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新卒オタク、ADHD発覚する。〜診断編〜

こんにちは。

かなり間があいてしまいましたが、今回は前回に続いて初診、診断編です。

まず前回の最後に少しお話ししましたが、病院にコンタクトを取ったのが5月、実際に初診になったのが8月でした。

実に3ヶ月待ち。

残念ながらその間に精神病んでしまいましたが、休職中で時間には余裕があったことだけが救いでしょうか……。

私は関西の地方に住んでいて診られる日とも少なかったようですが、都会のほうだと診られるお医者さんも多いかも…。

まず、予約を取るまえに相談のメールを病院に送りました。
以下、実際に送ったメールの一部です。

同時に数個のことが頭に浮かびパニックになったり物忘れがひどいため、ADHDではないかと考えており、受診を希望します。

例としましては、
・物を出したまま他のことをしはじめて、片付けられない。
・忘れないようにしようと出していた物を、家を出る時に忘れる。
・一気に複数の指示を受けると、パニックになり何もできなくなる。
・確認するより先に手が動いて物をこぼしたり、壊したりしてしまう。
・短期的な記憶が苦手で、指示を何度も聞いてしまう。
などが良くある失敗です。

やるべきことを書き留める、一度立ち止まって考えてみるなど自分で努力している点もありますが、現時点で仕事に支障があり、改善したいです。


とりあえず、今困っていることを書き出してメールに書きました。これは初診の際にお医者さんに褒められたことなのですが、できるだけ具体的に書いてくれたおかげでわかりやすかったと言っていただけました!

なので、受診を希望するメールや電話の前にメモ書き程度でいいので最近あった困ったことを書いておくといいかもしれません。(初診の際にも使えます)

また、Twitterをやっている方は自分のツイートを見返して失敗したことを思い出すのもいいかもしれません。
私はなんでもTwitterに書いて心を鎮めるタイプだったので、見返すとぼろぼろ出てきました笑

メールを送った数日後、受診日を決めるために電話がかかってきました。

そこであれば用意するといいものとして言われたのが
学生時代の通知表です。

私の場合はすでに捨てていたのでなかったのですが、これが結構役に立つそう。

ADHDなど、発達障害は幼い頃に強く傾向が出ることが多いらしく通知表の先生からのコメントに「落ち着きがない」「ケアレスミスが多い」「感情のコントロールが難しい」など書かれていることも多いみたいです。

前回「多動性は成長につれて収まっていった」と書きましたが、私のように昔は座っていることが苦痛だったりしたが今は大丈夫!っていう方も多いのではないでしょうか?

大人になってから受診される方の大きなヒントになるようです。

それも踏まえ、これまで困ったことがなかったか、第三者に特性を指摘されたことはないか?ということも一緒に思いだしておくといいです。
できれば、ついでに家族や近しい友人に聞いてみるのもいい情報収集になると思います。

そして、期間が開いて初診の日。

まずは問診票を書きました。

鬱症状のものと発達障害のもの、2つでだいたい10ページとちょっとくらい?ありました。

・ここ2週間の気分はどうか。無力感や希死念慮はあるか。全交換はあるか。などのアンケート(心療内科のものとほぼ同じです)

・発達障害の典型的な行動が書かれている項目にそれぞれ・幼少期 ・現在 で当てはまるかを丸していくもの。
例えば、
・人の話を遮って話してしまう
・片付けられない
・計画を立てるのが苦手
などの項目で、あてはまるか?成長して改善されているか?を考えながらチェック

・睡眠に関連するもの、人と話しているときに眠くなることはあるか、座って本を読んでいるときにはどうか、眠気を感じるときはどんなときか、という質問に答えていきます。

まったく同じアンケートが含まれていましたが、前のページを確認せずに回答するよう言われました。(同じ回答になるかを見るためだそうです)

問診を書き終わったら、ついにカウンセリングです。

事前に困っていることや自分の特性についてはメールしていましたが、改めてここで聞かれることになります。
なので、話すのが苦手な方などはメモを持参したほうがいいと思います。

主治医の方はとてもしっかり話を聞いてくれて
「苦労されてきたんですね」
と優しく言ってくれました。

うわ〜〜〜泣きそう〜〜〜〜〜〜〜‼️‼️‼️

お医者さんが深く掘ってくれるので身構えることはないですが、ある程度自分を分析していったほうがスムーズに話せると思います!

そうして1時間強のカウンセリングが終わり、一旦休憩した後

「あなたはADHDの条件を満たしていますね」

との診断が。

で す よ ね 〜 ‼️

という感じでしたねもはや、、、。

そして、治療方針を決めていきます。
私は鬱症状が出ていたのでそれも相談し、今から休職に入り時間もあるということでADHDの治療から進めていくことになりました。

ADHDの治療薬は今のところ以下の
4つが使われています。

・コンサータ
・ストラテラ
・インチュニブ
・ビバンセ

このうち上2つが主に使われているそうです。
コンサータは即効性があり、ドーパミンの再吸収を素材することで覚醒度を上げ不注意や集中力の欠如を改善する薬で、
ストラテラはノルアドレナリンの再吸収を阻害することで落ち着きを感じ、不注意や過集中に対して視野を広げる効果がある薬です。

私の症状とすぐに効くということを考慮し、まずはコンサータ(18mg)から服用することになりました。

(ちなみにネットでは初めからコンサータを出す医者はあんまり良くないとも書いているところもあったのでこの処方がいいのか悪いのはわかりません😂)

そしてコンサータを処方されるときは、登録が必要となります。取扱が厳しい治療薬だそうで、受け取る時にはコンサータカードというものの提示が必要です。これはネットで事前に調べてても知らなかった!

そして薬局でとりあえず1週間分の薬をもらって終了。

初診でかなり細かくカウンセリングがあったこと、薬の登録などもあり、
大体到着から3時間くらいかかりました。

なんとか終えて家に着くと疲労感がすごかったです…笑

ずっとそうだろうな~と思いながら、先延ばしにしていたADHDの診断、結果的に私は受けてよかったなと思います。

それは自分は単に怠惰で頑張れないやつじゃなかったんだな。と思えたからです笑

前のnoteにも書いた通り、私は母親以外にADHDを指摘されたことはありませんでした。

よく言われていたのが、
「やればできるのになんでやらないの?」
「ちゃんとしなよ」
っていう言葉でした。

私にとってはみんなと同じように生活することがかなり努力が必要で、苦痛だし難しいことだったけど、周りの人から見れば怠けてやっていないだけに見えていたのがかなり辛かった……。

でも、注意した人が悪いわけじゃなくてどのくらい苦労しているかというのは他人にはわからないものです。
発達障害はよく「目に見えない障害」という表現をされる。まさにその通りだと思います。
周りの人にも、なんなら自分でも気付かない人もいるんだから……。

自分の場合は「障害」という言葉にかなり抵抗があり自分がそうだと思いたくない気持ちもあったので、自分が苦手なことを人に共有するということがどうしてもできなかったんです。
注意や指摘をした人に対してはとにかく謝るか、もしくは自分の失敗をネタとして笑い話にしていましたね……

自分はやればできると思いたかったのかもしれない。
今でも、努力してできるところはちゃんと努力していきたいと思っています。

でも、今回の診断を受けて自分の苦手なこと、できないこと、かなり努力が必要なこと、それから目を背けずに受け入れることがやっとできるような気がします。

努力はしつつ足りない部分は周りに助けてもらったり薬に助けてもらったりして、今より生きづらさが改善されたらいいな……と思っています!

次回は、服薬など治療について書いていきます!
ADHDより先に鬱が治った!?編です😂

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