事故後の謝罪の方法教えます(傷害) 傍聴小景 #32
僕にも罪名の好き嫌い(好きというのもどうかと思いますが)があります。
こちらでもよく扱う窃盗なんてのは好きの部類に入るんですが、逆に嫌いなものとしては今回扱うような傷害や暴行などがあります。
単純に暴力の雰囲気がするものは、聞いていて痛々しいので嫌なんですよね。あと頬に傷がある系の方との遭遇もあるので、ちょっと避けたいなと。
とは言え、選り好みばかりしてても仕方ないので、久々に傷害事件の裁判を傍聴してきた話をいたします。
はじめに
特にメディアで報道されてる事件ではなかったと思うのですが、妙に傍聴席に人は多かったです。
過去には傍聴席の半分が頬に傷系の人が占めており、そこにプラス僕が一人だった苦い経験から、この手の事件で法廷にたくさん人がいると警戒してしまうのですが、今回は被告人の家族関係の人がその半分を占めていました。正確には被告人の奥さんのお友だちなのかな?
被告人は、ウシジマくんをちょっとふっくらさせた感じ。傷害事件の被告人という先入観もあってか、あんまり怒らせたくないなと思わせる顔立ちです。
事件の概要(起訴状の要約)
ほら、痛々しいでしょ。顔面を殴られて全治六ヶ月って、想像しただけでも痛い痛い…。
それにしても、かなり執拗に痛めつけている様子がこれだけでも分かります。相当な恨み、または怒り状態にあったのが伺えます。
検察官が提示した証拠、供述類
被告人と被害者は、被告人の娘さんのバイク接触事故で被害者に思うところがあったようですね。その気持ちまでは理解できますが、直接謝りに来ない云々は、むしろどうやってもトラブルの元になるので止めた方がいいと思うんですよね。たぶん、保険会社も止めるでしょうし。
強盗などの前科があるのも被告人の心象はよくないです。
とは言え、事件当日どんな話になったのでしょうか。もちろん娘さんのケガがきっかけなのでしょうが、全治に半年かかるケガを負わせるなんてよっぽどです。
被告人の粗暴な性格が単に露わになってのことなのか、少しばかりは同情できる話なのか(どう好意的に捉えてもやり過ぎと思いますが)、ここが争点となりそうです。
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?