【鹿児島県:与論島】美しすぎるビーチ、アラ還世代は羨望の眼差しで見ていたんだ!
奄美群島最南端の与論島。高度経済成長期生まれの昭和おじさん(お爺さん?)には若者達のナンパ島(この表現に不快を感じたらゴメンなさい)の印象だったのですが、冬の与論島を訪れてみたら、お年寄りにも優しくていつでも異次元の美しさの海を満喫できる島なんだなぁと感じました。沖縄返還を知ってる世代にとってはここが日本の最南端、国境の島だったんですよね。原付で周るにも丁度いい大きさの島です。大きなリゾートホテルは少なくなりましたが、茶花エリアを拠点にすると長期滞在も楽しいかもしれませんよ!
鹿児島空港:奄美大島旅の続きで鹿児島空港からのスタートです!
奄美大島の旅から鹿児島空港に戻ってきました。この後与論島に渡るのですが、フェリーで奄美大島から与論へ向かうのではなく飛行機で鹿児島に戻った方が時間的に余裕があったので時間を優先しました。ただ鹿児島空港でも2時間の待ち時間があったので、空港で自転車を借りてお目当てのフルーツサンドを食べに出かけます。
フルーツショップ末重:断面が美しすぎるフルーツサンドはラインナップも豊富!
鹿児島空港から自転車でも20分くらいかかりましたが、断面が美しいフルーツサンドが購入できるフルーツショップ末重さんにやってきました。フルーツサンドの販売は 9:30-17:00 で売り切れ次第終了です。具材も旬の果物を使っているためシーズンによって変わるので、いちぢくのシーズンにまた訪れてみたいです。
西郷公園:鹿児島空港目の前、西郷さんや明治維新に関する資料が無料で見られるぞ!
フルーツサンドの帰りに鹿児島空港の目の前にある西郷公園に寄りました。こちらでは西南戦争を描いた53枚の錦絵をはじめ。西郷隆盛や明治維新に関する資料が無料で見られます。手前に停めたのが空港で借りたレンタサイクルです。
西郷公園で目を引くのは何と言っても西郷隆盛像ですね。高さは10.5mもあって5mの台座に乗っているので空港から頭が見えます。大仏など仏教上の美術品にはこれより大きなものはたくさんありますが、実在した人物像としては日本一の大きさなのだそうです。
飛行機の時間が迫ってきたので少し急ぎ足で自転車を返却して空港ターミナルに入りました。13:00の便で与論に飛びますが、鹿児島空港から奄美群島へ向かう飛行機は日本エアコミュータのATR42-600が中心になります。もうこの機材が愛おしくすら感じます(苦笑
与論空港:1976年開港とのことで沖縄返還から4年後だったんですね
与論空港へは那覇空港から琉球エアコミュータ(RAC)が、鹿児島空港からは日本エアコミュータ(JAC)が就航していて、滑走路が1,200mと短いため小型機のみとなっています。便数もあまり多くないので一日に上陸できる人数は少ないですね。大型フェリーも与論港に就航していますが沖縄本島からでも8時間、鹿児島からは20時間かかります(汗
空港を出ると駐車場入り口にパナウル王国のオブジェが出迎えてくれます。観光地としての発展、文化・国際交流のため、ギリシャのミコノス市との姉妹都市提携が結ばれて以降、パナウル王国という観光名称が定着し、ギリシャ風の建物やモニュメントが設置されたらしい。これらを巡るのも楽しいです。
Y's House:もともとはレストランだった広々ゆったりのゲストハウス!
