見出し画像

春の蔵邸ワイナリーイベント レポート         ーチーズ販売編①ー

明治大学農学部2年、水口です。少し遅くなってしまったのですが、5月21日に蔵邸ワイナリーで2022年に収穫したワインのお披露目イベントで実施した「チーズ販売」について、レポートしたいと思います!

蔵邸ワイナリーのイベント告知POPです!

ワインといえば、チーズですよね。ということで、蔵邸ワイナリーと同じく、都会の真ん中でチーズをつくるチーズスタンドさんのチーズをセレクトし、ワイン目当てでお越しいただいたお客様に販売することになりました。

結果、チーズ販売は想像以上の盛況で、さらにお客様の中には「美味しかったのでまたちょうだい!」とリピートし てくれた⽅もいらっしゃってうれしくなりました。東京生まれののチーズに興味をもってくださる⽅も多かったのだけれど、私達自身も同じ気持ちでした。これまで食べるのはほとんどが輸⼊チーズだったし、こんなにも近くでチーズがつくられていることも知りませんでしたから、出来たてにこだわったチーズスタンドさんのチーズがどのようにつくらているのか、 チーズへの想いと共に知りたいと思いました。

そもそも、このイベントの目的は、蔵邸ワイナリーでできたワインの試飲をメインとしていたのですが、これに 付随して、蔵邸ワイナリーと同じく川崎市でつくられた商品の販売が行われました。川崎市にチーズをつくっているところがなかったので、お隣東京のチーズをセレクトしたというわけです。渋谷で製造を行っているチーズスタンドさんのチーズは、東京多摩地区の牧場から届いたミルクを 利⽤して製造されているそうで、地産地消を大事にしているという観点から、イベントでの販売に⾄りました。(当日、私達明治⼤学農学部のメンバーは、ワインブドウ苗⽊販売 も行ったので、そちらはまたレポートします)

左上から時計回りにリコッタ、白カビ、さけるモッツアレラ、モッツアレラ

チーズは、さけるモッツァレラ、東京⽩カビチーズ、出来たてモッツァレラ、出来たて リコッタの 4 種をセレクト。一口サイズに切り分け、お皿に盛り、一皿500円。結果、用意していた 60 ⾷分のチーズは完売 ! おいしかったよ、とのお声をたくさんいただき、とてもうれしくなりました。

蔵邸ワイナリーでのワインイベントは、⼤規模な告知をせずに⾏ ったため、お客様が来てくれるか、正直⼼配で した。でも、開場と同時に私たちの想像を超え るお客様がきて、驚きました。 チーズ販売も、想像以上の盛況でし た。それぞれのワインに合うおすすめチ ーズを書いたことが良かったかもしれません。

最後に、このイベントを終えた私の感想を。
ワインだけでなくチーズに関⼼を持ってくれる⽅々も多く、皆さま東京産ということに驚かれていました。 私も、チーズが東京で作られているとは知らなかったのでびっくりしました。どうしても、 北海道のイメージがあります。しかし、チーズスタンドさんの「出来⽴てのチーズを⽇常的 に」というコンセプトを知り、チーズ販売の新しい道だと感じました。実際、チーズ総消費 量の 86%は輸⼊品であり、国内製造のものでも主要都市から離れた北海道などが多くを占 めています。(図2.3)

自分たちが住んでいる近くでつくられた出来たてのチーズを⾷べる機会がないからこそ、お客様の感動と驚きが集ま ったのだと思えました。この価値はワインと共通かもしれません。

今、チーズの消費量は近年上昇傾向にあります。チーズ業界の動 向、なぜチーズを都⼼で作ろうと思ったのか、都⼼でのチーズ作りの苦労・⼯夫点、これか らの展望なども併せて、詳しい話を聞きたいと思いました。私たちが取り組むワインプロジェクトにとってもたくさんのヒントがある気がしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?