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サボテンと輪廻のお話

ほんの小さな出来事に愛は傷ついて🎵

これだけで脳内にかのメロディが流れ始める人も少なくないのではないだろうか。

「いきなり何の話?」とお思いだろう。

実は新居があまりに寂しいので昨日なにか植物でも買おうと思い、近所のショップにフラッと立ち寄ったのだ。

そこでふと目に入ったサボテン。

何とも愛嬌があり、まるで呼び寄せられるかのように手に取って買ってしまった。

品種は銀小町と金晃丸とか言うらしい。

この二鉢が「ほらこっち!」と呼んでるような感じがして、思わず買ったのだ。

奇しくも金と銀を冠する名前(帰宅して気がついた)。

サボテンに雌雄はないのだろうが、不思議と銀が雌で金が雄のような気がした。

バクスター効果という言葉がある。アメリカのポリグラフ研究所のバクスターさんが、ふと植物に電極を繋いで調べたところ、人間の感情や行動に対して明らかに反応したと言う発表があった(バクスター効果)。

これはいまだに賛否あるのだが、動物に感情があり植物にはないと言い切れるのか?と考えると、確かに可能性はあると思うのだ。

脳が感情を生んでいるのか?反応がない=感情が無いと言う事なのか?

これは難しい問題だ。「こちら側からは知覚できない」だけであって、実際のところは誰にもわからない。

余談はさておき、誘われたような格好で私の部屋には新たな住人?同居サボテンが増えたのだった。

the egg

the eggと言うウェブ上の短編小説が少し話題になっている。

輪廻転生を新たな解釈で捉えた話しと言えばいいのかも知れない。

宇宙科学ではこの世は11次元まで存在しているとされているのだが、我々が住まう3次元より上の高次元では時間の制約がないとされている。

我々の肉体は三次元の存在だが、魂と言われるものは更に高次元の存在で三次元の身体と重なっている別次元の存在だと言う話もある。

私自身、それが真実だと感じている。「死」とはあくまで三次元に於ける身体の滅亡であって、魂は時間の制約を受けないのでまた新たな三次元の肉体と重なって行くのである。

「輪廻転生するのなら、人口は増えたり減ったりしないだろ?おかしいじゃないか!」

と言う人がいる。

その疑問を解決できるのがthe eggの話だ。

時間の制約を受けないのであるから、現世で死んだ場合、来世が未来とは限らないと言うのだ。

令和に死んで、生まれ変わったら平安時代だったと言う事もあると言う。

時間の制約を受けない四次元の存在(魂)であればこそなし得る所業だ。

そしてthe eggではこのような話になる。

今存在している人間全て、過去の人間も未来の人間も全てが「あなたなのだ」と。

織田信長もアインシュタインも全てあなたと言う1人の人間が生まれ変わってるのだと。

そうやって我々は気が遠くなるほどの転生を繰り返し、生命としての経験値を積む存在なのだと書かれている。

だとするなら、どこかで植物として転生している事もあるかも知れないなと私は思った。

もちろん、その記憶はないが。

私が買ったサボテン達も、実は私の転生した姿であり、長い長い転生の繰り返しの中のワンシーンなのかも知れないなと。

そう思うと、まるで呼ばれたかのように感じたのはあながち勘違いではないのかも知れない。

真実がどうなのか、知る由もないし未来永劫私には解き明かせない謎なのだが、そう思うとサボテンが余計に可愛らしく感じられた。

いつ花が咲くのかは知らないが、愛情を注いで共に過ごし、その花がある日咲くのを少し楽しみに暮らしていこうと思う。

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