【第3回】オトナ学部に通っています


■スピード卒業が可能です

 私が通っているのは、ニュースクール大学の傘下にあるパーソンズ・スクール・オブ・デザインという美術大学である。パーソンズはさらに、ファッションやインテリアなど専門性を冠した5つのスクールを擁す。私が属しているのは「School of Art, Media, and Technology (AMT)」というスクール。この中がさらに、デザイン、写真、イラストレーション、ファインアートなど7分野に分かれており、それぞれが、四年制学部(BFA)や大学院(MFA)、二年制学部(AAS)などを持つ。

 上から順に所属を書くと、「The New School > Parsons > AMT > Graphic Design > AAS」となる。ニューヨーカー相手なら、手短に「パーソンズのグラフィックデザイン」と言えば通じるが、日本の大学とは学部・学科・専攻の分類が異なるので説明がややこしい。学歴を翻訳すると「ニュースクール大学卒」であり、同時に「パーソンズ大学AAS卒」でもある。

 Associate in Applied Science degree(AAS)は、他大学での学位取得者を対象とした特別なプログラムだ。リベラルアーツ(一般教養科目)は免除で、2年間65単位の専門科目さえ修めれば「準学位」を取得できる。4年制学部(BFA)よりも早く卒業でき、コスト的にも短期大学くらいの気軽さだが、位置づけは大学院(MFA)に近い。面倒なときは「社会人学部」みたいなものだ、と説明している。

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岡田育

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岡田育

留学連載『35歳で、ガールと呼ばれる』

米国パーソンズ美術大学への社会人留学2年間の思い出。非常に個人的かつ一般化しづらい内容なので、とくに関心のある読者のために、質問やリクエストに応えるかたちで進めたいと思います。授業カリキュラムやクラスメイトの話も出るので有料マガジンに。分量がたまってきたらマガジン全体を値上...
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