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ニュースで話題の裁判追いかけたら運動したくなった話(航空法違反、威力業務妨害など) 傍聴小景 #29-④

当記事は、以下の傍聴記事の続きの傍聴記となりますので、内容のご理解のためにまずお読みいただけると幸いです。
というか、一連のこの記事を読んでいただけたら、裁判というのは双方の意見がぶつかり合って、何が正しいのか頭がゆわんゆわんしてくるというのが伝わるはず。みんなで情報の波に溺れよう!

本当は7月20日に公判が行われる予定だったのですが、当日になりまさかの公判延期。なので、随分と久しぶりな気がします。
この裁判も比較的長くなっていますけど、期日前整理というので争点を関係者で整理してもらっているので、証拠の量に割にスムーズだとは思います。昔は大きな事件と聞くと何年もかかってたなんてイメージありましたもんね。また最近は裁判員裁判の関係もあり、争点を整理する考えも定着してきたのでしょうね。
争点も整理され、今日は2時間の公判だし、記事作成もよゆーよゆーと思っていたのですが、いやぁ今回も疲れました

そんな訳で、今回もお手数ですが以下の点をご確認の上、本編に参りましょう。

お読みいただくにあたって
・【ここ非常に大事】
今回は弁護側の立証の回です。今回だけで意見を固めるのでなく、過去の回や次回の検察側なども総合的に考慮してください。

・某有名事件を取り扱いますが、今までを踏襲し名前は出さず「被告人」と表現します
・裁判の完全再現は当然無理なので、紹介する内容は頭で要約や脳内補完している部分もあるのはご了承ください
・裁判所外、SNSで被告人はこう言ってたけど、みたいなのは考慮しません。あくまで裁判内での話をします ←ここもメチャ大事

第9回公判概要

日 程:9月2日 15:00~17:20
罪 名:威力業務妨害
    傷害
    航空法違反
    公務執行妨害
    器物損壊
被告人:30代男性
傍聴席:31人(裁判官入廷時)

今回もいつも通り被告人の入廷時の話から。
私は、今回のようなニュースで大きく取り上げられるような裁判や裁判員裁判を傍聴することってあまりなく、いわゆる小さめな裁判が多いんです。そういう裁判の多くは、裁判官以外の人が着席してて、裁判官が入廷して、みんなで起立礼という流れが多いのです。
ですが、今回も被告人以外が着席している状態で、被告人は時間ぴったりに入廷。これ自体は大きな裁判の特徴なのか、もしくは職員さんに指示を受けてのことだと思うので悪いとも思いませんが、「さんま御殿」で明石家さんまさんが入場するみたいな感じで、こっちはワーキャーいう観客じゃないんだぞと思ったり。まぁ同類ですが。
今日は、入廷時にペコリと一礼して自席へ。右の口角だけ上がって、なにかイラつき気味なのかなと思ったり。

本日は、まずは弁護側が採用を求める証拠類について検察との応酬がありました。この場面は裁判手続きの中で特に、資料がない傍聴席側にはわかりにくい場面。また検察官さんの喉の調子が芳しくなさそうで、ちょっと聞き取りにくかったです。
弁護側が採用を主張する証拠に対して、検察が不要と異議を申し立てたのがありましたが、異議に理由なしと証拠採用されたのがありました。逆にその異議が認められ裁判官が棄却したものの、弁護士が異議を申し立て、その異議に理由なしとしてそのまま棄却されたものがありました。一方だけが異議が認められないと、見てて悲しくなるんですよね。

今回採用された証拠は以下の4つ。前述の通り裁判において、かなりわかりにくい場面なのでかなり不鮮明であることをご了承ください。

弁22 ピーチのCAが現場を再現した実況見分調書
弁25 恐らく館山食堂の現場にいた人の証言。
   水を汲んで座った後、云々
弁26 これも誰かの証言?
   CAさんのケガについて多少ひねりは見られたけど、
   降機直後は特にケガを訴えてはいなかった
弁27 被告人が降機する際の動画の一部。
   公判で再生しようとするも上手く流れず次回改めて

明確にわからないものを考察するのはやめにして、メインの被告人質問にいってみましょう。
前回は水の持ち込みについて許可を得ていたけど、今回は何も言わず持っていってグビグビやってました。

被告人質問(弁護人より 1/3)-ピーチ事件の降機とその後の状況-

弁「命令書、警告書の発令でCAが立ち去ったあと、
  CAに対して何かしましたか」
被「何もしていません」

弁「あなたは席でどうしましたか」
被「席で質問書の続きを書いていました」

弁「それでどうなりましたか」
被「シートベルトサインが出ました」

弁「それを見て、緊急着陸とわかりましたか」
被「また乱気流と思いました。
  関西空港には早いと思ったんですが、
  まさか新潟空港に着陸するだなんて、
  つゆにも思いませんでした」

