都内ベストカレー2018

【保存版】🍛年150皿食べるカレー好きが選ぶ都内ベストカレー2018

どうも、カレーと生きるマン です。

⬆僕の画面で見ると「ォャシィ」みたいな狂気を感じる文字化けをしているのですが、「カレーと生きるOKB」といううっちゃりした名前でInstagramでカレーアカウントをやっています。めっちゃホォローしてください。よろしくお願いしますォャシィ…👍

はじめに、僕はカレーが好きです。三度の飯よりカレーが好きです。(どん!

お家で作るスパイスカレーと外食カレー、2018年に食べたカレーを数えてみると、ゆうに150皿は食べていることに気づきました。
すなわち、週3皿以上はワッシワシとカレーを食べています。

カレーばかり食べているので、最近は逆に僕がカレーに食べられているのではないか?と思い始めました。スプーンはカレーの手先。
カレーを食べるとき、カレーもまたお前を食べているのだ。

今年はプライベートでカレーを食べまくるだけでなく、株式会社NEWPEACEによる6curryというカレーのプロジェクトにも関わらせていただき、カレー、スパイス、ひいては「食」に対する観点が大きく変わった一年となりました。
飲み会の前にはだいたいターメリックの粉を溶かした水を飲んでます。
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↓6curryについて書いたnote(よかったら見てちょ)**

せっかくスパイスにまみれ、浸かり、潜った一年だったので、自分が実際に足を運んで本気でいいと思った都内のカレー屋を、備忘録がてらベスト10形式で紹介したいと思います。
ベスト10って言ってるけど、実質全部最高だったので、「最高〜!」「優勝〜!」ってひたすら言い続けるだけのゴキゲンなまとめです。

2019年のみなさんのカレー活動の参考にしていただけたら幸いです。

ちなみにRettyでまとめた2017年版はこちらです。(スクショが雑…)

選定にあたって

・前提として、スパイス感の強いカレーが好きです
・普段の活動エリアは渋谷とか恵比寿みたいな東京の南側が多いです
ノリと主観で選んでます
20代後半男性気持ち辛めが好きです
・2017年度で選出したお店は選んでいません
・あくまでも個人的に2018年行った中での好きなカレーなので、オープン時期が2018年というわけではありません
・順位は悩んでつけていますが、全カレー最高です

ほいじゃあ、ランキング、いってみよう!!!むしまるQ!!!

10位 松屋 ごろごろチキンのトマトカレー

いきなり松屋かよ!!とお思いになった方、いったんゴザに着座を。
今年ある意味最も衝撃的だったカレーはこちらかもしれません。
「ごろごろチキンカレー」という、期間限定で販売されるたびにTwitterでバズりまくる松屋の伝説的商品があるのですが、そちらのトマトバージョンです。
スマブラでいうと、マリオに対するドクターマリオ、マルスに対するロイ的なアレです。

玉ねぎ×トマト×スパイス×メインとなる具あたりがカレーを構成する基本要素なのですが、日本人がイメージする「カレーライス」にトマトが含まれているイメージを持つ人は少ないと思います。
カレー好きの間ではメジャーながらも、世間的にはマイナーなトマトのカレーが全国チェーンの松屋に。
例えて言うなら、クラスの地味だけどファンの多いかわいい女の子を、資本パワーで一同に集め、アイドル化させてパッケージにして全国に展開したAKB48の戦略のようなものです。秋元・スパイス・康カレー。
**
たったの500円台**で、本格派のスパイスカレー屋の味を楽しむことができる恐ろしい一品に多くのカレー通たちが唸ったこと間違いなし。

チキンのデカさ、爽やかなトマトの香り、強すぎないけどインパクトを確かに残すスパイスの調合、技あり!としか言いようがない一皿です。
おっと、松屋はデフォルトで味噌汁がついてくるので「一皿」ではなかったです。
2019年も販売してほしいので、松屋のIR情報などをチェックしようと思います。

9位 松陰神社 マルショウ アリク / マハラニカレー

ボブ・ディランの代表曲「Blown' in the Wind」に日本で最も発音が似ている駅「松陰神社」。
しょういんじんじゃ、ショウィンィンザ、Blown' in the Wind。

松陰神社の商店街にある「マルショウ アリク」という牡蠣とおばんざいの居酒屋で、ランチタイムに間借りのカレー屋として出店している「マハラニカレー」

「本日のカレー」という日替わりカレープレートを出しているのですが、この日はチキンカレーと野菜カレーのプレートでした。
とにかく食べてる時に汗が出る、ハッスルしちゃうタイプのヤンチャなチキンカレー母のソレを思わせる安心感のある野菜カレーの反復横跳び。
非常に楽しかったです。

それと、店頭で店員さんがチャパティ(ナンの薄いやつ)をパンパン音を立てて作っていて、非常に愛らしかった。あんなの絶対立ち寄るわい。チャパティを叩く音 a.k.a 訴求の魔笛。

2017年度のベスト10に挙げた「大衆ビストロ チル」もこの近くにあるので、胃袋の大きい方はハシゴしちゃいましょう!かませ!!

