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飲食脳

弊社では各店で毎日日報をあげてくれるのですが、「お客様に喜んでいただく」ことへの意識の高さを伺える記述がたくさんあって、うちのメンバー素敵だなって、誇りに思うんです。

お客様だけでなく、仲間のスタッフに対しても、そういった思いやりの心を持って、行動してくれる素敵な自慢の仲間たちです。

僕は、こういった、「目の前の人を喜ばせる」ことに対する前向きで積極的な姿勢は、飲食店だからこそ育みやすいと考えています。

それは、飲食業が、自分のした仕事へのフィードバックを、目の前の相手のリアクションという形ですぐもらえるという特性を持っていることにあります。タイトルにある、「飲食脳」に仕事を通して思考、言動、行動がアップグレードされていくのです。

そして、この「飲食脳」へのアップグレードは、何も飲食業界だけに通用する力ではありません。

志事、プライベート問わず、日常の様々な場面の中で、求められ、そして役立つものです。

人から感謝され、「あなたと出会えてよかった」と言われる自分に近づくことができます。

だって、目の前の相手を喜ばせるための考え方、言葉、行動ができちゃうんですから。そんな素敵な人に出会ったら、誰だって感謝しちゃいますよね。

「目の前の人の喜びのために」というのを、偽善っぽく感じたり、もしかしたら、損をするんじゃないかと感じる人もいるかもしれません。

でも、僕たちが幸せを感じる要素の一つに、「人の役に立つことで幸せを感じる」というのが、僕たちの脳みそには標準装備されているのだそうです。

だから、「誰かのために一生懸命」な人というのは、実はどんどん自分の周りを幸せにしながら、結局自分がどんどん幸せになっていっているんです。

そういう、心の花咲爺さんみたいな人に成長していくことが、飲食脳を育んでいくことで、実現できるんじゃないかなと僕は思っています。

だから、僕は飲食業って本当に素晴らしい仕事だなって思うんです。

「損して得取れ」という慣用句もあります。

目先の損得で動くのではなく、「誰かのために一生懸命」な姿勢を持つことで、「地域を豊かに」できる会社、お店、チーム、そして自分自身へと進化していけるのではないか、そんなふうに考えています。

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