わたしが朝起きると、そらは昨日と同じ場所で丸まっていました。健気に待っていてくれていたんだなぁとしみじみ思いながら、階段を降りて１階に行きました。
居間にはこたつを出していました。こたつに入ろうとすると、手が冷たいものに当たりました。なに！？と驚いて濡れている場所をみてみると、５センチくらいの円形の濡れがありました。臭ってみると、おしっこの匂いがしました。まさか…そら？！
あーあーと思いながら、失敗したのなら、仕方がないかぁと朝からこたつ布団をお風呂で洗って、干しました。そらには自分の小屋のトイレシートで用をたすように、うながしました。わたしが起きているときはトイレシートや床で用をたしていました。失敗のたびに、ここでするんだよとうながしました。
その晩、わたしが寝るときに一緒に２階についてきました。さすがに床で寝るのも寒いかと思い、犬小屋に置いてある毛布の入った入れ物を廊下においてあげました。すると、そらはわかっているのか、そこで丸まって寝るようになりました。ずっと寝ながら、わたしを待っていてくれたんだなぁと思っていました。