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No.570 「政治」は「清事」でありたい。「選挙」は「洗挙」でありたい。

ん~、これって大丈夫?
6月末に1通の葉書が届きました。見れば、参議院議員選挙の比例代表候補者の名前と顔写真が載っています。へ?まったく未知の人なのに、どうやってこちらの住所がわかったのだろう?
 
いつもお世話になっているネットの親切さんのページにダイブしました。すると、以下のようなことが書かれてありました。
 「選挙ハガキ(法定ハガキ)は選挙運動中に立候補者が自身を宣伝出来るハガキの事です。
 自身の写真や政策・信条・経歴などが書かれたものが一般的です。
 印刷代は立候補者負担ですが、公職選挙法で郵送代は無料で送る事が出来ます。
 郵送できる選挙ハガキの枚数上限は選挙の種類によって異なります。」
 
確かに、その通りなのでしょう。都道府県単位の選挙区で地元から出馬する議員のみなさんは、知名度があり知人も多いに違いありません。一方、今回の比例代表は15の政党と政治団体の178人が立候補しているそうです。比例代表は政党・政治団体名か、名簿にある候補者名のどちらかを記入投票します。投票したい候補者がなければ、政党・政治団体名を書けばよく、総得票数に応じて、政党・政治団体ごとに議席が比例配分されるということを東京新聞の参院選投票ガイドによって知りました。
 
それもその通りだとしても、九州在住とはいえ、他県のこの立候補者が、どうやって私の住所を知りえたのでしょうか?それを用いて無差別に一方的に押しつけるように葉書を送りつける(何てったって、無料です)ことに抵抗はないのか?あなたが、逆にこのようなことをされたら、お腹立ちにはならないのか?気味悪くはないのですか?自家撞着なさっているのでは?と不信感を増幅させてしまうのです。有名大学をご卒業し、立派なお仕事をなさっていることも十分に分かりましたが、お役に立てることはないと思います。
 
後援会や事務局の方々が八方手を尽くして、小学校・中学校・高校・専修専門学校・短大・大学等々の卒業生名簿や、いろんな会社等の名簿を正式か不正に入手して選挙資料とし、見知らぬ膨大な人々に宛てて送っておられるのではあるまいかと下衆の勘繰りをしてしまいます。このことは、何の問題もないことなのですか?特権なのですか?もし、そうでないのなら、
「〇〇さんからご紹介いただいて葉書を送らせてもらいました。」
と〇〇さんに相談し、堂々とことわり書きをしてからお送りになればよろしい。少なくとも、不信感や嫌悪感は抱かれずに済みます。
 
そのような義理を欠いて選挙戦に臨もうとしているようななされ方を不愉快と感じている選挙民もいるのだということを、ご承知おき頂きたいと思うのです。私よりもお若い候補者のようなので、老爺心のつもりで書きました。ご寛容くださいますよう。