創業50年のレストランを2021年に改築しオープンしたゲストハウス。1階、2階それぞれ1組というこじんまりとした宿ですが、茶花エリアの中心街付近にあり、空港への送迎もお願いできます。オーナーの奥様がとても丁寧に対応してくれました。
今回は 2階のキッチン付きの大きな部屋を利用させていただけたので、2人旅にはとても快適でした。カフェや居酒屋、ビーチにスーパーも徒歩圏ですのでとても便利な場所です。レンタルバイク屋さんもすぐ近くでした。
南国モータース:茶花エリアのレンタカー・レンタサイクル・レンタルバイク店
宿のY's Houseからも徒歩1分、トップシーズは予約必須ですが、そうでない時期でも事前に予約いただいた方が良さそうです。原付 2台を24時間お借りしたのですがめちゃ安かったです。整備状態もよかったのでお勧めです。
webは「南国レンタカー」になっていました(笑
ヨロン駅:5mのレール、国鉄の周遊券指定地10周年を記念して設置
与論空港付近にあって、周回道路から舗装されていない路地にはいったところにあります。すぐ右手からはフバマというビーチに出られます。こちらも与論島の鉄板観光スポットですね。周囲に街灯もないので、夜は満点の星を眺めることができそうです。
大金久海岸:2kmも続く与論最大のビーチ、お楽しみは明日に!
与論島上陸が午後になったので、最大の目的である干潮時にのみ沖合に出現する百合ヶ浜は明日の楽しみに。まずは沖合までの船を確保しないといけないのですが、ビーチについたら Marin5 のおじさんが「完全には出ないかもしれないけど11時くらいに来なよ」と優しく声をかけてくれました。
明日の15時の飛行機で帰路につくので助かりました。
マソー:茶花エリアのコンビニ?、朝の焼きたてパンが美味しい!
大金久海岸から宿に戻って来て、部屋飲み用のお酒と摘みを調達にマソーに来ました。営業時間はweb情報もまちまちですが、正月も営業しているらしいので島ではコンビニとして重宝されているそうです。朝、焼きたてパンが並ぶので明日が楽しみです。
茶花海岸:ミコノス通りに面し、地元の子供達の学校帰りの遊び場にも!
茶花エリアにあるので、この付近の宿を利用して歩いて夕陽や星空を眺めにくるのもいいですね。こちらの白いステージは与論の観光サイトなどでもお馴染みですね。毎年3月に開催されるヨロンマラソンのパーティやイベントの会場としても使われるそうです。
居酒屋ひょうきん:与論島の中で一番人気?の居酒屋、もずくそうめん食べてみて!
こちらも茶花エリアにあって、島民や観光客からも大人気の居酒屋さんですね。2階席もあって店内は広めなのですが、いかんせ大人気のお店なので予約は必須といった感じです。
まずはお刺身から。シビとはキハダマグロの幼魚のことらしいです。店内は活気があって賑やかですね。こちらの名物となっているモリンガ素麺も人気メニューです。アンチエイジングやダイエットにも効果がある…とか。
こちらが看板メニュー?のもずくそうめん。めんつゆで食べるもずくってめちゃくちゃ美味しいんですね。今でももずくは毎晩食べていて、石垣のシークワーサーぽん酢をお取り寄せしています。与論に行ってからはめんつゆでいただくようにもなりました。是非食べてみてください。
ミコノス通り・王者の椅子:ヨロンマラソンのゴールには優勝者だけ?が座る王者の椅子が!
ヨロンマラソンのゴール地点になっているミコノス通り。この通りにある王者の椅子では表彰式が行われ、優勝者のみにこの王者の椅子に座る権利が与えられるのだそう…まぁ日ごろは観光客の方も普通に座って写真を撮っています(苦笑
ヨロンマラソン優勝者のプレートが並んでいますね。我々が訪れた時は手前に車止めがあって通行できなくなっていました。道路の補修工事かな?
ちなみに Google Map で見ると弊の裏手が墓地に見えるのは気のせいかしら?
愛の鐘:ヨロン駅と空港を結ぶ丘の上の遊歩道は美しい夕陽が見られる絶景スポット
アラ還夫婦ですが、せっかく与論にきたのでこちらにも寄ってみようかと(苦笑 空港からの方が近いですが、ヨロン駅手前のこちらから遊歩道に入り愛の鐘を目指しました。
鐘を2回鳴らして願い事、その後一礼するのがお作法のようです。9月の終わり、たくさんのトンボが飛んでいます。もう少しこうやって島旅が続けられるよう祈りました。
パラダイスビーチ:その入り口がなんとも見つけ難いったらありゃしない!
