見出し画像

\ 出産レポート!ひさびさに語る。出産って(凄い)んだぞ /


雨の降る週末..
無事第二子を産み落としました。

(出産)

子供を産むって、大変なことだ、スンゲェことだ、と頭ではわかってはいたけれど、体当たりで経験したてホヤホヤの(今)、きちんと書き残しておこうと思います。

------------------------------------

(2人目の出産は楽だ、という誤算)

わたしは今回の出産が2人目ですし、
前回同様の自然分娩であり、
流れはわかっていました。
1人目の時のように何が起きてしまうのかという不安もなく、
痛いのは逃げられないからこそ、
その恐怖に向き合うのではなく、前回のお産よりもっともっとよいものにしよう!とかってポジティブに考えていたんです。
さらに拍車をかけるがごとく、
周囲の先輩方は言いました。

(2人目は余裕があるからお腹すくよ〜)
とか。
(陣痛楽だと思うよ〜経験してるから)
とか。

そんな甘い助言に私も期待してしまっていたんですね。

はい、ちゃんちゃらに甘かったっす。

見通せる、という意味では
焦ることも不安になることもなく冷静でした。
この冷静さがあかんかった。
常に俯瞰で今の状況を見てしまい、
その分痛みと向き合ってしまったのが
こんかいの最大の敗因でした。
(負けてない!笑)

------------------------------------
(自然分娩=自力で捻り出す )

陣痛の痛みはピークというものがあります。
よくドラマでいきなりめっちゃ痛がって倒れたりしてますが
あれは演出です。

陣痛の痛みは
ゆるやかな生理痛が始まり、それがおさまりの繰り返し。
もう膣から頭が出てくる!そんな状況でも陣痛がピークでないと意外と我慢できるほどその痛みの高低差があります。
(いや、陣痛ピークの痛みが強すぎて麻痺してるのかも苦笑)

画像1

🔼恐怖の分娩台

その痛みがない間隔に体力を温存したり、呼吸を整えたりするわけですが
、私は冷静に俯瞰で見れる余裕があっただけに次のピークの痛みへの恐怖で心が折れてしまいそうでした。

そしてさらに、
私の自然分娩は自動的に始まったら、ジェットコースターのように降り落ちるわけでもなく、誰かが出してくれるわけでもなく、例えるなら一歩一歩階段を降りるような進み方でした。

そしてこれはどの自然分娩にも当てはまるのかなと思いますが、

( 自分の力で-りきんで-捻り出す )

これが正しい表現ではないかと思います。

そして、このりきむタイミングが、
恐怖を覚えるほどの 一番痛みが強い陣痛のピークの時です。

想像したまえ、世の男性諸君。

下腹部をゆーーーーーっくり
4トントラックで押しつぶされながらさらに胴体捻られるような痛みを与えられながらその中で思い切り(硬いうんち)するように力みましょう!と励まされる
我々産婦の状況を。

簡単にがんばれがんばれって励ますだけじゃねーぞ。
(あ、口が悪い)

です。

この痛みと恐怖の最中で戦いながら、ふと俯瞰でよぎってしまった感情がありました。それは、

(いつ終わるんだこの野郎と。)

(早く終わってくれ、もう切って出してくれ。)
と。

前回のお産はそんなこと考える余裕もなかったほど必死に食らいついていたのに、
今回は冷静で俯瞰に今を分析できただけに、心折れそうになったとき
他力本願になってしまっていました。

そんなマインドでりきんだところで
それが全力であるわけがありません。

タイミングがあわなかったり、
りきみかたが短かったりで
何度りきんだかわからないほどでした。

------------------------------------

(最大の激励= がんばれ ではない)

でもそんな中でも助産師さんが
本当に素敵な方で、
ずっと励ましてくれていました。

(上手だよー、もうすぐ会えるよー、ごめんねー、いたいよねー、つらいよねー、大丈夫だよー)と。

ここで掛けられる言葉は(がんばれ)ではなかったわけです。

褒めて、予期して、受け入れて、肯定する!はい、コーチングですか、あなたは!ってくらい
助産師さんが優しくて包容力高いお方でした。
(おそらく私より何個も年の下の若い助産師さんだと。あとから年齢聞いたら2年目の20代〜〜若者や素晴らしいよ!)