8位 SFカレー

スパイスカレー界隈の人(だいたい変態)が集まった時、必ずと言っていいほど話題に挙がる究極の話題「麻婆豆腐はカレーなのか?」

なんのこっちゃい!!!と普通の人なら思わずにいられない気持ちは置いといて👐
山椒や唐辛子を混ぜ合わせる麻婆豆腐=スパイスを混ぜ合わせる料理=カレーというロジックから来ているこちらの問いかけ。

そんな問いかけに真正面から答えるわけではなく「そんなことより、麻婆豆腐とカレーを掛け算したらめっちゃ美味いんじゃね??最高じゃね??」と無邪気に作り上げてミックスさせてしまったのがSFカレーによる「麻婆豆腐カレー」

SFカレーはお店を出しているわけではなく、イベントなどでカレーを出店している陽気なお兄さんふたりのカレーユニット。
藤子不二雄御大よろしく、Sukoshi Fushigiなカレーを発明して提供しているようです。

ヒュッグリ闇市というイベントで食べたこちらの麻婆豆腐カレーも、まず普通のカレー屋さんでは食べられない、遊びゴコロで満ち満ちた一杯でした。

カレーといえばカレーだし、麻婆豆腐といえばめっちゃ麻婆豆腐、でもカレーだし…いや待て麻婆豆腐…カレー…麻婆…マレー……麻婆豆腐カレーや!!!

みたいなよくわかんないけど陽気なテンションになってしまう、Sukoshi Fushigiなカレー(麻婆豆腐)でした。
最近は間借りやイベント出店が飲食業界ではホットトピックですが、SFカレーは着実にファンを集めているカレー屋さんじゃないかなーと思いました。
何よりお兄さんたちが本当にいいキャラだった…。
また食べたいし、会いたい。

7位 立川 レインボウスパイス

2018年、僕を最も汗だくにさせたカレーが、立川のレインボウスパイスガーリック塩マサラチキンカリーバターチキンカレー
攻めたてる合掛け、両刀、Sho OTANI!

立川駅そばのカウンターのみの店内をフルにスペース活用して繰り出すスパイシーなカレー。
口に運んだ瞬間の衝撃、耐えられないほどの辛さではないけど、確かに辛く、でも痛くない、気づいたらどんどんスプーンが進み、時が加速・暴走、水を飲んでお会計をして手を繋いで彼女とIKEAに行きハンガーラックと無駄にデカい寸動鍋、それとシャモジを買っていた。そんなカレーでした。

食べてる時はなんとなく昔「おかあさんといっしょ」か何かで見た、こちらのカレーの歌のことを思い出してました。(※これほど辛くはないです)

あからさまにクセになるお店、この一皿のために中央線でトコトコと立川に行き、またIKEAでハンガーラックなどを買おうと思います。

6位 中野/新井薬師前 南印度ダイニング

魚がわかりますか?

そうです。こちらは単なるカレー単品ではなく、カレーのプレート。
魚の下に敷かれているのはバナナの葉っぱ。
東京最強の南インド料理屋「南印度ダイニング」13周年プレートをご紹介します。

中野で用事があったあと、たまたま立ち寄った日がまさかのお店の13周年記念の日。メニューは記念プレートのみということで、こちらのプレートを注文したのですが、1プレート内での品数の多さに驚愕しました。

ナンもライスもついてくるし、もう一体ナンナンだ!!と言わずにはいられなかった。言いながらナンをちぎっては各種カレーに付け、ハムハムと食べてた。あれはそういう日だった。

南インド系ということもあり、カレーはそれほど辛くなく、ダルカレーが絶妙な塩辛さヨーグルトのカレーは、一見イロモノに見えるけど、酸っぱさが驚くほどライス&ナンにマッチ

「カレー」の本来の意味合いとしては、「スパイスを混ぜ合わせた料理」という意味があるらしいですが、これだけのバリエーションを一皿で堪能できるのはとてもお得感がありました。
日本の「カレーライス(ライスカレー)」はあくまでも「カレー」という広い世界の氷山の一角に過ぎないことを実感した「冒険」でした。

チャイの注ぎ方が最高にアクロバティックな南インド系店員さんの笑顔がかわいかったので、みんなも会いにいこう!Go Bold!