愛の鐘から遊歩道を抜けてもずくそばで有名な蒼い珊瑚礁に出てきました。そばにもずくが練り込まれているそうで、トロっとした舌ざわりが珍しいそばとのこと。Google Map ではこの裏手がパラダイスビーチなのですが、どこからビーチに降りるんだろう?
この洞窟のようなほら穴がまさかビーチの入口だと思わず、店舗の裏手を何往復もするただの不審者になってしまいました(汗
ここを潜っていくとビーチに出ることができます。引用しているサイト情報にあるブランコは無くなってました(泣
残念ながら陽がさしていなかったので美しさが伝わりにくいのですが、それでも別格の碧さを感じられました。
再びバイクを走らせて、大金久海岸方面に向かいます。
シーマンズビーチ:陽射しがでてきて、このあたりから海の色がやばすぎた!
百合ヶ浜へ連れてってもらうおじさんとの約束時間までまだ時間があるので、大金久海岸からちょっと南下してシーマンズビーチへ。このあたりから太陽が顔を出し、海の色が沖縄でも見たことないようなやばい碧さになりました。もうワクワクしかない!
海岸に降りたところの穴はタイムトンネルと呼ばれ、この穴から覗き見る海が映えスポットになっているらしい。これは写真撮りたくなるよねぇ。
朝まだ早かったのか、トップシーズンじゃないからなのか、こんな美しい景色を独り占めでした。
Marin5:与論島リピーターから慕われる海人が案内してくれる老舗
大金久海岸に着きました。入口のパナウル王国建国記念碑からもう碧い海が見えていますね。今日の干潮は14時くらい。宿に戻って水着から着替えて空港まで送っていただくので、15時の飛行機に乗るためビーチに滞在できるのは13時まで。砂浜が出現しなくてもそれが我々の百合ヶ浜だ!
記念碑を潜ってすぐのところに店を構えています。台風が来ると一旦店をたたんでまた建て直すんだそうです。引用しているサイトの二人組の写真の左のおじちゃんが声をかけてくれて、この日、颯爽とボートを出してくれました。二人で貸し切り状態です!
ボードに乗って沖止めのボートへ。もう海の色がやばすぎです。こんな綺麗な海、見たことない!かなりのご年輩とお見受けしましたが、なんのなんの若々しくかっこいいおじちゃんです。
百合ヶ浜:砂地は顔をだしてくれないけど、おじちゃん頼んだよ!
たっぷりとMarin5を紹介させていただきます。おじちゃんの操縦するボートに乗り、砂浜は顔を出していないけど白くみえる浅瀬が間違いなく百合ヶ浜。最初は少し陀蛇行しながらゆっくり浅瀬に近づいていきました。
なるほど、これを見せるためにカメを探してゆっくり蛇行していたんですね。おじちゃんの粋な計らいで息継ぎに浮上してきたカメを写真に収めることができました。感謝、感謝!
ここだね。干潮時間までいるともっと引いてくれるかもしれないけど、膝下まで水位が下がったので、勢いよくボートを飛び降りて百合ヶ浜になるはずの浅瀬を楽しみました(笑
異次元の美しさの海と百合ヶ浜…になる浅瀬で楽しんで、ウミガメも見ることが出来て大満足の与論旅でした。
与論島の美しい海を堪能できたので帰路につきます。最後にMarin5のマスコット犬ゆずをモフモフしてお別れです。いやぁ、沖縄でも波照間港の防波堤先っちょの碧さも凄かったけど、与論島大金久海岸の碧さはなんか吸い込まれそうな美しさでした。絶対また来る!
帰りも鹿児島空港経由で羽田へ帰ります。すぐ隣の那覇への便(RAC)も飛んでるんだけど、往復チケットの方が安いですし。
高度経済成長期生まれには若者の島というイメージは今回の旅で払拭されました。還暦近くになってもめちゃ楽しめるので是非来てください。
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