろん、上田の紹介したいところ、おすすめスポットなどをBOTで定期的に発信するようにしました。
でもこれだけではまだ足りません。

「上田市」というキーワードの検索結果で出てきたユーザーを片っ端からフォローし、「上田市」を含むツイートを片っ端からリツイートしました。
コメントを付けられるものにはどんどんコメントをつけて引用し、上田に関する何気ない質問を見つけたら調べて返信し、とにかくたくさんのユーザーに積極的に関わりました。
そして少しずつ反応が来るようになったら、反応してくれたすべてのユーザーをフォローしました。リプライにはほぼ全てに返信。

それを続けているうちにフォロワーが3000を超え、フォローも上限の5000まで到達してしまったため、現在は少しずつ業者や数増やしアカウントなどをフォローから外したりしています。
それでも「上田市」を含むツイートはどんどんリツイートしていますし、「#おいでよ上田」「#上田めし」「鹿教湯」「別所温泉」「おい上さん」の各キーワード、自分で作成した上田市の飲食関係のアカウント一覧(リスト)の投稿、上田市の情報を発信しているアカウント一覧の投稿を見るようにしています。

そして時間があるときはなるべくコメントを付けてリツイート、返信をしています。

人は、SNSで発信するときはたいてい、反応がほしいと思っています。
その反応をたくさんしてあげること。
とにかく自分(またはお店など)が興味のある分野の人に積極的に関わることが大切です。
関わるときはリツイートだけでなく、役立つ情報を提供してあげたり共感を示してあげたり、または人柄がわかる反応を心がけること。

わたしがしてきたのはこういったことです。

もちろんそれはわたし自身が楽しくやっていなければできないですし、当時「ファンを増やさなきゃ!」と思ってやっていたわけではありません。
結果的にわたしの話を聞いてくれる人がたくさんいるようになった、というだけです。

もちろんこういう手法は大切ですが、「本人が楽しむこと」を忘れてしまうようなことにはならないようにしたいところです。
(もちろん、「ああ、ただの数増やしだな」というのは自ずとわかってしまうものです)

恐れずに関わっていく勇気

全く顔見知りでもない関わりのない人から突然リプライが来たら、驚く人がたいていです。

しかし、今まで「おいでよ上田」をこのスタンスでやってきて、リツイートやいいね、リプライをして悪い反応をされたことはほとんどありません。
気づいていないだけでもう少しあるのかもしれませんが、大抵は快く返信してくれたりいいねしてくれたりします。

もちろんFacebookでそれをやると「なんだこいつ?」となりますが、Twitterはそれが許される文化なので、大半の人は特別不審がることはありません。
その理由は、Facebookは本名やどこの誰というのがわかるので、その名前自体が「信頼の証」であることが多い。そのため、自分と全く関わりがない人であることもすぐに分かってしまいます。
現実世界で全く関係のない人にフレンドリーに話しかけられたら不審に思う、というのと感覚は似ています。

Twitterの場合はほとんどすべての人がニックネームで素性も明かしていない人が多いので、ほとんどのユーザーが「誰だかわからない」という状態でコミュニケーションをしています。
それがTwitterでは普通であり、「誰だかわからない」からこそ、面白かったり親切にされると印象に残るのです。

「こんな急に話しかけて失礼かも…」と思うのは最初だけ。
それを続けていくと、逆に自分が興味を持つ話題に敏感になり、情報が集まってくるようになります。

自分が持つ情報を積極的に発信し、自分が知らない情報をキャッチしてそれをまた発信する。
現実世界では関わるはずのない人とのコミュニケーションの中で、情報の循環が生まれていく。この体験ははなかなかおもしろい感覚です。

そして継続していくうちに、自然と自分自身に「信頼」がついてきます。

信頼がついてきたかな、と思ったらやっと「わたしのお店に来ませんか」と提案できる段階になります。


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