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雑感

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俳句などに関するよしなしごとを書いた記事をしまってあります。note書き下ろし。不定期投稿です。
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記事一覧

人の命は「石鹸玉」

【スキ御礼】鑑賞*しばらくは人の高さを石鹸玉 十六世紀の西欧の絵画では、シャボン玉が人の…

岡田耕
13日前
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頼山陽が見た「花の雨」(2)

【スキ御礼】 歳時記を旅する13〔桜〕後*上千本中の千本花の雨 西行が見た「花の雨」 秀吉が…

岡田耕
3週間前
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頼山陽が見た「花の雨」(1)

【スキ御礼】 歳時記を旅する13〔桜〕後*上千本中の千本花の雨 西行が見た「花の雨」 秀吉が…

岡田耕
1か月前
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藤原定家が羨む「猫の恋」

【スキ御礼】芭蕉が絶賛した「猫の恋」 芭蕉が絶賛した越智越人の句 うらやましおもひ切時猫…

岡田耕
1か月前
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山べに行かむ桜見に④〜長谷寺「寒緋桜」

3月23日、鎌倉の長谷寺を参詣しました。 この日は朝から小雨が降っている生憎の天気。 境内…

岡田耕
1か月前
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白木蓮に逢ひにゆく②~山ノ内ハクモクレン公園~

【スキ御礼】白木蓮に逢ひにゆく①~円覚寺 3月11日、鎌倉の山ノ内ハクモクレン公園を訪ねま…

岡田耕
1か月前
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芭蕉が絶賛した「猫の恋」

【スキ御礼】歳時記を旅する35〔猫の恋〕前*恋猫や文字蛍光の置時計 松尾芭蕉に絶賛された越智越人の句は、  うらやましおもひ切時猫の恋 その意味は、 「あんなにも執拗に続いていた猫の妻恋がぴたりと止んだ。その思い切りのよさがわが身につまされてうらやましい。」 この越人の句の原案は  思ひ切る時うらやまし猫の恋 だったが、芭蕉が『猿蓑』に載せるときに改作した。芭蕉は原案の句に何が問題があって改作したのだろうか。 吉田美和子さんの著書『うらやまし猫の恋 越人と芭蕉』に

聞く和菓子

【スキ御礼】歳時記を旅する47〔浅春〕後*侘助てふ菓子のうす紅春浅し 虎屋十六代当主の黒川…

岡田耕
2か月前
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「立春大吉」を門に貼る風習

【スキ御礼】 道元禅師が書いた「立春大吉」  立春の日に「立春大吉」の札を門に貼ることは…

岡田耕
2か月前
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道元禅師が書いた「立春大吉」

【スキ御礼】立春大吉 「立春大吉」とはどういう意味があるのだろうか。 曹洞宗では、立春の…

岡田耕
3か月前
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立春大吉

2月4日は立春です。(2024年) 写真は、鎌倉の鎌倉宮で授かりました御朱印です。 「立春」の…

岡田耕
3か月前
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クリスマス期間は1月6日まで

【スキ御礼】歳時記を旅する45〔聖夜菓子〕後*オリオンを見上げつ湯浴む去年今年 日本では、…

岡田耕
4か月前
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梅一輪に逢ひにゆく⑤~鎌倉 長谷寺

冬至の頃にも咲き始めるという早咲きの冬至梅。 2024年1月1日、鎌倉の長谷寺に逢いに行きまし…

岡田耕
4か月前
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鑑賞*冬至梅一年の計香らせる

【スキ御礼】受賞*梅一輪探せば百の蕾かな 坂田 友莉  加納小学校五年。「令和 4 年度 安井息軒顕彰 小学生俳句コンクール」小学五年生の部 特選。 安井息軒は江戸期の儒学者。 有名な言葉は「一日の計は朝にあり。一年の計は春にあり。一生の計は少壮の時にあり。」 冬至梅は、名の通り年内にも咲き始める早咲き梅の一種。 その香りが一年の計を立てよと促している。 (岡田 耕) 写真/宮崎市 安井息軒記念館・安井息軒旧宅ホームページ – 宮崎県宮崎市清武町の偉人、学問に生涯を