オカンの仕事と家事と育児が出来ていた環境!
どうも!オカンは仕事と家事と育児をしていました。まあこの文章だけ見れば普通の家庭の出来事ですね。
ただ、オカンは聴覚障がい者なんです。
これがなんやかんやで上手いこといったのは、オカンの努力もありますが、環境が良かったということも大きな要因です。
というのも、オカンの父親(祖父)は会社を経営していました。そのようなこともあり、オカンは祖父の会社に勤めさせてもらっていました。
これはホンマにラッキーとしかいいようがありません!なので、オカンは祖父にとても感謝していました。
話は戻りますが、経営者が祖父なのでオカンのことをよく理解していました。そんなこともあり、障がいによって社内での出来る事と出来ない事の線引きが明確にすることができました。なので、オカンに合わせた仕事を与えていたようです。
また家から職場に近いというのも大きなメリットでした。私自身が病弱だったので何かあればすぐに帰ってくることができたり、休憩時間に一旦家に帰ってきて家事をこなしたりしていました。
これだけ聴くとかなり恵まれた環境だったと思います。実際、祖父もオカンのことを気にかけていて、私自身にもかなり手厚いサポートをしてもらっていました。
ただ、たまたまオカンはこういった環境があったから良かったのですが、なかなかこういった環境に恵まれている人は多くないかと思います。
障がい者ということで雇用してもらえなかったり、給与面や待遇面など条件が合わない。
また採用してもらっても障がいを理解されなくて実務が難易度が高すぎる、ハードすぎることでストレスが溜まる。
または手厚すぎるサポートや気遣いに、簡単な仕事しかさせてもらえずにやり甲斐を感じないことや、過保護すぎてその人の自立より依存はせてしまうことになり、結果その人自身をダメにしてしまうということもあります。
環境が無くてもダメ、整い過ぎてもその人の為にならない。完璧にその人に合った環境を整えることはかなりハードルの高いことだと思います。
その解決に近づけるために目的を設定することが必要になります。
目的(ゴール)を設定することで相手が目的に近づくための課題を提供することができます。何事もですが目的やゴールが不明確だと自分が進んでいる感覚を感じられなかったり、「何のためにやってるのか?」と課題に疑問を感じたりしてやる気を失ってしまいます。
祖父はオカンに対して、ただ環境を整えるだけではなく、自立することを目的で環境をつくっていました。
なんでもかんでも与えることはしませんでした。ただ、いざと言う時のことは保険として用意しておくといったことで、「自分で出来ることはちゃんと自分でしなさい!」と言われていたそうです。
そのおかげか、オカンはあまり人に頼ることはしてきませんでした。努力ではどうしようもない最低限のことは周りの人に頼るようにしてきました。
おかげで、自立することができほとんどなんでも自分でするという、モンスター級の強者が生まれました 笑笑
こういった線引きが出来るのも、きっと出来ることはちゃんとしてきたからだと思います。周りの人に頼ることを前提にしていると、相手に求めることが増えてしまい他人に依存する人間になっていたかもしれないなぁと言って、祖父の愛のある厳しさにオカンは感謝していました。
環境づくりで大事なことは目的とその人の為になるか?の問いかけを常にしていく必要があります。
現実問題、障がいのある方々と接する機会が少ないため理解不足が生まれ結果、環境が整っていなかったり配慮の無さに繋がっています。
オカンのように障がいの有無に関係なく一人一人が暮らしやすい社会をつくる、そのための身近な環境づくりを少しでも考えるきっかけになれば幸いです。
数ある中から最後までご覧いただき、ありがとうございます!
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