人の本質(大原則)
前回は主に仕事に於いて、核(本質)を徹底的に紐解くことで作業が効率的かつ成約率も上がるというお話をさせて頂いた。
↓参考まで
本日は2024年3月27日。
今年度も残すところ、あと4日となった。先週から続いた雨空も今日は一転して春の澄んだ青空となった。
私事で恐縮だが、明日28日には家財道具をマンションから搬出し29日から広島市民に戻るため今夜が愛媛の最終夜となる。
人との関係性
人生に於いて人が頭を抱える問題はある程度大まかに分類できる。
⚪︎人間関係
⚪︎金銭
⚪︎病気
言い換えると「愛 欲 死」だ。
どんな悩みも必ずこのどれかに分類できると思って差し支えないかと思う。
不可避な物は「死」だ。これは生き物である以上、キリストであってもアインシュタインであっても避けられない。
しかし「欲と愛」の問題については、考え方や行動でトラブルはかなり避けられると私は思っている。
今回は「愛(人間関係)」について、人の本質とは何なのかというものを考えてみたい。
人って…
①「理解されたい生き物」
これがまず最優先で覚えておきたい事だ。
どんなに強がっていても本質は必ず「理解されたい」という欲求がある。特にそれは女性に於いて顕著だ。
これについては過去「男と女のラブゲーム」の回で詳しく書いたので、良ければ参照願いたい。
男と女の脳の構造は違うという事、女性は共感されたいし共感したい生き物であり、男は勝ちたい生き物というお話だ。
ただ強弱はあれど人間は皆「理解されたい」という根強い欲求がある。
血液型占いや星占いなど、信じる信じないは別として誰しもがついついやってしまうのも同じである。
自分はこういう人なんだよ、理解してね!っていう本能なのだ。
そこをまず理解し、悪い言い方をすると「利用」する事で人間関係は円滑になる。
「傾聴力」という言葉を聞く機会が増えたが、まさにそれだ。
「あなたを知りたい、理解したい」という態度は人を引き寄せる。
誰だって自分の事を理解しようとしてくれるのは、嬉しくなるものだ。モテる人というのは、この能力に長けている人が多い。
逆に「理解して欲しい」という態度は、人を遠ざけてしまうという事も忘れずに覚えておきたい。
自分語りの多い人は、比較的モテない。好かれない。
なぜならみんな「理解されたい」のであって、理解しようとする姿勢が見られない人には気持ちが向かないからだ。
本意じゃなくても「あなたを理解したい」というスタンスを意識する事で、人間関係は良い方向に変わる。
②「指摘されたくない生き物」
これは説明不要だと思う。誰だって指摘されたり否定されるのは嫌なものだ。
そんな当たり前の話なのに、人はどうしても指摘したり否定してしまう。
これは特に男性に多い。男性は本能的に相手を敗北させたい「生き残りたい本能」がある生き物であるからだ。
否定する=その相手と自分との上下関係を構築したいという本能の成せるわざなのだ。
取り分け夫婦間で起こりがちな現象である。
「なんでいつもそうなんだ?」
「だから最初から俺は言ってたじゃん」
起こってしまったミスに対して「ほら見たことか」と否定するケースは枚挙に暇がない。
しかし本質を考えると「その否定は悲劇しか生まない」である。アドバイスも同じだ。勿論相手が明確に「アドバイスしてほしい」と言った場合はアドバイスするのが良い。
しかし多くの場合、頼まれてもないのにアドバイスをしてしまうものだ。それは結局「ダメ出し」と同じことになる。
端的にいうと「大きなお世話」でしかない。
そして人の心というのは否定された時、
基本的に「ガラス製」か「ゴム製」のどちらかになると思うと良い。
ヒビが入るか、反発するかのどちらかだ。
誰しも経験があるだろうが、何かを指摘された時にほとんど100%の人は
「じゃあお前はどうなの?」
と言う気持ちが生まれる。心がゴムのように反発するのだ。
人を指摘や否定する事で得られる結末はバッドエンドだと理解すべきだろう。
あまり多くを書くと混乱してしまうので、今日は①と②から結論を出してみる。
結論
人の本質は「理解されたくて、指摘されたくない」
これを時々思い出して、自分の立ち振る舞いに反映させてみる事で「愛 欲 死」の問題のうちの「愛(人間関係)」の悩みがかなり減ると言う事だ。
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