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この、愛らしいフォルム

たまこんにゃく

昔からお母さんが醤油やらで煮て出してくれて、普通の蒟蒻より我が家では主流だった。ぷりんぷりんで、つるんと口に吸い込まれるこんにゃく。小さい頃は喉に詰まらせるかもと少し怖かったこともあるが、見た目が可愛くて、よく食べたいと、作ってもらっていた。

久しぶりにdancyuでたまこんにゃくを使ったレシピを見つけた。いるしで煮た、たまこんにゃくらしい。わざわばたまこんにゃくを串に刺して、いつも可愛いたまこんにゃくがおしゃれに見えて、絶対に作ってみようと思った。

いるし、とは、能登伝統の魚醤油らしい。家にはなく、ナンプラーで代用して作ってみた。初めは味が少し薄く感じたが、数日置いておいたら丁度いい味の濃さになった。わざわざみたらし団子の串を洗い、とっておいて、いざ今朝食べる前に刺した。刺そうとするとたまこんにゃくは滑ってどこかへ行ってしまう。朝から少しイライラしたが、刺した強さで変形したたまこんにゃくが可愛かった。

大人になって、今まで好きな食材の食べ方が少しずつ変わった。変わったというか、そういうレシピにも目がつくようになり、色々試すようになった。合うもの合わないものはあるが、たくさんの発見が楽しい。明日は何を作ろうかなあ。

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