まちのこと

・岡山市と倉敷市の間、人口1万2000人のまち。
・早島（中心部）・矢尾（北側）・前潟（南側）・若宮（団地）に
大きく分類される。
・バイパスには早島インターチェンジがあり、
スーパーのハローズや大和リースの物流倉庫など目立つ。
・矢尾エリア・山の上には、
コンベックス岡山を中心とした流通センターがある。

・人口は増加傾向で、何より合計特殊出生率が2.24人と高い。
0~14歳までの人口は増加傾向にある。
（全国：1.34人　岡山県：1.47人）

私の印象

早島町と言っても、エリアによって印象が違う。
個性があって面白い場所。岡山にも倉敷にも行ける好立地である。
町財政が良く、お金持ちだという話を聞く。
開発行為が多く、どんどん家が建つ。
駅前にはマンションも建つらしい。
都会と田舎のハイブリッドで、先進的なことにも敏感。
だけど、どこかで古臭く、闇も感じる（感じるだけであるかどうかは不明）

議員定数

は、10。
議長の平岡守が出馬せず、現職9人が出馬。新人4人の合計13人が出馬した。

新人・平岡えりこは、平岡守の後援会事務担当に同一の名前があることから、おそらく親族ではないかと思われる。

佐藤が4人。

接待疑惑が昨年あったらしい
ここに名前が上がっているのは、
現職の舩越健一、佐藤智広、佐藤博文の3人。

現職の9人を見ていこう

現職1人目　まなべかずたか（41歳）

・29歳で初当選。4期目を目指す。
・日本共産党の所属。
・前回は601票でトップ当選。

・ツイッターに掲載している課題
　1　保育園の待機児童　
　→待機児童の見込みは28人。
　令和6年度に新しい保育園が開園予定（だよりより）

　2　小中学校　しろやま学級
　→小学1〜3年生までの放課後児童クラブを開設している。
　これを中学生までがいけるように拡充しようということ？

　3　国民健康保険　子どもの均等割廃止
　4　国保税　引き下げ
　→岡山県内で1番高い？？
国民

現職2人目　佐藤ともひろ（63歳）

・51歳で初当選。4期目を目指す。
・前回（2018年）の選挙では333.744票で落選。
　（さとう政文議員の逝去により繰り上げ当選）

・選挙カーに応援メッセージを書けるようにしている。
・Facebookはしているが、政策などは見つけられなかった。
・雑誌・広告編集業（プランニング ケイズ）の代表らしい。

現職3人目　佐藤ひろふみ（62歳）

・前回（2018年）は561.162票で4位当選。
・2回目の当選を目指す。
・HPやSNSは見つけられなかった。
・畳表卸販売業（会社のHPはある）

現職4人目　古田けいじ（66歳）

・前回（2018年）は、411票で7位当選。
・4回目の当選を目指す。
・HPは見つけられなかった。
・Facebookはあるが、政策は見つけられなかった。

現職5人目　根木一（66歳）

・公明党所属
・前回（2018年）は571票で2位当選。
・現在、副議長。
・2回目の当選を目指す。
・HPはあるのだが、2018年の当選の記事が最新。

現職6人目　佐藤たつみ（66歳）

・前回（2018年）は475.059票で5位当選。
・2回目の当選を目指す。
・ポスターの「正しく使われるべき！！」の裏側には正しく使われていない実情があるのでは？と思ってしまう。
・HP、SNSは発見できず、政策などはわからない。

現職7人目　ふなこし健一（72歳）

・前回（2018年）は401票で9位当選。
・前々回（2014年）は13票差で落選。
・5回目の当選を目指す。
・元町議会議長を務めたが接待問題により議長を退任した。
・HP、SNSは見つけられなかった。

現職8人目　細田たかみち（60歳）

・前回（2018年）は343票で10位当選。
・前々回（2014年）は落選。
・3回目の当選を目指す。
・ポスターが写真ではなく、イラスト？？
・Facebookはありました。
　最近は花や植物の投稿が多いようです。

現職9人目　林いくお（75歳）

・前回（2018年）は、534票で3位当選。
・2回目の当選を目指す。
・HP、SNSを見つけられず。

新人1人目　平岡えりこ（49歳）

・唯一の女性。
・おそらく現・早島町議会議長の平岡守の親族ではないかと思われる。
・Facebookはあるが、更新されていない。
https://www.facebook.com/eriko.hiraoka.50

新人2人目　水畑みのる（68歳）

・元農協職員

新人3人目　佐藤たくみ（64歳）

・ツイッターから

1　JR駅舎のリニューアル化を起爆材（剤？）とした、駅周辺のさらなる発展。
2　町が説明しないJR線南側の農地問題にメスを入れます。
3　会社（日立）時代に情報システム、情報セキュリティを担当したキャリアを生かし、町の情報システムとその運用を総点検し、誤事務作業を撲滅すると共に、小学校におけるICT教育の水準を県内トップに致します。
4　細い通学路、生活道路の交通量が減少することを見据えた幹線道路の新設、整備を提案いたします。（紐付け重要!）
5　商業施設を適材適所に誘致し生活インフラ、生活環境整備を推進します。
6　クリーンな町政。（業者との癒着を疑われるようなことは致しません）

新人4人目　角藤ひろとし（75歳）

・墨彩画作家

まとめと感想

候補者13人の平均年齢は64歳。
子育て世代が多い町なのに、若い人が出馬しないのは残念。

コミュニティバス、新設の保育園など子ども支援、
JR早島駅の開発、渋滞解消のための道路拡幅など政策となりそうな話はあるが、どの候補者も発信してくれていないため、わからない。

住みやすい町として提供があるが、何かわからないがクリーンでないという人もいる。

さぁ、番狂わせはあるのか？
政策をしっかり語る新人と、何も発信しない現職。
（WEB発信することに意味がないという状態であるなら問題だ）

結果

まず投票率は過去最低の49.08％。
人口1万人規模でこの投票率はかなり低い印象。

1　平岡江利子（49歳）　新人・無所属　657票
2　真鍋和崇（41歳）　　現職・共産　　644票
3　根木一（66歳）　　　現職・公明　　494票
4　佐藤博文（62歳）　　現職・無所属　475票
5　林郁夫（75歳）　　　現職・無所属　442票
6　水畑稔（68歳）　　　新人・無所属　422票
7　舩越健一（72歳）　　現職・無所属　341票
8　佐藤智広（63歳）　　現職・無所属　340票
9　古田敬司（66歳）　　現職・無所属　311票
10  佐藤辰美（77歳）　　現職・無所属　236票

番狂わせはあるのか？と選挙前に思っていたが、興味深い結果となった。

1　平岡守の娘・平岡江利子が初出馬でトップ当選。
唯一の女性であることではこの票は取れないと思う。
どんな選挙をしたのか、どんな政策を訴えたのか知りたい。

2　もう一人の新人・水畑稔が当選。
前情報が全くなく、どんな政策を訴えたのか知りたい。

3　現職で席を奪われた細田貴道はわずか21票差で落選となった。ポスターがイラストであったことで印象はあったが、政策は分からなかった。

4　何より投票率が低いこと。もう決まった人が当選するだろう、もしくは誰がなっても一緒という気持ちなのだろうか。早島町は場所、人口、世代人口バランス、課題、いろんな面でチャンスが多い。ここに面白さを感じずに住んでしまうのはもったいない。

5　当選者の平均年齢は63.9歳。少し若返ったのかもしないが、40代が2人、50代は0人。もっと若返りができる議会だけに次回に期待したい。