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歴史捜査 ローマ帝国滅亡編

おはようございます。ローマ帝国が滅亡した時のように日本もそろそろ滅亡しそうだなと思っているアルキメデス岡本です。

という訳で、ローマ帝国が何故、滅亡したのか調べたのでまとめます。

ローマ帝国とは

ローマ帝国は、古代ローマがイタリア半島に誕生した都市国家から、地中海にまたがる領域国家へと発展した段階以降を表す言葉である。従って厳密には古代ローマの体制が共和制だった頃を含んでいる。最盛期には地中海沿岸全域に加え、ブリタンニア、ダキア、メソポタミアなど広大な領域まで拡大した。シルクロードの西の起点であり、古代中国の文献では大秦の名で登場する。帝国という訳語があてられている事から、狭義にはオクタウィアヌスがアウグストゥスの尊称を与えられた紀元前27年からの古代ローマを指す場合もある。しかし、本来の表現からすればこの場合は帝政ローマ、またはローマ帝政期とした方が正確である。

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コンスタンティヌス1世の没後、帝国では再び分担統治が行われるようになった。テオドシウス1世も、395年の死に際して長男アルカディウスに東を、次男ホノリウスに西を与えて分治させた。当初はあくまでもディオクレティアヌス時代の四分割統治以来、何人もの皇帝がそうしたのと同様に1つの帝国を分割統治するというつもりであったのだが、これ以後帝国の東西領域を実質的に一人で統治する支配者は現れなかった。もっとも3世紀後半以降、東西の皇帝権が統一されていた期間は僅かに20年を数えるのみであり、経済的な流通も2世紀前半以降はオリーブなどのかつての特産品が各地で自給され始めるにつれ乏しくなり、また自由農民が温存された東方に対して西方ではコロナートゥスが増大するなど、東西の分裂は早い段階から進行していた。今日では以降のローマ帝国をそれぞれ西ローマ帝国、東ローマ帝国と呼び分ける。ただし、史料などからは当時の意識としては別々の国家に分裂したわけではなく、あくまでもひとつのローマ帝国だった事が窺える。

ローマ帝国滅亡の原因

ローマ帝国全史を取り上げたい場合を除いて西ローマ帝国の「滅亡」をもってローマ帝国の「滅亡」とすることが一般的である。
よって、ここでは西ローマ帝国が滅亡した原因に言及する。

古代ローマ帝国は西暦395年に東西に分裂した後、東ローマ帝国は1453年にオスマン帝国によって滅ぼされるまで1,000年以上にわたって続いたが、西ローマ帝国はゲルマン民族の大移動の嵐の中、476年に滅亡した。

同じ国家体制にもかかわらず、西ローマ帝国は何故かくも早く崩壊したのかについては、ローマの拡大と繁栄を支えた「ローマ人」というアイデンティティの喪失がその要因であり、西ローマ帝国は外敵によってではなく自壊したと分析されている。

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都市国家・ローマからローマ帝国へと勢力を拡大していく過程で、ローマは、ゲルマン人など被征服民族にローマ市民権を与え、「ローマ人」として取り込み、有能な人材を軍隊、官僚機構に積極的に登用した。中にはローマ皇帝に登りつめるローマ市出身以外の者も出現するなど、実力主義の人事が巨大な帝国の繁栄とパックス・ロマーナを支えた。

しかし、4世紀末から西ローマ帝国では経済が低迷し、政治が混乱する中で、ローマ市民はその不満のはけ口を外部部族に向け、外国人排斥運動が起きた。ローマ帝国の安全を担う軍隊は、ローマ市民ではなく外部部族出身者が多数を占める中で、である。多民族を取り込む「ローマ人」という寛容の精神が西ローマ帝国から失われ、西ローマ帝国は内部崩壊していったと考えられる。

日本沈没までのカウントダウン

現代の日本は既得権益と政治の癒着が根深い為に、忖度と空気を読みすぎて大胆な改革が行えない政治機能が麻痺している状態である。アベノミクスという経済政策もほぼ失敗に終わったところに、新型コロナウイルスの影響でさらに経済が低迷。東京都と国の政策も足並みが揃わず、統治機能の混乱が目立つ。

また、今のままの政治システムでは責任の所在もハッキリしない為に、無責任なリーダーを生み出してしまうという構造的欠陥がある。都知事の場合は直接選挙方式なので、責任の所在は明確だが、総理大臣を選択する場合は党内の派閥の力が関係してくるので何重にも層が厚くなりその分、責任の所在も曖昧となる。常に誰かの顔や空気を気にし過ぎて、予定調和や様子見など問題の先送りが発生しスピード感のない判断となってしまう。これが日本の政治システムの特徴であり、構造的欠陥である。さらにインターネットの登場で世の中が激的に変化していても、政治の世界は未だに紙文化のアナログ社会であり、今回の新型コロナウイルスの拡大スピードに全くという程、追いついていないのである。

企業の場合、変化の激しいビジネス環境に適応できなければ、自然淘汰されて倒産する訳だが、国家の場合も同じ原理が働かなけれならない。この国の指導者達が変化に適応できていない状況では、この国の滅亡も近いだろう。

そもそも本当のリーダーシップをもったリーダーを選ぶ事が出来ていないのが、この国の停滞を招いている。それを選ぶのは国民の意識と知識であると思います。

この状況を打破するには正しい知識、特に歴史に対する認識と、それに基づいた判断になると思います。

安倍政権の特徴

そういう歴史的観点から見た場合、今の安倍政権は滅亡前の西ローマ帝国だと言えるでしょう。

安倍政権の特徴はこうです。

・アベノミクスの経済政策は事実上失敗し経済は停滞

・不都合な真実は隠蔽し説明責任や再調査を行わない

・責任の所在がハッキリせず失敗しても責任を取らない

・危機管理能力が低い為に対応が遅い

・血の通っていない冷酷な政治で社会不安が増大

・外部民族に侵食され日本人の美徳やアイデンティティが失われている

挙げたらキリがありませんが、つまり安倍政権は政権運営能力が低いポンコツ集団で、既に時代遅れの組織だという事です。緊急事態宣言を出しておきながら、労働者を強制的に働かせるブラック企業のような体質です。日本人としての美徳も失われ国家滅亡の危機的状況である。

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まとめ

・経済が低迷した国家は滅亡する

・歴史的観点からみた場合、安倍政権は西ローマ帝国と酷似している

・指導者達の日本人のアイデンティティが失われている

・本当のリーダーを選ぶシステムがない

・危機的状況を打破するには国民一人一人の正しい歴史認識と判断力を高める

時代は今、真のヒーロー(グラディエーター)を求めている。

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『我が名はマキシマス・デシマス・メリディアス。 北軍指令官にしてフィリックス団将軍。 真の皇帝マルクス・アウレリアスの忠実なる僕。 殺されし子の父にして殺されし妻の夫。 今世か来世で復讐は必ず果たす。』


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