弁「なにか機内で案内はありましたか」
被「何のアナウンスもなかったです」

弁「CAからは何か言われましたか」
被「テーブルを上げてくださいと言われましたが、
  質問書がもう少しなのでと」

弁「それでどうしましたか」
被「CAに提出して、テーブルを上げました」

以前の証人尋問で出たCAさんからの、テーブルを上げて欲しいの指示に従わなかった云々の部分ですね。冷静な受け答えをしているという趣旨でしょうけど、とりあえず上げた方が良かったとは思います。

弁「その後はどうなりました」
被「着陸し、アナウンスで「新潟空港に着きました。
  詳しくは追って説明します」と聞いて驚きました」

弁「その後はどうなりましたか」
被「地上係員の方が機内に入り、私のもとに来て
 「お客様、降りていただきます」と言われました」

弁「そしてどうなりましたか」
被「私は、何が問題なのですか?と聞きました」

弁「その地上係員の人は説明してくれましたか」
被「何のも説明もしてくれませんでした。
 「機外で聞きます」と」

弁「そのやりとりの中、CAは何か言いましたか」
被「私が、質問しただけでしょうと言うと、
  CAから「手を叩いた行為がありました」と」

弁「それに対してあなたはどう答えましたか」
被「身に覚えがないので、「ないでしょう」と」

弁「そのCA以外からは何かありましたか」
被「恐らくB(チーフパーサー)が、
 「叩く行為がありました」と」

弁「機内の雰囲気はどうでしたか」
被「騒然としていました。
  一部がゲラゲラと笑い「こんなん強制で
  降ろさせてくださいよ」
などと言い、
  年配の方が近づき「お前な、みんな迷惑してんじゃ、
  マスクくらいせんかい」
と肩を叩かれたので、
  CAに制されていました」

弁「機外に出る時は」
被「降りるのは忸怩たる思いでしたが、
  拍手喝さいで、ゲラゲラ笑ったり、
  バイバ~イなんて言われたりしました」

弁護側としては、被告人は冷静に対処しているのに聞き入れてもらえず、大変な思いにあった、むしろ被害者だったということなのでしょう。
個人の感想として、そりゃあ本当のことも多分に含まれているのでしょう。でも、被告人は自分のことは正当化しすぎ。自分は何も悪いことをしていないし、理路整然と主張をし、説明を求めている姿勢だけで、こんな世紀末みたいな機内を想像しろという方が無理があると僕は思います。

弁「空港のロビーでのやり取りは」
被「地上係員から、
 「何度もマスクの着用に応じないことで、
  CAの指示に応じていただけない人であると
  いうことと、他のお客様に不快感を与える
  恐れ
がありますので、我々としては
  降りてもらうことにしました」と言われました」

弁「それで電車で帰ったのですか」
被「新潟で1泊して新幹線で帰りました」
俺(新潟から陸路で大阪って大変だよなぁ、わかるぞ)

弁「その後、機内での様子が動画が
  投稿されたのはわかりますね」
被「翌日だか、盗撮をしていた
  21AがYouTubeにあげていました」

弁「その評価などはどんなものでしたか」
被「多くの誹謗中傷でした。
  発達障害、キ〇ガイ、陰謀論者など。
  私の自宅や勤務先を晒す人もいました。
  私がコックピットに侵入したという
  航空管制との偽のやり取り

  2ちゃんねるに書いている人もいました」

弁「テレビではどうでしょう」
被「多くのワイドショーで取り上げていました」

弁「どういう取り上げ方でしたか」
被「話す声が大きかった、威嚇したなどはありますが、
  暴力をふるったという報道は一つもありませんでした

自分のことをよく見たものです。擁護してくれる番組があるかもという一縷の望みがあったのかもしれませんが。それはそれとして、実際の書き込みが想像される中で、その当事者の声を聞くのは考えさせられる部分はあります。この群がる特性って世界で見たときに、どうなんですかね?

これにてピーチ事件での質問は終了。

続いて、自宅に警察官がやってきたときの質問に移ります。
私はCAさんの証人尋問回からしか見ておらず、それらは全て公開していますが、過去の回でその警察官6名の尋問があったとのこと。その尋問結果と照らし合わせすることが出来ないのは悔しいですが、ネットの情報を自己責任で見ていただくか、今回のやり取りから自身で想像を膨らませるかなどしていただければと思います。

また、以降被告人の口から、警官の名前が出てきます。もうA、B、Cだと分からなくなるので、すべて仮名で表現させていただきます。あと、いつもの通り敬称略です。

被告人質問(弁護人より 2/3)-茨城の自宅での警察による差し押さえ-

弁「続いて警察官が、
  茨城県の自宅に来た時の話を聞きます」
被「はい」

弁「そのとき、仕事をしていたのですか」
被「12時30分から仕事がありました。
  12時半から勤務開始で、13時から授業です。
  この業務は2人で行っており、
  13時からのは同僚が行い、14時は私の担当です。
  13時は学生対応の予定でした」

