春のおさんぽコース 出合い橋
奥入瀬渓流ホテルから歩いて15分程度の場所に、出合い橋という吊り橋があります。
春の時期は2日に1回くらいのペースで訪れている、季節限定のお気に入りスポットです。
この吊り橋がというよりは、ここに至るまでの森の方がお気に入りなんですけどね。
バードウォッチング最盛期の春は野鳥の動向が気になってしょうがないので、いつにも増して森にお出かけしまくるんですが、出勤前だったり休憩時間だったり短い時間しか取れないことが多いので、ホテル近場の出合い橋までの森によくお世話になっています。
出合い橋は奥入瀬渓流に架かる橋ではなく、蔦川という河川に架かる橋です。
奥入瀬渓流と蔦川の合流点付近にこの橋があるんですが、川と川が出合う場所ということで、出合い橋というわけです。
この橋にくればステキな出逢いが…♡というわけではありません。
奥入瀬渓流は十和田湖から流れる河川ですが、蔦川は八甲田山から流れてきます。
奥入瀬渓流の風景とは大きく異なることがよく分かるかと思います。
川中の岩がほぼ全てツルツル。
植物の定着がほとんど見られません。
増水を繰り返し起こしてしまう河川の典型的な風景です。
奥入瀬渓流の河川風景がいかに優れているかがよく分かります。
写真奥が奥入瀬渓流との合流点。
ちなみに、かなり昔に河川改修工事が行われている為、自然のままの姿ではないそうです。
砂防の為にいくつかダムのような段差があったりするんですが、魚の遡上を妨げないように魚道が設けられています。
なるほどねぇ〜と思ったのも束の間、全然うまくいってないんだとか。
昔は山のように釣れたイワナがとても少なくなってしまったそうです。
ちょびっとだけ無理して川縁まで降りてみたら、思いがけず推し苔に出逢えて嬉しくなりました。
(多分言ってなかったと思いますが、推しはひとつだけではありません笑)
増水の影響を受けにくい場所なのか、うまく定着できているようでした。
しかし、繰り返し観察に来ることができる場所かというとそうではない…。
何の無理もせずに簡単に推し苔と逢えちゃう奥入瀬渓流ってやっぱスゴいなぁと思ったのでした。
おさんぽコースと言いつつ、橋の周りしかウロチョロしてないような記事になっちゃったので、明日の記事で同じおさんぽコースの別の所も紹介したいと思います。
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