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「努力」とか「根性」とか「気合」とか。

こんにちは。

今日はわたしが最も嫌いなものの話を書いていきます。

「根性」「気合」です。
そして、やみくもな「努力」。

がんばらないと成功できないシステムは欠陥品である

間違えたらヤバい!という仕事ほど、努力や根性、気合というのは必要ないとわたしは思っています。

というか、そういうものが必要なシステムは問題があると思っていて、間違えたらヤバいものが、気力を使わないと間違ってしまいかねない状況になっていること自体が問題なのではないか?と。
本来そういったものは、気力を使わなくても、誰がやっても、間違わない仕組みになっていることが理想です。

日本人は「がんばること」自体を美徳と考えているフシがあるように感じます。
しかし、たとえば目標が100であるとして、がんばらないと100を達成できないという状況と、がんばらなくても100達成できるのでは、消費する気力が全然違います。
でも「がんばったこと」自体が大事、苦労したことが大事。みたいな。

いやいや、がんばっても結果のほうが大事でしょ。

例えば、同じ仕事をしている人がいるとして、がんばらないとできない人と夢中になってできる人がいたとします。
どちらが効率よくできるかと考えたら、もちろん夢中になってできる人のほうですよね。

がんばらないとできない人にとってはいくらがんばっても夢中でできる人にはかなわないので、同じステージで戦うこと自体が無意味だとわたしは思っています。
そして、「努力」や「がんばること」それ自体を全否定するわけではありませんが、努力の注ぎどころを間違っている人が多すぎます。

頑張って仕事してますアピールよりも、いかに効率よくよりよい結果をだすかが大事なんじゃないですか?

なので、わたしは「他が苦労してるのにお前だけラクするのは許さん!」という人が大嫌いです。結果が同じならラクなほうがいいに決まってるじゃないですか。

のちのちがんばらなくてもラクにできる仕組みを作ることに労力を割くべきであって、未来永劫続く努力は極力排除しなくてはいけません。
ずっと注ぎ続けなくてはいけない労力はそのうち限界が来ます。めんどくさくなり、やらなくなったり、手を抜いたりします。そこからミスが生まれ、非効率になっていくからです。

そして「気力」で賄っていられる仕事は「しくみ」として説明ができないものなので、例えば担当者が変わってしまったときに、やり方が変わってしまう、伝えミスが生まれる、そして仕事の精度が落ちていきます。

「がんばる」をなくすと「人間しかできないこと」の精度が上がる

例えば、前時代は伝票の計算を電卓(またはそろばん)を使っていました。
今はほとんどの人がExcelなどの表計算ソフトや会計ソフトなどを使っていると思います。

それはなぜかと言ったら、そっちのほうがラクで仕事に割く時間も少なくなり、間違いが少ないからです。

そのかわりに、時代の変遷の中で「計算ソフトが出てきたから電卓を叩いていた自分たちの仕事がなくなった!」という人がいたと思います。
これは、今ニュースなどでやっている「AIに仕事を取られる!」と言っている現象と同じです。

しかし、電卓を叩いていた人たちが少なくなったかわりに、ソフトウェアを販売する仕事やメンテナンスをする仕事、Excelを教える仕事などができました。
時代の流れの中で仕事が効率化されると、一つの仕事に従事する人が少なくなる代わりに新しい仕事が生まれてきます。

AIの時代が来たら、同じようにさまざまなAIサービスを提供する仕事が生まれるでしょうし、それをメンテナンスする人、使い方を指導する人などが出てくるでしょう。
その時代の流れの中で「AIに仕事を追われる人」「AIを仕事にする人」が出てきます。

その流れのなかで「人間しかできない過酷な仕事をする人」と「人間しかできない仕事を楽しんでする人」が二極化していくんじゃないか、とわたしは考えています。

これから先の時代に搾取される側にならないためには「楽しんで夢中になれることを仕事にする」必要があります。
電卓を叩いていた人が会計ソフトに取って代わられたように、「人間が気力を使ってがんばってやっていたこと」は将来、すべて人間がやらなくて済む世界になっていくからです。

(研究者の中には「AIが富を生み出してくれるから仕事しなくていい世界になる」という人もいますが、わたしはこの意見をあまり推していません。実現するにしても、かなり先だと思っています)

「頑張ってるパフォーマンス」と「気力をつかう仕事」はとっととやめよう

わたしは普段やっていることで、「毎回こんなに労力を使うのは疲れる」という物があったとき、それをいかに効率化するかを考えます。
PCやスマホを使ったらラクにできないか。面倒を解決してくれる有料サービスはないか。自分の代わりにそれを得意としてやってくれる人はいないか。

それがたとえば自分ひとりで改善できるものだとすれば、そのしくみをつくることだけに一気に気力を注ぎます。
例えば、数箇所のデータを入れるだけで提出物が完成するExcelの表を作るとか、そもそも無駄のある仕組みを工夫して一度に済むようにするとか。

また、わたしは金銭管理が苦手なので月額500円くらいの資産管理アプリを使っていますし、掃除も苦手なのでルンバを購入しました。できることならその他の家事もアウトソーシングしたいと思っていますが、「自分が払う時間と労力」と「支払う対価」のバランスが変わったとき、きっと自分ではやらなくなると思っています。

「いままで同じやり方でずっとやってきたから」という理由で面倒を続けているなら、変えていかないといけません。
時代は猛烈なスピードで進んでいるので、それをいかに使い倒していくのか、自分がいかに自由な時間と余力を残して「楽しいこと」をするのか、その差がこれからの時代に搾取される人とそうでない人の違いになってくると思っています。

参考にした書籍等

└ この本はわたしの人生に一番影響を与えた本です。

わたしが使っている資産管理アプリ「マネーフォワードME」。
銀行など金融機関のインターネットサービスと連携して、取引内容を一括で管理することができます。無料プランは3口座まで連携可能。
グラフで傾向の把握ができたり支出ごとの増減もわかるのでグラフ好きさんは特におすすめ。

ネット環境とGoogleアカウントがあれば誰でも無料で使える表計算サービス「Googleスプレッドシート」。スマホやタブレットからももちろん使えます。
他にも文書作成の「Googleドキュメント」プレゼンを作る「Googleスライド」申込みフォームなどを作れる「Googleフォーム」があります。
これがなくなったらわたしは死ぬってくらい使い倒しています。

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