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やってみたら案外そうでもない|旅行日記

生後8ヶ月の乳児を連れて、2泊3日で新幹線を使って福岡に帰省した。

行く前は不安だった。
息子がどうというよりも、私は双極性障害でメンタルが不安定なので、環境が変わると眠剤を飲んでも寝れなかったりプレッシャーに弱い。

あんなに楽しみで計画していたのに、前日は気分が落ち込み、行くのが億劫だった。

息子は夜泣きをほとんどしない。
不眠症の私より、よっぽどねんねが上手だ。

大阪や神戸など、電車に乗って都会へワンオペで遊びに行くのはなんてことない。抱っこ紐と、荷物カートと化したベビーカーがあれば、私は息子とどこへでも行ける。

今回は夫もいる家族旅行だったので、そこは安心だった。

乳児連れの初めての旅行なので、スケジュールはたっぷり余裕を持たせた。荷物も多めに持って行った。

行きの新幹線で離乳食とミルクをあげた。ワンオペだと離乳食をあげるのは難しいだろうなと感じた。息子は食べるか寝るかという子なので、ほとんどグズらずに過ごせた。

初日は、実父のいる北九州で過ごした。おそらく5年ぶりくらいに実父に会ったが、孫を見せられたのでよかった。
夜は叔母も一緒に、お座敷の居酒屋で早めの夕食をとった。
夜ご飯を外で食べるのはもう何年ぶりか記憶がないくらいだった。双極性障害とわかってからずっともう夜がつらくて、不安になるので夜の外出は苦手だった。
でもこの日は時間も早かったこともあり、楽しく過ごすことができた。

息子は、里帰りから自宅に帰ってきてから一度も、別の場所で寝たことがなかった。そのため、ホテルは落ち着かないみたいで、ずっとグズって泣いていた。
いつもはお風呂が大好きだけど、ユニットバスだったため浅くお湯をはると、怖かったようでギャン泣きした。
夜も眠りは浅かったようだけど、割と寝てくれた。
私の方が落ち着かなくて、眠剤をいつもの2.5倍(規定の範囲内)飲んだけど眠れなかった。

2日目もスケジュールにゆとりを持っていたので、朝少し寝たら回復した。妊娠中から、細切れ睡眠でも日中大丈夫になった気がする。

北九州から福岡まで、レンタカーで移動した。
約2年ぶりの運転で不安だったが、夫は私以上にペーパードライバーなのでやるしかない。息子はチャイルドシートでよく泣くので、私が焦らないように気をつけねばとプレッシャーだった。

フワフワした乗り心地のパッソは慣れなかったけど、元々運転が好きなので、高速を走るのは楽しかった。悪天候だったけど、不安はなかった。
息子は時々泣いたりご機嫌だったり、なんとかなった。

やる前から色々と対策するのは後々助かるけど、必要以上に不安にならなくてもいいな。やってみれば、案外なんとかなるもんだと思った。

車移動だったので、祖父と友達の家に行くのもラクだった。

この日のホテルは、初日とは別のところだったけど、息子も私もゆっくり寝られた。
夫が何から何まで気を利かせてくれて、私と息子がホテルで休んでる間にお弁当を買ってきてくれたり、この人と結婚して本当に良かったと思った。

最終日はホテルで朝食をとってゆっくり過ごし、人気のラーメン屋に並んで食べて、お土産を買ってのんびり帰宅した。

特にこれといった大きなトラブルもなく、初の子連れ旅行は平和に終わった。

幼い息子はきっと覚えてないだろうけど、息子に私が生まれ育った街を見せられることができて幸せだった。

息子は将来きっと博多弁を喋らない。息子は関西で、ここが地元として生きていく。でも福岡は、息子のルーツのひとつになる。

大好きな福岡に帰ることができてよかった。
また家族で旅行したい。

↓旅行中、外食で赤ちゃん用の紙エプロンは重宝した。

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