お待っとさんでした。

毎週月曜恒例のBOX OFFICE全米週末映画興行収入ランキングの時間です。

5/17～19のトップ10は、こちら。

１）JOHN WHICK : CAPTER 3 - Parabellum

$57.0M ($57.0M) １週目（初）

２）AVENGERS: ENDGAME

$29.4M ($770.8M) ４週目（⇩）

３）Pokémon Detective Pikachu

$24.8M ($94.0M) ２週目（⇩）

４）A DOG'S JOURNEY

$8.0M ($8.0M) １週目（初）

５）THE HUSTLE

$6.1M ($23.1M) ２週目（⇩）

６）THE INTRUDER

$4.0M ($28.1M) ３週目（⇩）

７）LONG SHOT

$3.4M ($25.7M) ３週目（⇩）

８）THE SUN IS ALSO A STAR

$2.6M ($2.6M) １週目（初）

９）POMS

$2.1M ($10.0M) ２週目（⇩）

10）UGLY DOLLS

$1.6M ($17.2M) ３週目（⇩）

１位はキアヌ・リーヴスの人気シリーズ最新作『ジョン・ウィック：パラベラム』だい！

ここまで丁寧に紹介してくれるチャド・スタエルスキっちゅう監督は律儀やな。

せやけど結局「パラベラム」が何やったんかはわからずじまいや。

「パラベラム」とは、世界で広く使われている「弾丸」のことだよ。

そして「Para Bellum」とはラテン語で「戦いに備えよ」という意味。

これはラテン語の諺「Si Vis Pacem, Para Bellum」（平和を望むならば戦いに備えよ）に由来している。

平和な社会を望むのなら軍事力の整備や軍事訓練を怠るな、という意味なんだ。

日本ではなかなか取り上げづらい諺だね…

この諺は弾丸の製造会社であるドイツ武器弾薬工業（DWM）社のモットーでもあるらしい。

ちなみにこのパラベラム弾は、弾体の直径が「9ミリ」で、薬莢の直径が「19ミリ」なので、「9×19」という愛称でも呼ばれる。

せやけど『ジョン・ウィック：パラベラム』っちゅうタイトルで、この意味わかる奴おるんか？

銃撃戦が売りのアクション映画ファンなら知ってるんじゃないかな？

キアヌ様に敗れたけど、『アベンジャーズ：エンドゲーム』もまだまだ元気だぞ！

数字、どないなった？

世界累計で『アバター』抜いて新記録達成か？

あと少し。来週あたりかな。

① $2788M アバター
② $2614M アベンジャーズ：エンドゲーム
③ $2187M タイタニック
④ $2068M スターウォーズ：フォースの覚醒
⑤ $2048M アベンジャーズ：インフィニティ・ウォー

2800憶円か！想像できない数字！

ダルビッシュ20人分やけどな。

３位は『名探偵ピカチュウ』だね。

４位は『ア・ドッグズ・ジャーニー』だぞ！

またデニス・クエイドだ。

『イントルーダー』に続いて大活躍だね。

せやけどアメリカ人は犬映画が好きやな。

数ヵ月に１本は犬映画がランクインしよる。

さて、５位以下で初登場の作品は…

８位の『太陽もまたひとつの星である』だな。

アメリカで育ったのに親が不法移民やったせいで強制送還されるっちゅう時事問題をテーマにした映画か。

ジャマイカ系アメリカ人と韓国系アメリカ人いうエスニックカップルが引き裂かれる話なんだね。

この映画は同名のベストセラー小説が原作なんだけど、その作者ニコラ・ユンはジャマイカ生まれだ。

そして彼女の夫デヴィッド・ユンは韓国系アメリカ人だから、自分たち夫婦がモデルになっているんだね。

詳しくはコチラで。

ニコラ・ユン？

どっかで聞き覚えのある名前やな…

『EVERYTHING, EVERYTHING（邦題：エブリシング）』を書いた人だよ。

ああ、せやった！

ヤング・アダルト小説界の注目株やな。

このへんの作家さんの情報は、なかなか日本には入って来ないからね。

映画化されても日本では劇場公開されずにビデオスルーだし。

文化的背景が全然違うと、なかなか共感しづらいもんなあ。

特に人種とか政治とか宗教問題が絡むと…

日本ではヘビーなテーマは好まれないからね。

そういう風土だから、まあ仕方ない。

それでは今週はこのへんで。

また来週のこの時間にお会いしましょう。

ごきげんよう、さようなら。

『THE SUN IS ALSO A STAR』

監督：ライ・ルッソ＝ヤング
原作：ニコラ・ユン
脚本：トレイシー・オリバー
製作：レスリー・モーゲンスタイン、エリザ・ダットン
製作会社：ワーナー・ブラザーズ、MGM、アロイ・エンターテインメント
出演：ヤラ・シャヒディ、チャールズ・メルトン、ジェイク・チョイ、ベンガ・アキナベ、ジョン・レグイザモ、ヒル・ハーパーほか