弁「学生にはどういうことを」
被「オンラインで学生の相談を聞き、
  レポート作成を指導
などしていました」

弁「警官が来たのを気付いたのは」
被「ドアを叩く音と「〇〇さん(被告人名)」と呼ぶ大声とで」

弁「それでどうしました」
被「びっくりして、作業の手を止め玄関へ向かいました」

弁「玄関へ向かってどうなりました」
被「すると勝手にドアを開けて、入ってきました

弁「どんな、やりとりがありましたか」
被「久保田という警官が、
 「大阪府警や!ピーチの件や」と言っていました」

弁「何をしに来たと言っていましたか」
被「私は「何ですか、逮捕ですか?」と聞きましたら、
 「逮捕ちゃう、捜索差押や」と言ってました」

弁「令状は持っていましたか」
被「手帳と令状を提示しました」

弁「捜査に抵抗しましたか」
被「協力しようとしました」

弁「あなたは何と言いましたか」
被「今、仕事中です。パソコンを使っています、と」

弁「パソコンを使っているとちゃんと言いましたか」
被「はい、言いました」

弁「それに対して警察はなんと言いましたか」
被「「まぁえぇわ、パソコンも持っていくからな」と」

弁「それに対してあなたは」
被「「仕事で使ってるものですから困ります。
  何もできなくなります」と」

弁「それに対して警官は」
被「「こっちが持っていくったら、全部持っていくんや」と」

弁「それに対しあなたは」
被「「白のiPadは事件と関係ないですよね」と。
  機内に携帯は持っていましたし、
  銀のタブレットは持っていましたが」

弁「あなたはiPadは何台持っているのですか」
被「2台です」

弁「銀色のともう一つは」
被「白色のiPadです」

弁「その白のiPadというのは」
被「事件後に買ったもので、無関係のものです」

弁「事件後に買ったと何か証明しようとしましたか」
被「はい、事件後と示すために
  ドコモで買った契約書の入った赤い袋を持ちました」

ここから、捜査時に撮られた(?)写真や家の見取り図を示しながら質問が始まります。
傍聴席には写真は見えませんので、何が行われてるかさっぱりわかりません。読者の方にもわからないでしょうが、頑張ってついてきてください。

弁「この写真で、左に白のiPad、右手に赤い袋を
  持っていますが、これがさっき言ってたものですか」
被「はい、そうです」

弁「この写真は、どういう場面ですか」
被「「契約書を見てください」と言って、iPadをお腹に引くように抱えています」

弁「学生と話すということは警察には言いましたか」
被「同僚に、teamsというアプリを使って
  連絡しました。警察とは言えないので、
  今日は外せない用事が出来たので代わってくださいと。」

弁「その後、捜索ではどんなやり取りがありましたか」
被「足を踏んだ、踏まないのやり取りがありました」

弁「それは誰とですか」
被「原口(呼び捨て)です」

弁「どういうものが押収対象でしたか」
被「当時着ていた服などの押収がありました」

弁「あなたは何か隠そうとしましたか」
被「していないですし、協力しました。
  服も提出しました」

弁「あなたはは何か言いましたか」
被「乱雑にものを踏んだりしてたので、
 「勝手に布団やものを踏まないでください、
  気を付けてください」と言いました」

弁「警察官はなにかあなたに言いましたか」
被「原口(呼び捨て)が
 「おい、〇〇(被告人名)!」と言うので、
 「〇〇ちゃうやろ、〇〇さんでしょ。
  
市民として応じているんだから」というと、
  バツが悪そうに「おぅ、〇〇さんな」と」

弁「そのとき、ほかに何か言いましたか」
被「故意ではないと思いますが、
  足を踏まれたので「踏まないでくださいよ」と」

弁「それに対し原口は」
被「「お前も何度も踏んどるやろ!」とすごんできました

弁「あなたは原口の足を踏んだのですか」
被「踏んだことはないです」

弁「どんな態勢だったのですか」
被「(唐突に立ち上がり、右足をつま先立ちして)
  このような形です」

前回もそうだったのですが、言い忘れか知りませんが、証言中ちょいちょい敬称が抜けます。それ自体は別にいいんですけど。今の流れでいうと原口さんですね。だいたい抜ける人は決まってるんで、この人には一言いいたいのかなと邪推してしまいます。

一方で、スウェーデンで鍛えたプレゼン能力もあってか、非常に喋りは聞きやすいです。裁判慣れしているであろう弁護人よりも。
ただ、各種関係者がすごんできたという主張のとき、実際に声色変えて被告人もすごむんですけど、これが被告人の言うプレゼンでの抑揚なのでしょうか。プレゼンですごむなんて、いつ使うねんと思ったり。

