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「損切丸」 ー 中国編

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アメリカとの覇権争いの中、ますます存在感の増している「中国」。ここでは中国国債など限られた情報の中、「資金繰り」状況などについて考察を加えてみる。
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記事一覧

”みんなと一緒” では乗り切れない - 日本人はもっと「リスク」について勉強した…

 イギリス人の同僚がよく使っていた言葉だ。 "No Risk & No Return" "High Risk & High Retur…

損切丸
6日前
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「利上げ」が先か「株安」が先か - 「投機」は「円安」ではなく「日経平均」?

 「利下げ」が先か「株安」が先か|損切丸 (note.com) ではアメリカとFRBの事を書こうと思っ…

損切丸
12日前
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"積み上がっているモノ" は何か? -「金利」との比較

 このところの日経平均の急落で「新NISA」を始めたばかりの方はマーケットからの "洗礼" を浴…

損切丸
13日前
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"チャイナプレミアム" の出現と中国の苦況

 かつて日本のバブル崩壊後 "ジャパンプレミアム” という現象が起きた。筆者は英銀に転職し…

損切丸
2週間前
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続・「行って欲しくない方に動く」相場の原理@2024 ー 株もタワマンも買いそびれ「…

 「行って欲しくない方に動く」相場の原理@2024 ー 一体誰が困るのか?|損切丸 (note.com…

損切丸
1か月前
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溢れる「過剰流動性」の "器" - 「逆イールド」の米国債 → ナスダック → ビットコ…

 2023年、シリコンバレー銀行(SVB)やシグチャー銀行を吹き飛ばした米国債の "暴風雨” 。早…

損切丸
1か月前
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やっぱり「インフレ」しかない

 地味ながら3/21に金融政策の ”予想外” が相次いだ  対照的な2国だが、現在の世界の経済状況を端的に現していて興味深い  まずスイスと言えば元々 ”世界一物価の高い国” 。それだけに今回の「インフレ」局面でもCPIは+1%台で低位安定しておりそれほど「利上げ」もせずに済んだ。日本とも共通するが世界一の「お金持ち」国家と言えるだろう  これを見て 勝手が過ぎるヨーロッパ - 拙速な「利下げ」は危険|損切丸 (note.com) は今にも「利下げ」したくてECBがウズ

勝手が過ぎるヨーロッパ - 拙速な「利下げ」は危険

 もうECBは完全に「利下げ」前のめり。全くこの人達は何を言っているのだろう。どうもきっか…

損切丸
1か月前
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2024年は「お金の大移動」の年 - FRB「利下げ」の行方 

 注目の2月米雇用統計はまた投資家泣かせの微妙な数字。NFPのヘッドライン+27.5万人を見て「…

損切丸
1か月前
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続・逃げ出す「お金」。向かう先は... @2024

 逃げ出す「お金」。向かう先は...@2024|損切丸 (note.com) の続編  ストラテジストの個…

損切丸
1か月前
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”コストプッシュ” ? -「インフレ」に「減税」は御法度

 ”日本のインフレはコストプッシュ!(だから減税しろ?)”  何だか一部のネット界隈では…

損切丸
1か月前
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”棚からぼた餅” ?-「利下げ」大歓迎の株式市場

 米ISM製造業業況指数の予想を上回る低下(@47.8 < 予想@49.5、前月@49.1)を見ると「イン…

損切丸
2か月前
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物価上昇率は+2%へ収束? - 問題の核心は「お金」の偏在

 欧米で物価指標が相次ぎ、いずれも足並みを揃えたように+3%を割り込んだ ↑ 結果 10年…

損切丸
2か月前
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「金利」の ”磁力”

 米国債の動きを見ながら売り(金利上昇)→ ドル買い、買い(金利低下)→ドル売り、で日々短期トレードを一所懸命手掛けているデイトレーダーには申し訳ないが、1980~1990年代に「ドル安・株安・米国債安」のトリプル安を散々見てきた「損切丸」は ↑ のイメージ  例えば日本人が為替リスクを負って米国債を買う場合、金利が上がって新規に買う場合はいいが、例えば@3%台で手を出した投資家にとって米国債下落は恐怖以外の何者でもない。つまり米国債を「損切り」してドルも売らなければならな