羽毛布団+湯たんぽ=ぽかぽかの法則
ふ~温かい…
2月は、4年に一度にして!、と言いたいほど、体調不良の多い月だった。
このごろは更年期などで、低空飛行気味ではあるが、寝込むほどってのはそうそうないので、参った。
一つ一つは長引くことなく、一難去ってまた…、という具合。
被らなくていいとも言えるが、不調エネルギーが、別の不調部分に回って悪化…、みたいな不調エネルギー不変の法則の趣。
不調の一つが腹痛だったのだが、その際に思い出して、娘が生まれる前に使っていた湯たんぽを出した。
(何度か「断捨離候補」に挙がったが、結局保管していた)
今はサイズも形式も色々あるのだろうけど、お湯を沸かして満杯にする昔ながらの割と大ぶりなやつだ。
冬場にはルーティンと化した時期があった。
やかんにたっぷりの湯を沸かし、トポトポと、注ぎ入れる。
なにげなく、小さなシールの説明書きを見ると、「満杯に入れないと変形の恐れがある」とのことで、そういえばそうだったと、指示に従う。
古いので水が漏れたりしないよねと確認したが、パッキンも問題なく、大丈夫そう。
ということで、付属の袋に入れて、眠る30分程度前に、布団の足元にセットした。
* * * *
ところで、敷布団を昨秋に買い替えた。
腰痛持ちのわたしは高反発のパーム(ヤシの実の繊維を使っている)マットレスを使っていたのだが、腰の部分がへたってきたためだ。
悩んだが、結局、今回はパームではない高反発マットレスにした。
夏場を考えて、それを謳っている蒸れなさそうなものを選んだのだが、冬になって想定外なほど布団が冷たく感じられた。
パームマットレスにはなかったことで、入った時のヒヤッとする感触を低減したくて、シーツを二枚重ねにするように。
今年の冬は暖かく、それでなんとかなっていた。
* * * *
が、腹痛二日目、温かい布団に入りたいと思い、セッティングした湯たんぽ。
どんな感じだったっけ?と記憶をたどりつつ、15年ぶりぐらいに湯たんぽ布団で足を伸ばすと…。
そこに広がるぬくもりが、なんとも心地いい。
あったかいよ~。
ほかほかだよ~。
冬の太陽を背中に受けた時の温かさが、ぎゅっと凝縮されたよう。
足元でしばらく温かさを堪能した後、ずりずりと上半身に移動させて、お腹のあたりに置くと、そのぬくもりは安心感に変わった。
「ほかほか」最高!
布団全体に湯たんぽさんを巡らせると、羽毛の隙間に春の空気が満ちて膨らんでいくかのよう。
「布団の中に温かいものがあるって、いいよ~。いやされる~」と、家族に漏らした久々の湯たんぽ体験。
ということで、今も、湯たんぽ生活は続いている。
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