沖 コースケ

機械系エンジニアを経て、自転車店「オキドキライフスタイル」店主。 「乗り物」を媒体にし…

沖 コースケ

機械系エンジニアを経て、自転車店「オキドキライフスタイル」店主。 「乗り物」を媒体にして興味の主体は「道」。そこから生活や食文化、信仰、自然災害・・・ などへの関心が。 その結果、とっ散らかったカテゴリーになっています(汗)

最近の記事

50年近く経った「原点」のオートバイを再生してみる

ホンダの古いオフロードモデル(トレイル)バイクに「XE75」というものがあります。デビューは1976年、もう47年前のものです。小排気量であれば軽量で高出力の「2サイクルが有利」とされていた時代、そしてオフロード車の中でホンダは「4サイクル」に拘った製品に力を入れていたようです。半世紀経った今では環境、排気ガスの観点から2サイクルがすっかり姿を消し、ホンダはこうなることの将来を見据えていたのかも知れませんが、ただ当時はヤマハなどの2サイクル車の方が人気だったことは事実です。ホ

    • E-実用bikeで雪山の急坂を登って(下って)みる

      E-bike(電動アシストスポーツサイクル)の可能性を検証する の続編 一昨年前から、クロスバイク型のE-bikeを使用目的に適した仕様に変更を加えながら、いろいろとその限界、あるいは特筆すべき優位点を検証してきました。重量物を積んでみたり、川の中を進んでみたり、階段上りや急勾配に挑戦してみたり、サイドカーを連結して重量物を搬送してみたり・・・ その結果、速度を求めるものではないものの、重量物の運搬や過酷な環境で信頼性を持って運用できることを確認できました。一方で、勾配に対し

      • 最期の物欲? ライトスピード「ロードバイク」再生

        歳と共に「欲」がなくなってきてしまいました。「それはいけない!進歩が止まってしまったのではないか!」と、心配すべきことなのかも知れませんが「物欲」に関しては「欲しいものを(ほとんど)手に入れてしまった」という喜びでもあるのです。若い時には「あれも欲しい、コレも欲しい」「新しいものが欲しい」となっていたものですが、歳をとって少しは成長したのでしょうか、「足るを知る」の領域にまで来れたのなら嬉しいことですが、物欲に関してはもうほとんど新たに追加する、気持ちは起こらなくなってきてい

        • 「沖」のルーツをさがせ!? どこから来て、そしてどこへ・・・

          8月に幼少期を過ごした「山崎」を訪ね、記憶の断片を繋いでそしてこの頃に今の自己の素が形成されたであろうことを確認、そして宗教観などもこの時に根付いたのではないか、と認識することができました。ただ、そこは幼少期の一時を過ごしたにすぎません。生まれたのは今、店を構えるすぐ近くの地(神戸)でしたが、それも父にとっては生まれの地ではなく、沖の血はどこから来たものなのか、そして今ここにいることは何を意味しているのでしょうか。 オキドキライフスタイル。Oki-doki、とは英語の「O.K

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          ポリタンクと湊川の街

          当時河内長野に住んでいたのですが、ある月曜日の早朝。目覚ましが鳴る前に目が覚め、と思った瞬間に今まで体験したことが無いほどの激しい揺れを感じ、しかしどうすることもできずにそのまま横たわったまま、揺れが収まるのを待ちました。ああ、地震か。普段滅多に地震なんてありませんから「結構、大きかったな」と。ラジオではすぐに情報が無く、京都?で地震が発生したとのこと。しかし、時間と共にテレビの報道がされ始め、神戸を中心として「ありえない」規模の地震だったとの情報も。高速道路が倒壊した映像も

          ポリタンクと湊川の街

          祖父の筆跡

          先週、だったでしょうか、友人のお父様がなくなり、買っておいたまま残していった土地を見に行く、というので同行したところ、その地は、おきが幼少の頃に長い時間を過ごした祖父母の居所(だった)のすぐ裏に位置するところでした。 おきの父方の出自は和歌山(串本)ながら、父が10代の頃には両親とも他界し、おきのとっての「祖父母」は母方の1組しか存在しません(でした)。そういう意味では「おじいちゃん・おばあちゃん」が2組もいる、普通の状況が理解できなかったものです。そんな祖父母は祖父の出身地

          後部席を横向き(対面)にレイアウト変更してみる

          そもそも「ランドクルーザー」「ランクル」というクルマには「全く」興味はありませんでした。イメージとしてはうすらデカい(60)かジープみたいな丸っこい(40)程度で、そのどちらにも惹かれるものはありませんでした。クルマはキャブオーバー(フォワードコントロール)が積載効率が良く、それでいて維持費の安い小型貨物登録でなければならない、が個人のクルマ選びの基準としてあったのです。 それでも、じわじわと伏線のような刷り込みがあったようで、エジプトラリーに参加した際のスタッフ車が(当時ま

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          己のルーツを探す半日ツーリング

          己のルーツを探す半日ツーリング 「ルーツを探す」とはいってもただの懐古旅です。いや、旅ともいえない大して距離もないモノです。 こんなものに他人を巻き込むわけにはいかず、そして一人で行って、一人で満足して帰って来ました。 おきが生まれた家はこの現在「オキドキライフスタイル」がある場所から歩いていけるほどの場所です。大阪、奈良、京都、などで暮らしていましたがいざ「店を開こう」と思って探し、客観的に選んだ場所が「たまたま」生家の近くだった、というわけです。偶然かもしれませんし、必

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          18Lの運搬を暗峠で試してみる。 電動アシストスポーツバイク「E-BIKE」cannondale Quick Neo L/O

          もうすっかり自転車として定着した「電動アシスト自転車」ですが、この電動アシスト機構をスポーツサイクルに搭載した「e=BIKE 」の普及も加速してきています。 買い物に行く、通勤や移動手段として、などの電動アシストの利用効果は大きいことは理解していますが、「運動」が目的のスポーツサイクルにおいて、わざわざ大きく重たい原動機ユニットと大容量のバッテリーを積んで「運動量を控える」というE-BIKEの活用法には頭を悩ましていました。いいスピードに達するとアシストがされなくなるロードバ

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