弁「34~37の写真ですが、どういうシーンですか」
被「iPadの押収のシーンです」

弁「なにか言われましたか」
被「久保田、原口に「iPad出せや」と」

弁「加藤が間に入ってきているようですが」
被「それまで外にいたと思うんですが、
  なんか急に入ってきて、
  すごむように介入してきました」

弁「あなたはどんなことを言いましたか」
被「加藤が入ってきたので
 「押さないでください、危ないですよ」と」

弁「42の写真はどんなシーン」
被「パスポートの押収に応じているところです」

弁「43は」
被「パスポートが入った押入れに
  通帳などもあるので、取りに行ってるとこです」

弁「パスポートの押収には応じましたか」
被「応じました」

弁「通帳の押収には応じましたか」
被「通帳だけでなく、キャッシュカードや
  契約書なども入っているので、
 「何が対象物ですか?」と聞きました」

弁「44は」
被「「つべこべ言わず全部出せ」と、
  取り上げられそうになったところです」

弁「45は」
被「久保田が「もう取り上げろ」というので、
  山口、加藤が取ろうとしたのを防御しました」

弁「取り上げろと言われたことについて
  どう思いましたか」
被「きちんと説明してくれれば
  渡すつもりだったので、心外でした」

弁「山口はそのときどうしましたか」
被「顔を近づけて、
 「こっちも仕事でやってるんだよ」と言ってきました」

弁「それでどうしました」
被「山口は私の右手首のやや下を掴みました」

弁「それでどうしました」
被「中指、薬指、小指で通帳を持っていたのを
  前後に揺らしてきました」

弁「それでどうなりましたか」
被「親指などで山口のメガネにひっかかるようになり、
  掴むような形になりました」

弁「掴んだメガネはどうしましたか」
被「すぐに返しました」

弁「通帳はどうなりましたか」
被「メガネのことを気にしている間に、無理やりとられました」

メガネを取った、取られたというやりとりがあったっぽいですね。こういうの聞くと、ちゃんと全部傍聴しておけばよかったと思っちゃいますよね。
いろんなニュースでも、ちゃんと読んだり、もしくは別視点の違う情報が載ってたりするのを見ると印象って大きく変わります。やはり人って情報にすぐ左右されちゃうよなと思います。

弁「この写真で左手が上に上がっているのは?」
被「通帳をとられ、iPadも取られそうなので、
  後ろに下げました」

弁「iPadで叩こうという気は」
被「一切ありません」

弁「53の写真で体が反ったのは」
被「取られないように」
恐らく前方に警官がいて、できるだけ距離を取ろうとする後ろへの反り方を行う

弁「山口はここで現場から離されたという
  証言がありましたが」
被「いえ、ずっといました」

弁「故意でなくても、メガネを掴んでしまったのは事実ですか」
被「はい、そうです」

弁「それでどうしました」
被「「すまんな…、すいませんね」と返しました。
  すると山口は「おぅえぇわ。
  お互い冷静になろうな」
と言いました」

弁「54の場面で、原口がマスクを掴まれたので
  直したと証言していますが」
被「掴んだ記憶はありません」

弁「その後、あなたはどうしましたか」
被「部屋を変えて、大学の授業に戻りました」

弁「そしてどうなりましたか」
被「パソコンを見ていたら、
  iPadを久保田が取ろうとしていました」

弁「なにか言っていましたか」
被「左の背後から「iPadよこせ」と」

弁「取ろうとしてどうなりましたか」
被「左にいる久保田に目を向けましたが、
  右から久本が介入してきました」

弁「それでどうなりました」
被「久本が突っ込んできたので、
  右手を掲げて防ごうとしました。
  そして、久本のメガネと手が当たって、
  メガネを掴む形になりました」

弁「それでどうなりましたか」
被「その手を掴まれ、身体をひねられました」

弁「メガネはどうなりましたか」
被「一瞬のことで、手を離れ下に落ちました」

弁「なにか声に出しましたか」
被「「あっ」と声が出ました」

弁「56の写真は」
被「原口に後ろから抱きかかえられているところです」

弁「マスクを掴んでいるように見えるが」
被「もがく中で、接触があったのかと思います」

弁「この後はどうしましたか」
被「原口に後ろに引っ張られたので、
 「令状の目録を見せて欲しい」と言いました」

弁「それはなぜですか」
被「白のiPadが対象か、どういう文言に
  なっているのかを確認したかったので。
  納得できれば渡すつもりでいました。」

弁「久保田はなんと言いましたか」
被「「おぅ、えぇわ見せたる」と言い、
  令状を見せました」

弁「どのように持ちましたか」
被「久保田が令状の左端を、私が右側を持ち読みました

弁「ちゃんと読めましたか」
被「ほとんど読んでないとき、
 「もうえぇやろ」と引っ張られて、
  一部破けるような形になりました」

弁「破れたことについて何か言われましたか」
被「それは言われませんでしたが、
 「もうお終いや」と令状を戻されました」

やっぱ何事も動画化しないと意見ってのは食い違っちゃいますよね。
本筋とはちょっと離れるけど、被告人の言いたい世界観はなんとなくわかるなかで、唐突に大学の授業に戻ったというのが不自然過ぎてとても気になってしまいました

弁「原口の証言で
  カップラーメン云々というのがあったけど」
被「真ん中あたりを踏まれていて、
  それが凹んで下が割れてしまっていたので、
  それを持って「誰が踏んだんですか?」と聞いたら
 「知らんがな」というやりとりがありました」

