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好きな音楽について

ハンバートハンバートの音楽を聴いていて、フォーク音楽の情感、切なさ、貧乏な中生きる等身大の人間のあり方みたいなものに共鳴する。 フォークといえば高田渡の生活の柄、アルコールに飲まれて舞台上で眠る高田渡の姿に何かひきつけられる気持ちはいったいなんなのかよくわからないが、確かに惹かれるものがあるのだ。 一方で静かな夜のビートという感じの洒落た音楽も好きだ。yogee new waves のclimax nightなんてエモエモだし、最近の曲だと佐藤千亜紀のS.S.Sも好き。

    • ハンバートハンバートの「ふたつの星」の感想

      星と人間を重ねて捉える視点は、柴幸男、ままごとの演劇「わが星」を思い出させた。10年以上前、大学時代に演劇をやっていてこの芝居の虜になったのだった。ままごとのこの演劇は、日常的と宇宙のスケールが音楽的なリズムの中で統合されていた。口ロロ(くちろろ)のビートに乗せて進むこの演劇は、無(転じて有)、始まりと終わり、関係とひとりぼっち(孤独)、希望と悲しみ、時間と空間に想いを巡らせるものだった。内臓感覚を思い出す。 ハンバートの新曲は「わが星」ではなく「ふたつの星」だ。ふたつの星

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