この言葉にはげまされ、
そしてあとすぐ会える我が子のために
全身全霊の力を振り絞り、りきみ続けました。

もう頭出たから、あと1回で出るよ、という助産師さんの問いかけに
(え?まぢ?)そんな体感微塵もねー!と、これまたこの時も冷静に思いながら
その時を待ちました。

最後はりきんで出すというより、
深呼吸して促したらズルり、と出た!そんな感覚。

自分で動画を撮る余裕すらあるものでした。
ここまでくると
痛みの感度や麻痺レベルってよくわからないものですね。

動画を見返したら、
助産師さんの
(痛くないの?大丈夫?すごいね..)
という呟きが入っておりました。笑

画像2

🔼産み落とした後の安堵の表情

------------------------------------

(痛みへのスタンスがおかしいけど、結論出産って凄い)

はい。ここまで麻酔はしません。
ただただ耐えてりきんで捻り出す。

分娩後、お股が裂けた部分や切った部分の処置は麻酔するんですよ。
なんなんでしょう、この痛みに対する処置というのは。
しかも麻酔してもお股は痛いし!

でもね、日本ではこの麻酔がない分娩が当たり前なんですよね。
ありきたりな表現ですが、
こうやって歴代のお母さんたちは痛みに耐えて子供を産んでるきたんだな、って思うとほんと世の母親たちってすごい。
出産って凄い。
尊敬、とかの 驚き の 凄いではなく
正気の沙汰ではないな、っていう凄いだね。

気になって本来の正式な意味(凄い)を辞書で調べたら
(ゾッとするほど恐ろしい)だって。
ほんと出産の痛みにぴったりな形容詞だった!
恐ろしや!

画像3

------------------------------------

簡単に時間経過のまとめ

0:30| 2時間で目がさめてトイレに行く 。横になるも軽い生理痛のような痛みを覚える 痛みレベル❶

2:00 | 下痢のような痛みにも似ていてまだ陣痛か迷う。トイレで軽く出血。

3:00 | 痛みのサイクルが均一に。これは陣痛だと確信。夫を叩き起こし準備を整えはじめる。このときすでに間隔は7分。痛みレベル❸

4:00 | 病院着。入院手続きを済ませ、病棟へ。
これから共に戦う助産師さんが受け入れてくれる。痛みレベル❺

4:30 | まだ会話もでき耐えうる痛み。子宮口は1cmくらい 痛みレベル❻間隔は5分

5:15 | 音楽聴きながらまぎれるくらいの痛み

5:48 | 子宮口3cmに 痛みレベル❽

6:10 | 痛みレベル❾

6:30 | 痛みレベル➓ 間隔3分 ピークの痛みが激痛に。痛いよーと歯をくいしばるも声が出る 音楽が邪魔になる

7:00 | 子宮口は5cm 経産婦はここから早いということで 今のうちに自力で分娩台へ
ここからは痛みレベルMAX よくわからない。麻痺

7:15 |そろそろ全開よー と15分たらずで子宮口あっというまに9〜10cmに。(はっや)と呟く
あと15分でもう生まれるわ!と期待を煽る助産師さんの声

7:30 | りきみかたが短いのか、少しづつ降りていく感じ
何度も力むのを諦めようかと思うくらい。割と自分で水分補給して、
次の陣痛のピークで力むの痛いなー、疲れるなー、怖いなーなんて感じる弱虫マインドが現れ出す。時計見て(さっき7時半には産まれるって言ったじゃん)って悪態つく余裕ある。でもピークは心底痛い。

〜7:55 |
少しづつ下に下りてきていて、
もう出るよ!という時、陣痛がおさまっちゃったから休憩しよかと、、
お股にすごいなにか挟まってる感覚はあるものの、そのときは、さほど痛みを感じないのが母体の不思議、、
最後深く呼吸を吐いたら、助産師さんが引っ張りだしてくれた感じがして
すぐに産声を聴くことができました。

一人目の時より、
全然冷静で、涙なんてこれっぽっちも出なかった。痛かった、耐えた、やっと終わった。っていう感情が7割。
残りの3割がやっと会えた〜かな。

陣痛くる恐怖と、きたらきたで痛い中りきまないといかん、というプレッシャーに負けそうな分娩でした。

いや、無事ひねりだしたんやから勝利やけど!

個人的にはそんな所感だったけど、
担当してくれた助産師さん、看護師さんは早かったねー。上手だった!と
すごく褒めてくれて嬉しかった🥳

病院到着から4時間弱で無事出産できたってことで
(スーパー安産)認定でよいかな!

そんなこんなの出産レポ。

まとめ:
第二子以降は出産が楽だと言ったやつ誰だよ。


画像4

たくましくも笑顔な私ですが、

このあとはじまる辛い辛い産褥期をこのときはまだしらないのです。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?