弁「他に気になったことはありますか」
被「布団を踏んだりしていたので気になっていました」

弁「なにか対応しましたか」
被「現場保全のために、iPad写真を撮ろうとしました」

弁「それでどうなりました」
被「レンズのところに手をかざして、
  撮れないようにして、久保田が「もう限界やぞ」と」

弁「そのあと、どんなことがありましたか」
被「右後ろから久本が右肩に手をかけ、
  柔道技のように押し倒されました」
右肩を掴まれ、左方向に倒されるジェスチャーを行う

弁「久本はどうなりました」
被「二人で床に倒れました」

弁「それでどうなりましたか」
被「倒され、両手両足を複数人に抑えられました」

弁「メガネがなんかという話になりましたか」
被「「久本、メガネ!」という声があり、
  そのとき多分していなかったんだと思います」

弁「それでどうなりましたか」
被「iPadを無理やり取られました」

弁「それでどうなりましたか」
被「久保田が「お前はもう逮捕や、
  逮捕状持ってくるから、静かにしとけ」

  外に出ていきました」

弁「逮捕状の交付時に何か言われましたか」
被「「大人しくしてなかったら
  公妨(公務執行妨害の略)をつけて
  出られないようにするぞ」と言われました」

弁「その「公妨」という言葉はそれまでに出ていましたか」
被「出ていません」

弁「逮捕と聞いてどう思いましたか」
被「驚きました。
  最初、久保田には差し押さえと聞いていたので。
  すると「誰も逮捕やないとは言っていない」
  
と詭弁を言われました」

弁「両手両足を抑えられていたのはどうなりましたか」
被「iPadを取られてからほどかれ、正座させられていました」

弁「逮捕状の読み上げはありましたか」
被「読み上げられ、外に出るときコートを
  着たいと言ったら、「そんなん認めないぞ」と」

弁「車両に向かう途中何がありましたか」
被「マスコミが来ていて驚きました」

弁「どう思いましたか」
被「今回、非礼かつ強引で、
  きちんとした議論がなされない、大阪府警の実態

  明らかになりとても残念に思いました」

茨城の家での警察のやり取りは以上。
ここで連行されている姿は、私もニュース画像などでよく見ました。単純な疑問として、どうしてマスコミはいたの?警察がリーク?それとも長いことパトカーが停まってたから、なんだなんだと集まってきたとか?
それにしても、誰がどーとかよく覚えているもんだな。

続けて千葉県の館山食堂でのやりとりです。
ここについての公判の証拠調べも僕はいませんでしたが、事件後に館山食堂に食事に行っている身としては気になっていたところ。
ここでも多くの方の名前が出てきますが、仮名かつ敬称略でいきます。

被告人質問(弁護人より 3/3)-館山食堂の騒動と警官とのやり取り-

弁「千葉県の館山にはどういう目的で行ったのですか」
被「日帰り旅行で、青春18きっぷというのを
  使っていきました。
  鋸山という山にハイキングへ行こうと」
被告人がハイキングへ行くのは前回の記事参照

弁「取手を出たのは」
被「午前8時ごろです」

弁「館山に着いたのは」
被「11時半くらいです」

弁「館山に行ったのは」
被「初めてです」

弁「駅からすぐ食堂に行ったのですか」
被「駅でトイレに行き、最初西口へ行ってしまい、
  また東口へいきました」
恐らく駅コンビニの防犯カメラ映像との整合性の質問

弁「東口でどうしましたか」
被「「あわび」という文字が書かれている
  お土産屋などを見ていました」

弁「館山食堂への距離は1分くらいですか」
被「そうです」

弁「マスク着用のお願いをしている貼り紙を見ましたか」
被「特に見ることはなかったです」

弁「A(店員)はどういう状況でした?」
被「他の客に給仕してて忙しそうでした」

弁「Aにどんな声をかけましたか」
被「「1名です」と指を1本立てて、
  Aと目が合い「いらっしゃいませ」と言われました」

弁「他の従業員はいましたか」
被「Aがいわゆるワンオペ状態でした」

弁「利用客はどうしでしたか」
被「十数名いました」

この店、ホント混んでるんですよね。私が行ったのは土曜日だったので特に混んでいたのもあるでしょうが、名物の天丼は早々になくなるようですし、恐らく事件日も混んでいたのでしょう。

館山食堂名物の天丼 私、撮影

この後、公判では見取り図とともにどこに座ったとか、どこで揉めたかみたいな説明がありましたが、この辺りは不明瞭になる点ご了承を。

弁「あなたはどの席に座りましたか」
被「一番奥の右側に」

弁「Aとはいらっしゃいませ以外になにかありましたか?」
被「着席するまで特にありません」

弁「着席をしたあとは」
被「給仕を終えたあとに来て、
 「アルコール消毒をお願いします」と言われました」

弁「それに対してどうしました」
被「「アルコール消毒はいたしません」と」
俺(やっぱ彼はこのセリフが似合うね)

