全米映画週末興行ランキング(6/14~6/16編)2019
お待っとさんでした。
毎週月曜恒例のBOX OFFICE全米週末映画興行収入ランキングの時間です。
6/14~6/16のトップ10は、こちら。
1)MEN IN BLACK:INTERNATIONAL
$28.5M ($28.5M) 1週目(初)
2)THE SECRET LIFE OF PETS 2
$23.8M ($92.0M) 2週目(⇩)
3)ALLADIN
$16.7M ($263.4M) 4週目(ー)
4)DARK PHOENIX
$33.0M ($33.0M) 2週目(⇩)
5)ROCKETMAN
$8.8M ($66.1M) 3週目(⇩)
6)SHAFT
$8.3M ($8.3M) 1週目(初)
7)GODZILLA:King of the Monsters
$8.1M ($93.7M) 3週目(⇩)
8)JOHN WHICK : CAPTER 3 - Parabellum
$6.1M ($148.6M) 5週目(⇩)
9)LATE NIGHT
$5.1M ($5.4M) 2週目(初)
10)MA
$3.6M ($40.3M) 3週目(⇩)
1位は『メン・イン・ブラック:インターナショナル」 だい!
『MIBインターナショナル』?
『MIB4』とちゃうんか?
主演のコンビが変わったからね。
1~3のコンビ「トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス」から「クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソン」のコンビに代替わりしたんだ。
そして舞台もニューヨークからロンドンへ移った。
テッサ・トンプソン演じるニューヨーク育ちのエージェントMが、MIBの内部調査のためロンドン支局に送り込まれ、そこでクリス・ヘムズワース演じるイギリス人エージェントHとコンビを組むという設定だね。
海を渡ったアメリカ人がイギリスとの文化ギャップに戸惑うシーンがコミカルに描かれている。
だから「インターナショナル」なんだ。
STINGの『Englishman In New York』の逆パターンやな。
スティングは「僕はエイリアン。合法エイリアン」って歌ってるね。
これって人間に化けて生活してる宇宙人の歌なの?
「alien」って「外国人」つまり「外から来た人」という意味なんだよ。
日本人は「エイリアン」と聞くと「宇宙人」を想像しがちだけど、これは映画『エイリアン』の影響だろうね。
そういえば『Englishman In New York』にはモデルがおったな。
確かイギリスからニューヨークへ渡ったゲイのおっさんや。
そう。作家のクエンティン・クリスプだ。
Quentin Crisp(1908-1999)
スティングは1986年にNYの彼のアパートを訪問した。
その時に聞いた話をもとにして歌詞を書いたんだよ。
せやせや。映画にもなっとった。
この映画で「エイリアン」ことクエンティン・クリスプを演じたジョン・ハートは、『エイリアン』で最初にエイリアンの犠牲になった俳優として知られている。
凄い偶然 (笑)
もう『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』とクエンティン・クリスプの話はええやろ。
『MIBインターナショナル』の話せえや。
それが…
無関係じゃないっぽいんだよね。
は?
『MIBインターナショナル』の冒頭では、テッサ・トンプソン演じるエージェントMがMIBのNY本部でトレーニングするシーンが描かれるんだけど、そこにはお馴染みの、エマ・トンプソン演じるエージェントOが登場する。
そのエージェントOの風貌が、なぜかクエンティン・クリスプそっくりなんだよね…
ホントだ!クリソツ!
このエマ・トンプソン演じるエージェントOと、テッサ・トンプソン演じるエージェントMが、「MEN IN BLACK」という組織名について語り合うシーンがあるんだ。
「なぜ MEN なの?MEN じゃない人もたくさんいるのに」ってね…
テッサ・トンプソンはバイセクシャルを公表しとったな。
そしてエマ・トンプソンはゲイ・アイコンで『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』のモデルになったクエンティン・クリスプそっくり…
めっちゃ意味深やんけ…
映画を観てないから何とも言えないけど、何かありそうだよね。
気になる~!絶対に観なきゃ!
さて、2位は『ペット2』だ。
3位の『アラジン』と共に安定の人気やな。
あほーにゅーわー♪
『ペット2』と『アラジン』は前回をどうぞ。
6位には『シャフト』が入ったね。
2000年に公開された『シャフト』の続編か!
ワイら世代的には『シャフト』やのうて『黒いジャガー』やな。
今回の『シャフト』は日本では劇場公開されず、NETFLIX独占配信となっている。
ええ~!音楽がカッコいいから映画館の大きな音で聴きたいのに~!
時代の流れや。
9位にも初ランクインの映画が入ってるね。
エマ・トンプソン主演のコメディ『レイト・ナイト』だ。
今度はAmazonか。
しかもまたエマ・トンプソンやんけ。
しかもまた「ジェンダー」をテーマにしてる。
男勝りのバリバリキャリアウーマンってキャラもエージェントOそっくり。
若い女の子を育てるってとこも(笑)
明らかに『MIBインターナショナル』を意識したドラマだね。
両作併せて観ると面白いだろう。
ということで、今週もお別れの時間がやって来た。
また来週。ごきげんよう、さようなら。
最近あっさり終わるよね…
しゃーないやろ。
「深読み米津玄師」が忙しそうやさかい。
今週は〆切の原稿が5本もあるんだけど、頑張ってサッサと終わらせて、早く続きを書くぞ!
その情熱を仕事に向ければいいのに…
『MIB: INTERNATIONAL』
監督:F・ゲイリー・グレイ
脚本:アート・マーカム、マット・ホロウェイ
原作:ローウェル・カニンガム
製作:ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、バリー・ソネンフェルドほか
出演者:クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、エマ・トンプソン、リーアム・ニーソン、レベッカ・ファーガソン、クメイル・ナンジアニ、レイフ・スポール、ロラン・ブルジョワ&ラリー・ブルジョワほか
音楽:ダニー・エルフマン、クリス・ベーコン
日本語吹き替え版主題歌:吉本坂46『今夜はええやん』
撮影:スチュアート・ドライバーグ
編集:クリスチャン・ワグナー
製作会社:コロンビア映画、アンブリン・エンターテインメント
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?