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「損切丸」- 「株・為替編」

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「損切丸」から株、為替のマーケットに焦点を当てた note。
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記事一覧

思ったより分厚い「円売り」 ー 「介入」と「外為特会」と「米国債」

 「介入」の有無を調べる時に日本では便利な方法がある。コール市場等の取引を媒介している短…

損切丸
1日前
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国民が背負う「荷物」Ⅲ ー 今度は「インフレ税」という "重税"

 国民が背負う「荷物」。|損切丸 (note.com)  続・国民が背負う「荷物」。|損切丸 (note.c…

損切丸
1日前
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「円」を買う理由が見当たらない

 日銀の政策変更無しを受けて「円売り」に拍車。” Ms. Watanabe" =FXの個人トレーダーは「…

損切丸
4日前
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「高金利時代」再び? - 「インフレ」>「景気減速」の金融政策

 PMIの減速で 「利下げ」の ”芽” vs しつこい「円安」|損切丸 (note.com) と期待した矢…

損切丸
5日前
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”みんなと一緒” では乗り切れない - 日本人はもっと「リスク」について勉強した…

 イギリス人の同僚がよく使っていた言葉だ。 "No Risk & No Return" "High Risk & High Retur…

損切丸
6日前
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「利下げ」の ”芽” vs しつこい「円安」

 PMIの大幅な減少は昨年8月以来でやや意外感があった。価格や雇用指数を見ても、まんべんなく…

損切丸
7日前
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「インフレ」は成長する - イギリス、アメリカの経済史に学ぶ

 現在こう呼ばれているのはドイツだが、1960~1970年代にはイギリスの呼称だった。歴史を振り返ってみるとかなり悲惨  1973〜1974年の第1次オイルショックをきっかけにイギリスは経済の停滞と物価の上昇が共存する「スタグフレーション」に陥った。失業率は増大、原材料費と賃金の高騰が原因となって生産性が低下し通貨ポンドの価値は下落。にもかかわらず、国際収支は改善しなかった  何だかどこかの国で今起きている事のような…  ちなみに1970年代は所得税の最高税率が83%(

まるで ”モグラ叩きゲーム” - 苦しむファンド・トレーダー

 参照: 溢れる「過剰流動性」の "器" - 「逆イールド」の米国債 → ナスダック → ビット…

損切丸
9日前
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どうした?「マグニフィセント7」

 参考: 米国「株」本当に強い? - ”マグニフィセント7” その影響力は?|損切丸 (note.c…

損切丸
11日前
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「利上げ」が先か「株安」が先か - 「投機」は「円安」ではなく「日経平均」?

 「利下げ」が先か「株安」が先か|損切丸 (note.com) ではアメリカとFRBの事を書こうと思っ…

損切丸
12日前
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"積み上がっているモノ" は何か? -「金利」との比較

 このところの日経平均の急落で「新NISA」を始めたばかりの方はマーケットからの "洗礼" を浴…

損切丸
13日前
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もう「円安」だけで「日経平均」は買えない - 「円安」を止める "鍵"

 はっきりした「ドル建日経平均」戦略Ⅲ - ヘッジファンド ”恐るるに足らず”|損切丸 (n…

損切丸
2週間前
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「利下げ」が先か「株安」が先か

 予想を大きく上回った米小売売上高 ↑ をきっかけに米国債は急落。まあ物価が上がっている…

損切丸
2週間前
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"チャイナプレミアム" の出現と中国の苦況

 かつて日本のバブル崩壊後 "ジャパンプレミアム” という現象が起きた。筆者は英銀に転職した後だったので邦銀にドルを貸す立場になったが、社内でも邦銀向けのエクスポージャー(貸出資産)を厳格に管理する方向に転換。特に無担保でドルなどを貸し出す資金枠は厳しくなり、奇しくもグローバル管理を任される立場になった  最悪期で "ジャパンプレミアム” は@LIBOR+100~200BPにも及び、特に地銀などからは顔を合わせる度に「貸出枠を!」と要請されるので、営業が頼んできても面会を断