弁「何故ですか」
被「つんとくる臭いが苦手なので。
  もちろん手などは洗いますが」

弁「それ以上、アルコール消毒についての
  お願いはありましたか」
被「ありません」

弁「その後は」
被「「お客様、マスクは?」と聞かれました」

弁「それに対してあなたは」
被「「マスクできないんですよ」と答えました」

弁「それでどうなりましたか」
被「「じゃあ黙食してください」と言われました」

弁「それに対してあなたは」
被「黙るもなにも、一人なんだから黙食でしょ
  
と思いました」

弁「それでどうなりました」
被「これで解決したと思って天丼を注文しました」

弁「その後どうなりましたか」
被「10~20秒後、Aがマスクを持ってきました」

弁「それでどうなりましたか」
被「「マスクできないですか?」と聞かれたので、
 「はい、できません」と答えました」

弁「それでどうなりましたか」
被「マスクを机に置いて戻っていきました」

弁「それであなたはどうしましたか」
被「天丼を注文してたんで、
 「早く出してください」
と言いました。
  あと、「お水くださいよ」と言いました」
手でコップを持つように上にあげる仕草

弁「その意図としては」
被「鉄道の旅でしたので、なるべく早くしたいのと、
  水については飲食が始まれば問題ないだろうと。
  人間はマスクをしたままでは飲食できませんので」

早く出たいなら、そもそももっと早く家を出ればよかったのに。
というか個人の感覚として、あの天丼を食べてからハイキングするって胃腸的にありえないんだけど。こんなん言われたら、見に行きたくなっちゃうじゃん。巧妙な館山地区をオススメサイトでございます。

鋸山 by.Photo AC

これをあの天丼食べたあとにか…。

弁「Aはあなたがビールサーバーに行った
  言っていますが」
被「ビールを注文していませんし、
  ビールの「ビ」の字も出ていないので心外です」

弁「ビールサーバーがあることには気付いてましたか」
被「全く気に留めていなかったです。
  後から写真などで知りました」

弁「お水をくださいといったあと、どうなりました」
被「後ろから飲食客が、
  大きい声で「おい、お前いい加減にしろよ」
  襟の後ろを掴まれ、後ろに引っ張られました」

被告人の言い分を好意的に信じるにしても、おいおいいくらなんでもいきなり過ぎるだろと思わなくもないですが、先に続きます。

弁「近付いてきたのは誰でしたか」
被「グループ客の一人の元木です」

弁「そのあとどうなりましたか」
被「掴まれたので、ひねるようにして後ろを見て、
  元木の手をを払いのけるようにしました」

弁「その後、どうなりました」
被「林田が加勢してきて、元木か林田が私を掴んで、
  サーバーがある角に押してきました」

弁「どんな声が上がっていましたか」
被「誰の声かわかりませんが、
 「出ていけ!」という声がしました」

弁「その声にあなたは反応しましたか」
被「「何を言ってるんだ」と言い返しはしました」

ここから店内の動画をキャプチャした写真(傍聴席には見えず)を見せながら
弁「1の写真に写ってるのは」
被「私、真ん中が森田、右が林田です」

弁「首根っこ掴まれて、この写真までの時間は」
被「10~20秒くらい」

弁「2の写真で写ってる黒い服の人は」
被「岡島」

弁「あなたは、なぜこんな前のめりに」
被「岡島が肩を掴み、引き倒そうとしているので」

弁「3の写真で頭が上がっているのは」
被「後ろにバランスを戻そうとして」

弁「4の写真でAがマスクを渡そうとして、
  その後に後ずさりして転んだとされていますが」
被「後ずさりはしていたが転んでいません。
  バランスは崩していたと思う」

弁「このシーンより前に後ずさりしていましたか」
被「していません」

弁「5では林田と向き合っていますが、これは」
被「林田が胸倉を掴んだりして、「殴ってきたのは
  この人ですよね(被告人か林田かは不明)」と
  言っています」

弁「6では森田が間に入ってますね」
被「はい」

弁「7では林田はどこを持っています」
被「私の右手です」

弁「8であなたは手を上げていますが何をしていますか」
被「「この人が殴ったんですよね」と指を差しました」

弁「あなたは指を差す行為をよくするのですか」
被「話すときにジェスチャーを多用するのでよくします」
俺(ジェスチャーはいいけど、指を差すのはよしたほうが…)

弁「暴行をしようという意図ではないですか」
被「暴力はふるっていません」

弁「9では人差し指を立てていますが、これは?」
被「この人ですよねと差すためです」

弁「10で森田が間に入っています」
被「はい」

弁「11で襟首を掴んでいるのは」
被「岡島」

弁「12であなたが前のめりなのは何故」
被「岡島に店のドアの方に引っ張られているから」

弁「この青いリュックは誰の」
被「私のです」

弁「そのとき、自分で持ってたんですか」
被「いいえ」

弁「どういう状態だったんですか」
被「岡島が勝手に持ち出そうとしていました」

弁「13の写真では森田の顔に手が当たっているようですが」
被「バランスを崩す中で重なったのだと思う」

弁「暴行をしましたか」
被「一切していません

弁「14でシャツの背中がめくれているのは」
被「林田が服をめくったからです」

弁「18では首が前の方にいってます」
被「壁の方に押され、
  元に戻されるなど前後に振り回されています」

弁「19で、ほかにも周りの男性が集まっていますね」
被「はい」

お店自体は20人も入れるかわからない大きくないところで、こんなもめ事があったら大パニックですよね。
全ての裁判で、被告人からこのように事件のあらましが語られることはありませんが、恐らく証拠書類にはある程度のことが書いてあるのだと思います。誰がどこを掴んで、それは腕のどこか、手首よりか肘よりか真ん中なども細かく語られます。
この細かさで双方の意見を合致させるので、何を明確にしないといけないか、何が嚙み合っていないのかが浮き彫りになってくるんですよね。

