最近のことだが、職場にこのような人がいることで、周りが長年苦労していた実態が分かった。私自身は異動があるため数年しか職場にいないが、長年このことで苦労している現場の人からようやく打ち明けられたのである。もちろん精神科医の診断は誰も受けていないのだが、全部の項目がどう見ても当てはまるとのこと。職場の調和のために真正面から向き合ってみたいと思った。
前回に引き続き、病名をつけて線引をすることは必ずしも良いことでもないと思いつつ、しかし、実際に問題をより明らかに浮かび上がらせるために敢えて定義しないと話しが進まない場合もある。さて今回はどうだろうか。
今回もMSDマニュアルのサイトから引用させていただく。
説明文はそのまま引用し、簡単にまとめたサマリをつけたい。
NPDの概要
自己愛性パーソナリティ障害
NPD:narcissistic personality disorder
(ナルシスティックなのだ)
まず概要は以下のようにまとめられている。
NPDの病因
<小括>
端的にいうと、
生物学的な素因はまだ不明
いろいろ説はあるが理論止まりである
NPDの症状と徴候
<小括>
自分を過大評価、他人を過小評価
ただ、自尊心を維持するために他者評価に依存(=脆弱)
自尊心が崩れる場合、攻撃的になったり回避的になる
NPDの診断
自己愛性パーソナリティ障害(NPD)の診断を下すには患者に、
「誇大性」「賞賛の要求」および「共感の欠如」の持続的なパターンが認められる必要がある。そのパターンとは、以下のうちの5つ以上で該当。
NPDの治療
でどうする?
現場の職員はすでに話し合いは無駄だと捉えている。
それぐらい自体は深刻なのだが本人は気づいていない。
本人が上司ということもあり部下からの話し合いは困難。
(本人の自尊心が傷つかないように周りが遠慮する形)
↓
根本解決ではないがより権威ある存在から、
本人の自尊心を維持しながらうまく誘導する。
特に、
下の意見を聴くこと自体が本人関心項目にばれば。
これしかないだろうと思う。
ひとことでいうと、
めんどくさいだろうな・・・(笑)
対応する人の対応もまた必要。
まさに支え合いだ。
最後に
こういう分類自体がなくなることを祈る