見出し画像

【詩】その機会が訪れないってことは「自分にはそれにまつわる様々な悩み」を抱かなくてラッキーということ

みんな、自分とは違うもの。
人と比べると足りないことばかり気になるかもしれない。

でも、いざ死ぬかもしれないということをかなり解像度高く感じたとき。
重度の障害を持つことをかなり解像度高く感じたとき。

いろいろなことが「実はどうでもよかった」ということに気づいちゃったりするものです。

なのに、「そのすごくどうでもいいこと」に大半の時間とお金を使い、「じぶんにとってとってもだいじなこと」を疎かにしていることに気づいちゃったりするわけですね。

そういうときに「いうて自分こんなにあるやんか」と思える部分があったとき、ホッとします。大体それは心持ちで変わったりするものです。結構以外なものだったりします。

なんだかとても懐かしいスナック菓子を食べたときに、大事な思い出がパッカーンと開いて「そうだ、あの光景と感情がとてもだいじだったんじゃないか」と思い出したり。

起きないといけない時間に目を開けるけど、二度寝しようとしたり、ダラダラしたりするときの背徳的な気持ちよさに、それがあったりするかもしれません。

でもまあ、大事なことはだいたい毎日接しているなにかだったり、支えられていると感じるなにかだったりすることが多いと思います。普段は疎ましく感じる瞬間があっても、その存在にすごく助けられていることを実感できたときとかね。

そりゃ人生色々ありますよ。
「苦しい」としか言えないときとかね。
「ようやくスッキリした」としか言えないときとかね。
かと思えば「すべてがどうでもいい」としか感じなかったり。

で、しばらくすると「ああじぶんはすごいつかれてたんだ」と感じたり。

休むということも大事ですよね。
休み方って誰も教えてくれないですからね。

休むって「したいようにする」と「したくないことはしない」の両立だと思っています。それをできるようにする。これが大事ですね。

あと得たいものが得られないとそれにまつわることが呪いのようになっていくことも見逃せません。

なので逆にこう考えると良いと思います。

「自分にはそれにまつわるいろいろな面倒を引き受けなくてもよい」と。

そうすると特典がもらえているみたいじゃないですか。

例えば1億円とか億円単位でお金持ちになりたいって思うと、今度はどこに資産運用しようかということに迷ったり、資産管理会社作ったりしないといけないとか考えたりするわけです。

一般人は普通に銀行預金、NISA・iDeCoぐらいしか選択肢ないですよね。資産管理を悩まなくていいんです。

別の例えをすると若くして結婚したカップルとかは、今は夫婦仲冷え切っているかもしれませんし、家のローン、車のローン、教育ローンなど負債のがんじがらめになっているかもしれません。子供を生んだら生んだで、なにか外の子とは違うことが気になってしまうかもしれない。

そしてすごく手をかけて大人まで育てたといっても「思ったような方向性に育ってくれる」かどうかは運次第です。人から後ろ指刺されるようなことをするかもしれない。その親ということを背負っていきていかないといけないのかもしれない。その子は働いてお金を稼いでくることができないかもしれない。そんな悩みを抱えながら、毎日お金がもらえるように働いてこないといけないのです。

ところがパートナーがいなければそもそもそんなことを考える必要がありません。仕事でレイオフされても実家に戻ればまあ生活していくことができます。

その機会が訪れないってことは「自分にはそれにまつわる様々な悩み」を抱かなくてラッキーということです。

だから無いものばっかりみるのではなくて、「この観点について一切考えなくて良い!」という特典をゲットできていると考えると割と人生は釣り合ってくるんじゃないかなと感じます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?