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植物とかかわる

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動物よりも植物が好きかもしれません。植物的価値観に憧れます
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彼岸花

花の時期、彼岸花には葉はない 花が終わり、冬に向けて葉ができる 春から夏にかけて、葉は枯れる リコリスは学名 曼珠沙華は和名 8月に咲くのはキツネノカミソリ アレロパシーはギリシャ語からなる合成語 αλληλων (allēlōn 互いに) + παθος (pathos 感受) 毒によって他の植物の生育を抑制する 毒は主に根から出る 栄養は冬の間に鱗茎に蓄え、種はない キツネノカミソリには種がある

屁糞蔓(ヘクソカズラ)

美しいくも可憐でもないが、いくらなんでも「屁糞蔓(ヘクソカズラ)」という名前は少し酷い。 別名「灸花(ヤイトバナ)」「サオトメカズラ」。古くから、しもやけの薬として利用されていたという。「写真で見る植物用語」によると、ヘクソカズラは左巻き、ヒルガオは右巻きなのだという。 植物界にもしTwitter(X)があれば、絶対、炎上案件の命名。

坂戸日記 2023.11.26

2023年11月26日、曇。なんだか急に肌寒い。 取り残した球根があったようで、庭の隅でサフランが咲いた。 ドロシーに「ねぇねぇ、サフランが咲いたよ」と話したら、「え、クロッカスかと思っていた」というので、「違うさ、これはサフランなんだよ」と答えた。 検索してみると、ほぼほぼサフラン≓クロッカスと思ってもよいような気もする。なんだか他愛のない会話だったなと思う。 水曜日、ブーゲンビリアの、苞(ほう)の部分を押し花にしようかと解体してみたが、面倒になって小皿に乗せるまで

だるま落としと世界の補助線

だるま落としって楽しいよね。だって遊びならが慣性の法則とかが解ってしまうのだもの。 慣性の法則が楽しいのは、電車に乗っていても「あ、慣性の法則だ」って思えること。子どもだった私はそれがとても嬉しかった。 昆虫にも天体にもまったく興味はなかったけれど、慣性の法則は好きだった。それは世界に対して補助線がひけることを教えてくれた。 世界にはたくさんの補助線がある。補助線を一つ一つ見つけていくことは人生のもうひとつの旅だ。 だるま落としはとても美しい補助線だったけど、それに比

知らないうちに

通勤リハビリと思って久しぶりに電車に乗った。時刻は6時半。まぁまぁの混み具合で、そこには私も含まれている。 7時前だが、次の乗り換え駅ではエスカレーターで人が少し渋滞している。密かもしれないが、ただあまり問題は感じない。それよりも、安全のために手すりに手をかけるか否かが気になってしまう。 そのまま、図書館に寄って本を返す。図書館も少しずつ再開に向けて動き出している。 図書館に寄った後、家まで歩いて帰る。久しぶりに長く歩いた。疲労で遭難しそうだ。 そうか、気づかないうち

蕎麦の花

韓国ドラマのトッケビを見始めてしまう。個人的にには、設定や展開がアニメ的で日本のドラマより面白いと思うが、歴史ものだったりすると平気で50話とかある。トッケビはそこまでは長くない。 そのトッケビの比較的最初の頃に蕎麦の花畑が登場する。花言葉は「恋人」ということになっているけれど、「なつかしい思い出」、「喜びと悲しみ」、「あなたを救う」とかが検索にかかる。どれも趣きがあっていい。 白楽天の村夜を思い出す。 6月の今とは季節違いだが、空想の世界に季節はない。独り門前に出でて

落葉松

富士吉田口登山道の「中の茶屋」近くに、フジザクラの群生地がある。5月の始め、新緑の落葉松の林と可憐なフジザクラが美しい場所だ。 あの落葉松林のことを思うとき、野上彰作詞小林秀雄作曲の『落葉松』を思い出す。 群生地のすぐ近く、北口本宮冨士浅間神社の祭神が、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ)なのもうなづける。

アジサイの剪定

川崎市の夢見ヶ崎動物公園での親子参加のアジサイの剪定作業に応援で参加した。実は剪定作業に以前から興味があったし、以前から「面白いよ」と川崎市の公園緑地協会の人から誘われていた。 作業は、普段から公園の整備をされているボランティアの人たちと、近所に事業所がある富士通の人たちが企画したもので、富士通は剪定作業で出た枝を持ち帰って事業所内に親子で挿し木もするのだという。 本来の花後の剪定はもっと早い時期に行うものだが、夏の暑さを考慮してこの時期になったという。そういう判断もあろ