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NHK「VRおじさんの初恋」を見ている

パブロフの犬みたいな人続出



NHK総合  毎週月~木 よる10時45分~11時00分の夜ドラ「VRおじさんの初恋」を見ている。
今(2024.4.25)まだ放送中。


日本の民放ドラマを見ることはほとんどないが、NHKものは、結構見ている。
というか、時代物と朝ドラ以外は、ほぼ見ている。


時に実験的だったり、流行に左右されない内容だったり、逆に今の社会問題を重く扱ったりと多岐だし、出演者も「やたらとあちこちで見るハヤリの人」でないのもよい。(民放にもってかれちゃうんだろうけど)

ブレイク前とか、もしくは人気絶頂期は終わったけど、いい感じに年をとったり、落ち着いてきた人の「こんな演技できるんだ」って発見があるのも味なところ。

時間と手間をかけるという民放には難しい部分も押さえているように思う。

少し前にやった藤子·F·不二雄のSF短編集ドラマも良かったし、話題になった「作りたい女と食べたい女」も美味しそうで、なごんだ。



で、「VRおじさんの初恋」だ。
漫画原作のこのドラマ。

内容を簡単に紹介すると。

冴えない中年サラリーマンの直樹は、VR世界で可愛い女子高生の姿となり、同じ年ごろの美少女:ホナミに出会う。
慕われ、VR世界を共にしているうちに、ホナミに好意をもつ直樹。
明るく、天真爛漫と見えるホナミは、時々意外な一面も見せる。

VR世界で、仲を深めていたある日、ホナミは、直樹に「手術をするのでしばらくこちらの世界にはこれない」と告げる。

その後、連絡がないことに痺れを切らした直樹は、反則技を使ってしまうのだが…。

という話。


一応この後も話は続いているが、ここまでにしておく。


ドラマでは、VR世界と同時に、直樹の現実も描かれている。

仕事ができない、遅刻も多い直樹は、リストラ要員として、部署の上司にロックオンされる。

上司との話の中で、自分は仕事にも自分にも期待していないから失望することもないってなことを言う直樹。

彼の唯一の支えはVR世界なのだ。



さて、このドラマで思ったこと。

主役の野間口徹がとってもいい
かなりいい。


感情的になることなく、淡々と現実を受け入れているように見える直樹の奥にある切なさが感じられて、なんとも言えない気分になる。


誰もが辛い時に、「自分は孤独だ」とか、「自分はどうでもいい存在」などと思ったことがあるのではないか?
状況というより、そう思う自分が辛いというか。


そんなことを思ってしまう。


それから、出演者の女の子二人が、かわいい!

直樹のアバターの女の子(倉沢 杏菜)は、口調は男で、直樹っぽく表情も作っているのがかわいい。

ホナミ(井桁 弘恵)は、コスプレ状態で衣装がよく変わるのだが、メインの水色の衣装のデザイン、後ろのペプラムも、パフスリーブも、ボディのアミアミもカワイイ!
番組オリジナルなのだろうか…。

笑顔を見せないナオキに対して、ホナミは笑顔笑顔で、まあ、かわいいこと。

と、若い娘さんの表情も魅力的。


そしてそして、主題歌:C&K「ハートビート」が最初に聞いた瞬間、イントロから寂しさというぬくもりが広がるようで、ぼーっとしてしまったよ。

ドラマに合いすぎでしょうって、ジャケ写の野間口徹さんの表情とこの曲で条件反射的に今後も泣ける自信ある。

と、思いつつネット見ていたら、同じような人続出のようで。


曲だけでもいいけど、ドラマと合わせると足し算でなく掛け算的によい。


ラストまで期待しながら見ようと思う。


後日、書いた続き↓

※ドラマのVR世界で、去年行った「河口湖の音楽と森の美術館」がたくさん出てきた。↓


#エッセイ #好きなドラマ #野間口徹 #VRおじさんの初恋 #夜ドラ #NHKドラマ #C&Kハートビート  #音楽と森の美術館






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