見出し画像

スピ動向〜承認欲求の無限ループ〜

スピに興味をもってから、1年半くらいになるかというところですが、日単位、月単位くらいだとあまり見えてこないこともあるような気がして、スピリチャルブームといいますが、どのように見えるのか「年単位」ですこし客観的に見てみたいと思います。

ワーっとブームがきてサーっとさっていくもの。
具体例で最近わたしが流行ってるなあと感じたものとしては、

  • 2025年7月の話

  • 日本人はすごいんだぞ動画

  • カタカムナなど古史・古伝、陰陽道など含む

2025年7月のことは別として、どれも別にいま初めて分かったことではないのでは??というのが冷静になるヒントですね。
別に初めて発見したものでなく、昔からいわれているのになぜ急に取り上げるのか?「年単位」で流れでみると不自然な気もしてきます。

「再発見した」とか「ようやく目覚めた」ということもあるかもしれませんが、過剰に話題になる時はなぜあらためて?ということを考えるといいかもしれません。

ちなみに、2025年7月は別としましたが、予言と考えると、これまで2012年とか、1999年とか、これも定期的に出ては消えてを繰り返していることですね。必ず何かは起こると思うので誰かの予言は当たりますし、予言というか予測ならば確率でしかいえないと思います。

そう考えると、
どれも流行っているとはいえ「あれっ?」
て急に思えてくる気がします。

ですから、流行った場合にまずチェックしたらいいかなと思うのは、その内容そのものよりも発信者がいったい何を意図しているのか、また、ブームに乗っかっているわれわれの心理の奥には何があるのか、そちらに意識を向けられたらいいかなと思いました。

表面上の動画だけでは何もわからないことも多いです。
もし表面上にしか見えないのなら、そこから学び取ることはないはずですし、冷静に考えて実は「根拠不明」にも関わらず興味が出ているとしたら、動画自体ではなく、もともと自分の中にその見たい世界があらかじめ存在していたというのが真相かと思います。
この観点から考えてみるといいんじゃないでしょうか?

上記の3つの例で、敢えて冷静になるために
やや自虐的なパターンを想定して、Q&A風にやってみます。

★2025年7月になんかあるんじゃないか?
→ 深層:なにかあってほしい/起こって欲しい。
じゃあ、あったときの行動/準備をしているのか?
→ 実は何もしていない。

★日本人はすごいんだぞ
→ 深層:すごいといわれたい。
(現状に不満がある。認められない。惨めな思いをしている。)
→ 日本人はすごいとして、その先に何があるのか?
その能力を何に使うのか?具体的に予定はあるのか?
ただの承認欲求?
→ 特に考えていない。

★古史・古伝
「あなたの解釈は間違っている」
「あなたは正統な継承者とはいえない」
→ 深層:「わたしの正しさを認めて欲しい」
その前に話し合えば?と思う。
真理の追究よりもマウント合戦や決裂が生じるのみ。
そもそも原本がない/直接は知らない(=一次資料が手元にない、読んでいない)ということなら、話し合い自体が空想(妄想)どうしの比較、という虚しいことに。
仮にその「正しさ」が証明されたとしてどうするのか?
→ 深層:ただ承認されたい。自分は他人より優秀である。

そして最後に。
この自虐パターンで客観的、冷静になれるなら良いのですが、
これが行き過ぎたものが「なんでもアンチ族」になります。
今度は承認されないことを前提として、ひたすら他者を否定することだけに注力し、自身の身は安全な所に置くことによって、相対的に差額分(「完膚なきまでに否定された他者」と「承認もされないが否定もされない自分」)で、ネジ曲がった自己承認を得るということです。

ひたすらこれらのショータイムが繰り返される。

承認は大事なことですが、
「自分が自分を承認するしかない」とつくづく思います。
そして、
正しいかどうか?ではなく、
本当に欲しているのは、
「自分にあった物語」ではないでしょうか?
物語は自分の好きなように創造できます。
他人の創造した他人の物語を
勝手に変えることはできません。

<備忘録>

ここから先は

318字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?