5位 駒沢大学 タイカレー ピキヌー

あからさまな名店です。

駒沢大学駅から徒歩5分ほどのちょっとわかりにくい場所にあるピキヌーカレーは、カレーの名店を集めた本には絶対に名前が出てくるお店です。逆にピキヌーが出てこないカレー本、見たことない。多分140%くらいの確率でカレー系の雑誌や本に取り上げられてます。

タイに毎年修行をしにいく店主さんと奥さんタッグのタイカレーは、日本人の舌にマッチしまくるけど、日本人の舌に媚びているわけではない、ほどよい現地感がクセになります。文化の味。

辛さは、今回紹介したカレー屋さんの中では最も辛い部類。
写真はレッドカレーですが、グリーンカレーやチキンカレーはもっと辛い。机の上に置いてあるスパイスをかければ、さらに辛さの果てへとフライアウェイ、キャッチザウェーブできます。感じて〜。
※辛いのが苦手な方も、レッドカレーなら難なく食べられると思います!

お店にはカレー関連書籍も多く、水を飲みながら水野仁輔先生のカレー本でカレーの勉強をしながらカレーが運ばれてくるのを待っている時間は、あからさまに幸せな気持ちになれます。そして、すべてがカレーになります。

11:00 駒沢公園集合 ぐるぐる散歩を楽しむ
12:30 ピキヌーへGO 
13:15 三軒茶屋まで移動開始
14:00 コンビニでアイス買って食べながらブルーボトルコーヒーでチル
15:30 銭湯 駒の湯で一番風呂を浴びる
17:00 三軒茶屋の三角地帯で赤星ラガーで乾杯

こんな休日をやりたいです2019やりましょう2019。

4位 恵比寿 イエローカンパニー

⬆の写真のタイトル「スープカレーの自撮り」

おしゃれなのに質実剛健感のあるイエローカンパニーのスープカレー。
恵比寿の渋谷寄り、常に賑わってるお店です。
東京で一番好きなスープカレー屋さん。

スープカレーって失礼ながらも、「カレーを薄めたもの」みたいなイメージがあったのだけど、バッキバキに粉砕されました。
むしろ、味の濃さである意味ごまかしの効くルウ系のカレーよりも、繊細なスープの味わい調整が求められる、ハイレベルな料理なのだと学びました。スープに溶けたストーリーに土下座。ゴザの上でジャンピング土下座。

二日酔いのお昼にだらっと向かいたいな。

3位 大久保 SPICY CURRY 魯珈

食べログ評価3.96 **(2018/12/30時点)
**年明け一本目の情熱大陸に店主さんが出演される
という、大久保エリアの伝説的お店です。平日昼間、1時間並びました。

オープン3年もいかないうちに情熱大陸出演というとんでもない偉業を成し遂げた店主さんはなんともチャーミングなお姉さん。
メニューはカレーと魯肉飯の2刀流、Sho OTANI。
こちらは「魯珈プレート」という、カレーと魯肉飯、マスタードオイル高菜、ピリ辛アチャールなどを贅沢に盛った一皿。
豪華すぎるし、こんなのインスタ上げるわ!そんで過去最高いいねついたわ!魯肉飯とカレーの「境界線」美味すぎるわ!

店内はカウンターのかなり狭めのお店ですが、POPや手書きのメニュー表が非常に凝っていて、店主さんのカレー愛とこだわり、創業の経緯などがかわいらしくまとまっています。

カレーも複数のルウをお好みで選ぶことができるなど、カレー好きの気持ちをことごとく理解しまくった店主さんにひたすらに完敗しまくる時間でした。
新大久保ならスパイスも近所で買えるから仕入れも効率的、坪面積狭くても回転抜群だし、メニューも多くて店主さんの接客レベルも高い…繁盛店になるべくしてなったお店のロールモデル…。

とりあえず、マーケティングに関わる人は全員行きましょう。

2位 飯田橋 Curry & Spice Bar 咖

ごっついプレートが来たぞ〜〜!!!伏せろ〜〜〜!!

ということで、プレートが続きます。
飯田橋の路地裏にある飲めるカレー屋カリービト

スパイスカレーのことが好きすぎて、ついには自分でお店を出しちゃった!というカレー愛ある店主さんが切り盛りされるお店です。

ここでは複雑にスパイスが絡み合い、絶妙な香りグルーヴを生むチキンカレーが最強…と見せかけて、「タンドリーチキンの唐揚げ(タンカラ)」が最強だと個人的には思っています。
今年食べた料理の中で完全に3本の指に入るレベルの唐揚げでした。

カリービトでは、クミンやコリアンダーなどのスパイスを入れたハイボールを楽しむことができるのですが、このスパイス系ハイボールとタンカラの相性がまた抜群なんです。

スパイスとカレーへの情熱を注ぎ続けた店主さんだからこそたどり着いた、「ペアリングの妙」を感じました。

また、帰り際に「家でカレー作るんです〜」的な話をしたら、店主さんが「カレーリーフ余ってるからいる?」的なことを言って、ご厚意でカレーリーフをプレゼントしてくれました。

カレーリーフ、フレッシュなものはなかな手に入らないので本当に嬉しかった…。カレー作りに精を出す人間として大先輩からエールをいただいた気分でした。泣ける。

必ずまたお店に行きます!!

