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読書一服

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記事一覧

脳のバグ《読書一服》

図書館の本棚の間を歩いていたら、表紙をこちらに向けて 「読んでね。」という感じでディスプ…

意識をコンピュータに移植する《読書一服》

呼吸というのは無意識のうちにしている。 だが、深呼吸は意識的にする。 短い時間なら、息を止…

死者の存在感 《読書一服》

南直哉の「死ぬ練習」で、おっ、と思った内容。 仏教にしろキリスト教にしろ、2000年以上前の…

輪廻なんて仏教に要らない《読書一服》

南直哉の本はたまに読むが、「死ぬ練習」なんて 本を出しているなんて気づいていなかった。 昨…

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「低度」外国人材 移民焼き畑国家、 日本《読書一服》

著者:安田 峰俊 「情報感度の低い」人間から搾取する。 人材面に限らず、さまざまな形があ…

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誰もいない楽園《読書一服》

苦しみが一切ない世界。 苦しみが一切ない世界。 頭の片隅に引っかかっていた。 あっ、天国の…

反出生主義《読書一服》

図書館には、書店にはあまり置いていないような本がある。 世の中にはこんな本があったのか。 たまたま「生まれてこないほうが良かったのか?」という 背表紙を見かけた。森岡正博著。 哲学系の書籍としては、売れ筋な方かも。 『反出生主義』というのが、ひそかに広まっていたという ことを私は知らなかった。というか、この言葉自体の存在 を知らなかった。世事に疎い。 究極形の 「人類が滅亡すれば、感じる主体が存在しないので、苦し  みの感情も消滅する。」 というのは、そのとおり。 反出

AIが意識を持つことについて《読書一服》

 AIが意識を持つのは当然という人から、半導体が意識を 持つはずがないという人まで、様々な…

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不死《読書一服》

 仮に意識が無事アップロード出来たとすると、事故がないかぎり 不死となる。そうすると、 「…

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計算機に意識は宿るか《読書一服》

『計算機に意識は宿るか 脳からアップロード実験も計画』 という記事が日経にあった。 コンピ…

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もし宇宙船そのものになったとしたら《読書一服》

 宇宙空間は人間が生存するのに適していない。 宇宙船に居住空間を作り、維持していく必要が…

意識をコンピューターにアップロードする《読書一服》

 意識をコンピューターにアップロードするという発想とは。  昔は、生き物というのは魂が身…

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ちょっと道草《読書一服》

マルクス・ガブリエルが『「私」は脳ではない』で 神経中心主義を批判していくのですが、それ…

エマニュエル・トッドの思考地図《読書一服》

エマニュエル・トッド(著)大野 舞(訳) 本書の初めの方に「なぜ哲学は役に立たないか」 という節がある。実は今、私はマルクス・ガブリエルの著作を いろいろ読んでいるところ。 著者はこんな内容のことを書いています。   人間は最悪の事態から目をそらすように出来ているのではないか。 (奥深いレベルで) 歴史的に見ても、人間が最悪の事態を予測しない能力を持っている ということは証明されている。 人間が自然界ではなく、自分たちの社会について考察を進めたときの その究極の目的とは、