弁「20では、路上で押し付けられていますね。
  これらは誰ですか」
被「首根っこを掴んでいるのが林田、
  馬乗りになっているのが元木、
  足を抑えているのが森田、
  座ってタバコを吸ってるのが岡島です」
俺(この状況でタバコを吸う岡島w

弁「組み伏せられているときにどんなことが」
被「路上に倒され、メガネを取り上げられ、
  すでにそれまでの揉みあいで
  メガネは壊れていましたが、
  岡島から「目潰したろか(的な何か。不明瞭)」
  元木には「腕へし折ってやる」
  私が息ができないと言ったら
  林田に「死ねばいいのに」と言われました」

弁「路上ということでしたけど、車の通行量は」
被「それなりに、びゅんびゅん通っていました」

弁「それについて何か言われましたか」
被「店の客が「こいつひかれちゃえばいいのにな」
  言っており、私もいつかひかれてしまうのではと
  怯えていました」

弁「どれくらいその状態が続きましたか」
被「10分くらいです」

弁「それで、どうなりましたか」
被「交番から高田がノロノロと来て、「何してるの?」と」
俺(ノロノロって、メガネ壊されてたんだろ?)

弁「その高田が来たときは馬乗り状態でしたか」
被「来たときは馬乗りでした」

弁「それであなたはどうしましたか」
被「「何してるの?じゃないでしょ、
  助けてください」
と言いました」

弁「助けてくれましたか」
被「助けてくれ、立たせてくれました。
  すると強い痛みがありました」

弁「あなたはその後、警察で写真を撮られていますね」
被「負傷部位の写真を撮られました」

弁「左肩を見せたのは」
被「数回ガンガンとされたので」

弁「左胸部は」
被「あざになっていましたので」

弁「左ひざと右ひざは」
被「倒されたとき、膝をついたので強打しました」

弁「痛みは」
被「立ち上がった時から強い痛みでした」

経緯はともかく、これについては大事に至らなくてよかった
具体的な診断結果なども、それまでの公判で証拠採用されたりしてるのかは、ちょっと分かりませんが、ケガをしたのはその通りのようです。

弁「高田とはどこで話をしましたか」
被「店の横の駐車場で話しました」

弁「どんなやり取りをしましたか」
被「高田に「あなた見てたでしょ」と言いましたが、
 「見てたの一部だから説明して」と言われたので、
  こう掴まれて、倒されたと実演しました」

弁「身分証明を求められたりしましたか」
被「保険証を提出しました」

弁「その後、中島さんという別の警官が来ますが、
  その人とはどんな話を」
被「「説明して」と言われ、
 「さっきお巡りさんに言った通りです」と答えたら
 「もう一回」と言われたので、暴行被害を訴えました」

弁「それに対してなんと言われましたか」
被「「マスクしてない奴が悪い」と言われました」

弁「それに対しあなたはなんと言いましたか」
被「「こういう暴行が生じるのはよくないですよね。
  世の中には健康で出来ない人もいるんですよ」
と」

弁「それで中島は」
被「「なんであんたマスクしてないの?」と」

弁「それに対しあなたは」
被「「喘息です」と」

弁「それに対し中島は」
被「「診断書は?」と」

弁「それに対しあなたは」
被「「診断書を見せないといけないんですか?
  プライバシーの問題になりますよ」
と」

弁「それに対し中島は」
被「「診断書を見せられないなら、モラルの問題だ」と」

弁「それに対してあなたは」
被「「マスクはマナーではない。
  そういうことを言うのはマスク警察の仕事でしょ。
  暴行事件のことを取り調べてください」
と」

と、この辺りで喉につっかえるような感じの被告人。弁護人の判断で一時休憩のお願いをすることに。時間は本日の予定時間の17時を回ってるかどうかという時間でしたが、5分休憩することが決定。
裁判は基本的に17時以降に行われることはありません。僕も今まで見たのは17時15分がマックス。弁護人としても今日中に全部やるのは難しいと思ったのか、裁判官に本来予定していない次回にも少し弁護側の質問をしたいと要求するも、次回は検察官が時間いっぱい質問するから無理という回答。多少時間を押してもやるように言われました。
次回、何時間やるかわからないけど、検察官の意気込みが感じられ、私のペンを持つ手がもつのか不安になるほど。