1位 渋谷 / 表参道 タカノハ ミナミアオヤマ

こちらがグランプリ!!!

タカノハ ミナミアオヤマ「カリビアンカレー」!!!

タカノハのカレーは本当にタカノハでしか食べられません。

カレーって、タイ系カレーとかインド系カレーとかスパイスカレーとか、だいたい何かしらのカテゴリ分けをされるものなのですが、タカノハのカレーは本当にタカノハ以外では見たこと・食べたことがないです。

たっぷり野菜と様々なスパイスに”練り込まれた”チキン、さらさらっとキヌアのかかったライス、ほどよい抜け感を生むピクルス、ちょうどいい茹で加減かつ彩りを与えてくれる卵。
ルウは具体的な時間は忘れましたが、相当長い時間煮込みに煮込むのがポイントだそうです。

カレー屋さんではなくラム酒バーなのに、オリジナリティが高い、かつフォトジェニックで、毎日食べたいカレーがそこにはあります。

昔の職場が実はタカノハのそばで、約2年ぶりにお店に行ったのですが、久しぶりに食べて涙が出るほど美味かったです。

ちなみに、カリビアンカレーだけでなく「チリビーンズライス」というメニューもあって、こちらも絶絶絶品なので足を運んだ際にはぜひとも頼んでいただきたいです。

店主さんがまた良い人で…。
人柄のにじみ出た、まろやかだけど、ほどよいパンチとアイデアの詰まったカレー。
本音を言えば自分だけのとっておきにしておきたいけど、本当に素晴らしいお店だと確信しているのでこちらに書いてみようと思いました。

以上が2018年の僕的都内最高カレーベスト10になります。

番外編 6curry


冒頭にもちょびっと書きましたが、2018年の初夏くらいからNEWPEACEの6curryというカレーのプロジェクトにゆる〜く関わらせてもらっています。

こちらのプロジェクト、めちゃくちゃざっくり一言で伝えると
「カレーというみんなが大好きな世界に誇れる日本食を通じて、色んな人やアイデアをスパイスみたいに混ぜていこうぜ!よっしゃあ!バッチコーイ!」といったものです。

詳細はホームページを見ていただきたいのですが、せっかくなので6curryの一番好きなカレーを紹介させてください。

ポークビンダルーカレー

アマチュアカレーグランプリという、インディーズバンドのロックフェスティバル、閃光ライオットみたいなカレーの祭典があるのですが、そこで優勝したシェフの気のいいお兄さんが6curryのレシピをプロデュースしています。閃光ライオットで言うと、Galileo Galilei的なお兄さんです。

チキンカレーやスイーツカレー、グリーンカレーなどバラエティに富んだカレーの中で僕が一番好きなのが「ポークビンダルーカレー」
ひと単語に「ー(伸ばし棒)」を3つも散りばめた贅沢なカレ

特徴はなんと言っても爽やかな酸っぱさ!
バルサミコ酢が入っており、これまでのカレー=辛い(hot) or しょっぱい(salty) というイメージをガツンと打ち砕く、新感覚。
パンチが強く、がっつり食べたいぜ!って気分の時にはたまらない一品となっています。ごろごろのポークがまた美味いのよ。

ちなみにポークビンダルーを出してるお店はなかなかレアだと思うので、冒険してるカレーを食べたい!という人にもおすすめ。それでいて毎日食べてもちっとも飽きないです。

来年もより精力的に6curryは活動していくと思うので、ぜひともSNSでチェックしてください〜〜〜!

(文字化け〜〜

まとめ

10位 松屋 ごろごろチキントマトカレー
9位 松陰神社 マルショウアリク / マハラニカレー
8位 SFカレー
7位 立川 レインボウスパイス
6位 中野/新井薬師前 南印度ダイニング
5位 タイカレー ピキヌー
4位 イエローカンパニー
3位 SPICY CURRY 魯珈
2位 Curry & Spice Bar 咖

1位 タカノハ ミナミアオヤマ

改めてランキングをまとめるとこんな感じです!

来年も華麗なるフットワークで色んなカレーを食べていきたいと思います。
カレー友達も常に募集しているので、よかったら一緒に行きましょう〜!
よいお年を〜!



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