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『根拠のない自信』が最強やっさー

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  • チュピくん伝説

    中学校の少林寺拳法部の思い出を文字にしました。

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【小説】チュピくん伝説

チュピくん「なぁ?ワクワクしてこねぇーか?」 中学校の少林寺拳法部の思い出を文字にしました。 チュピくんと過ごした青春は人生の宝です。 ーーーーーーーーーーーーーーー  人生はカオスです。運命とは何%まで自分の努力でコントロールできるものなのでしょうか。  2003年、中高一貫の私立中学校へ入学した僕(武田)は、部活動の体験期間を迎えていました。スポーツ経験がなく、特別やりたいこともなかったので、席が隣の松井くん(以後、まっつん)と囲碁部の体験へ向かいました。当時は『ヒカ

    • 【5】泥棒と警察

      1話  前話  中学校の少林寺拳法部の思い出を文字にしました。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「よく辞めずに続けているなぁ」  入部から一ヵ月、三人とも辞めずになんとか続けていました。朝練や覚えることの多さに肉体も精神も限界ギリギリでしたが、チュピくんとまっつんという運命共同体の存在に支えられていました。 「今日はドロケイやるぞ!」  ある日、鬼嶋部長が何の前触れもなく『ドロケイ』をすると言いました。僕たちには言葉の意味がすぐには分かりませんでした。  ドロケイ(ケ

      • 【4】恐怖の鬼塚コンビ

        1話  前話  中学校の少林寺拳法部の思い出を文字にしました。 ーーーーーーーーーーーーーーー ※今回は先輩の紹介回です  チュピくんから「ワクワクしてこねぇーか?」と言われてから三週間経ちました。時間が経っても先輩は天災のように怖く、練習は地獄の苦しみでした。辞めずに続けられたのはまっつんとチュピくんという運命共同体がいてくれたおかげでした。まっつんは父親に部活を辞めると伝えたら一時間怒られたそうです。「先輩は怖いし、親父も怖いし、救いがないよ…」と死んだ顔で言っていま

        • 【3】絶望と希望

          1話 前話 中学校の少林寺拳法部の思い出を文字にしました。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「少林寺拳法部へ入りたいんだ!」  両親へ少林寺拳法部の話をすると、二人ともビックリしていました。息子が運動系の部活を選ぶことを全く想像していなかった様子です。そもそも、少林寺拳法が何かをイメージ出来ていない様子でした。 「少林寺拳法は合気道と同じ護身術で、青少年を育成するための武道なんだよ」  先輩から教わったことをそのまま熱弁しました。最終的に両親は、「息子が武道をするのは

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          【2】弱肉強食と本当の強さ

          1話 中学校の少林寺拳法部の思い出を文字にしました。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「アイツ…ヤバかったな」  少林寺拳法部を体験した帰り道、まっつんとドロップキック男(以後、チュピくん)の話をしていました。  まっつん曰く、彼は隣のクラスの生徒で『チュピくん』と呼ばれていて、一年生の中では目立った存在だそうです。独特なニックネームの由来は彼も知りませんでした。  もしも、自分の人生にターニングポイントが存在するならば、少林寺拳法とチュピくんに出会った今日は絶対に外せ

          【2】弱肉強食と本当の強さ