時間を置き、少し落ち着いたのか再開。

弁「中島に保険証を見せましたか」
被「見せました」

弁「それをどうしましたか」
被「他の人に照会に回すよう指示していました」

弁「紹介の結果を聞いていましたか」
被「その人から耳打ちをされていました」

弁「それでどうなりましたか」
被「中島が「この前もテレビでやってたけど、
  マスクしないで降ろされた奴がいたよねぇ」

  言ってきました」

弁「それでどうなりましたか」
被「中島は店の方へ行きました」

弁「その間、高田はどこにいましたか」
被「駐車場で私と二人です」

弁「どんなやり取りがありましたか」
被「普通に雑談をしました。「なんで千葉に来たの?
  旅行にはよく行くの?」
とか聞かれました」

弁「中島はどうしました」
被「また、駐車場に戻ってきて、
 「みんなあなたが悪いと言っている。
  防犯カメラを見たら、あなたの方が手を出している」

  言ってきました」

弁「お店には防犯カメラはありませんが、
  そのように言ったのですか

被「はい、言われました」

弁「それであなたはどうしましたか」
被「「もうそれは、双方向ってことでいいので、
  相手の集団リンチも、ちゃんと事件化
  してくださいよ」
と言いました」

弁「中島はなんといいましたか」
被「急に怒ったように
 「警察は一切事件化しない!」と言いました」

弁「それでどうしましたか」
被「「このままだと警察に来てもらうことに
  なるけどどうする?」
と聞かれたので、
 「それは嫌なので帰ります」と言いました」

弁「どちらへ向かいましたか」
被「駅やパトカーとは逆方向へ」

弁「食堂に戻る気はありましたか」
被「ありません」

弁「食事をするんだとか言いましたか」
被「言っていません」

弁「警官に話を聞かれている最中、
  あなたが警官の手を掴むことはありましたか」
被「ありません

弁「動画の中で「手を放せ」という声は誰の」
被「私の声です」

弁「警官の人はどういう様子でしたか」
被「怒っている様子で、
 「あなたも聞き分けないんだから」などと言っていました」

弁「受けた暴行について説明しましたか」
被「実演を交えながら被害状況を説明しました」

弁「被害届を出すという話をしましたか」
被「事件化して欲しかったので、
 「被害届を出しますよ」と言いました」

弁「すると、どうなりましたか」
被「中島が「警察は受理しない」と言いました」

弁「それに対し、あなたは」
被「「メガネはぐにゃぐにゃになっています。
  器物損壊ですよね」
と」

弁「それに対し中島は」
被「「法律詳しいなら民事でやれ。
  警察はやらない」
と言われました」

弁「(質問不明瞭)」
被「「違法捜査じゃないか、離して欲しい」と言いました」

弁「中島を殴りましたか」
被「していないし、ケガをしていたので、
  そんなことを出来ません」

弁「中島は顎を殴られたと言っているようですが」
被「私は殴っていません。距離を取りましょうよと
  手をかざしたりはしました


弁「それでどうなりましたか」
被「一瞬でよくわからず、
  また手に当たった感触もなかったですが、
  いきなり「逮捕!」と言われ制圧されました」

弁「何人くらいにですか」
被「中島と高田にです」

弁「中島は左手で殴られたと言っていますが」
被「左肋骨を骨折していて、
  グーを握ることも出来ない状態でした」

弁「骨折については逮捕後にわかるということですよね」
被「逮捕護送で発覚しました」

これで弁護側の質問は終了。
この証言の信用性について、私には情報も足りませんし特にする気はないですが、時に警官の取調べは強引だとは思います。

恐らく僕の人生で唯一受けた職質なんですが、路上で携帯メール打ったあと自転車で出発したのですが、その先で防犯登録の確認に引っかかりました。すると、僕がメールを打ってたのが、その警官が張ってる数十メートル手前だったらしく、警官にとっては「自分たちの姿を見て、やましいことがあるから一度立ち止まったに違いない」と思ったようで、「身に覚えがないなら、さっき停まる必要とかなかったよねぇ」とダラダラ言われたことを思い出しました。正直、嫌な思い出です。

それはさておき、本日のこれまでの情報をどのように捉えるかは、冒頭にも書いた通りこれまでの記事、そして次回は検察側の質問も総合的に見た上で判断してください。

次回は検察側と、もしあれば裁判官からの質問です。
恐らく次回で一通りの双方から主張される証拠の取調べが終わって、
次々回に検察側の求刑、弁護側の弁論、そして被告人の最終陳述があって、
その次の回に判決ということですね。
長かったなぁと思う反面、まだまだ裁判の山場は続くので頑張っていきたいと思います。

最後に、いつものお願いです。

もし今回の記事を読んで、なにか参考になった、面白かった、今後も頑張ってと仰っていただける場合、被告人が目指した鋸山を登るのに必要なポカリ代を僕に奢ってください。
それを基に、鋸山に挑戦したいと思います。その経過などはTwitterなどでご報告をいたしますので、下記の有料記事購入ボタンを押していただけると幸いです。

もちろん、この有料は全く強制するつもりもございませんので、ホント有志の方だけで結構ですので。

それでは、残りの裁判も頑張って追っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

毎度のことですが、当記事の全責任は私に帰属いたします。

大人の人生交差点クラブ 普通

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