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Ringoさんのご紹介#note感想文

他の方のnoteの記事を読むのが楽しいです。

様々なジャンルの専門家がいて、それぞれの分野の貴重なお話を書いてくださいます。
ラッキーだなと思いながら心躍らせて読んでいます。

わたしは国外で暮らしたことがないため、海外在住の方が書く記事も楽しみにしています。

今回、アメリカ在住のRingoさんをご紹介します。

Ringoさんは20年以上前に渡米しました。現在、アメリカの郊外で夫のアルゴさんと暮らしているそうです。

Ringoさんの書く記事は、衝撃的な内容のものばかりです……! 文化の違いをあらためて思い知ることができました。

アメリカ生活で起きるトラブルに対して、Ringoさんは怒ったり、文句を言ったり、突っ込みをいれたりしています。

軽妙な語り口でずばずば言うのが面白い……♡

最近びっくりしたのが、アメリカの葬儀についてのお話でした。

内容を一部、ご紹介しますと……

お墓参りの習慣がない……!?
土葬ではなく火葬にしようと言ったらブーイングの嵐……!?
荼毘にしたあとは、お骨がずっと家にある……!?
葬儀のとき、普段着で来る人も多い……!?

日本の感覚とだいぶ異なるのですね……。宗教が関わるデリケートな問題ですものね。

昔と比べて、文化的な交流は進んでいると思っていましたが、まだまだ知らないことだらけでした。現地の方のお話はありがたいですね。

葬儀の記事は続きます。

赤が好きだった故人を偲んで、赤いものを身につけた人々が葬儀に集まった……!?
葬儀場でキャットファイト(女性同士のケンカ・修羅場)が始まった……!?
葬儀場で演奏が始まるとライブ会場ばりに盛り上がった……!?

わお……! と思っていたら、じつは日本で行われたRingoさんの父の葬儀も激しかったそうです。
お通夜の席で父の弟にRingoさんが殴られた……!?
詳しい内容はRingoさんの記事を読んでくださいね。

葬儀編の最終話です。

おじの葬儀場で、クラブで流れているハウスミュージック(ディスコの曲)が、ずっと流れていた……!
ご遺体を皮なめしとか遺灰宝石に錬成するサービスがある……!

などなど……とにかく驚かされました。

♢♢♢

Ringoさんのnoteの中で、特に好きな記事を紹介します。

Ringoさんの夫、アルゴさんのお話です。
アルゴさんは40歳から教師を始めました。
こちらは、アルゴさんが卒業式をむかえたときの記事です。

彼は、中学・高校をSpecial Educationと呼ばれる特別支援学級ですごした。問題行動の多い生徒だけを集めたクラスで過ごしていたから、通常の授業よりもうんと少ない量のカリキュラムしか経験したことがなかったし、彼はそもそも学校で教わることに何の意味も、理由も見つけられなかった。

何度かの大きな喧嘩の末に、彼は24歳で、ようやく重い腰をあげ、高校卒業資格を獲得した。試験をパスするのに数年が必要だった。そのあと、すぐに短大へと進み、大学に進み、大学を出た時には32歳になっていた。

(中略)

彼が、大学院へ行きたいと言い出したのは、3年前の事だった。中学校の特別支援クラスで、助手というポジションで仕事を始めてから2年が過ぎた頃。今の助手の仕事が、インターンとしてカウントされること、オンラインでクラスがあること、そして期間は1年間。学費は学生ローンを借りることになるが、修士を取れば、給与は2~3倍になること、その後は1年ごとの自動的に賞与は増えていくこと。教師になるためには修士号が必要で、だから1年という最短コースで終われるコースに行きたい。州によるがNYでは教師になるには修士号が必至なのだ。
引用 https://note.com/kana7511/n/n4574e2d3bada

アルゴさんは教師になることを決意したあと、猛勉強して大学院を卒業して、見事教師の資格をとることができました。その時の年齢は40歳。

そこまでして教師になりたかったのは、なぜでしょうか?こちらの記事は、アルゴさんが教師として働き始めてから書かれたものです。アルゴさんの熱い思いを知ることができました。

みんながみんなとは言わないが、夫アルゴのクラスの生徒さんというのは例えば薬中の親を持つ生徒、モーテル住まい(普通の家の家賃を払えない)、精神的なものや性的な虐待を受けている生徒、ネグレクトされている生徒、ドラッグディーラーやギャングしか周りにいない生徒。大人の注意が引きたくてわざと暴れたり、暴言を吐く。

(中略)

「学校も、先生らもただ手に負えないっていうだけで、これまで授業してこなかったって言うけど。俺は教師なんだよ。ジェイルの看守じゃぁない。ベビーシッターでもない。俺は、教えることが仕事なの。だから、先生って仕事の役割を果たすためなら、それが即物的とか、モノでつるとか、そういうのはどうでもいい。あの子たちに勉強したい、学校にいきたいって動機を与えるのが俺の義務であり、責任なんだよ」と夫アルゴは言い、そして続けた。

「わかる?俺の同級、Special Educationにいた同世代、どうよ?薬中、ギャング、刑務所、殺されたり、殺したり。そんなんばっかよ。俺がそうならなかったのは単にラッキーだったから。そしてあんたに会ったからだけど、でもそんなもんなのよ。俺、同級生で大学、大学院でた人、知らないもん。俺ね、初日に生徒たちにいったんだよね。うざいとか言われまくっても、ずっと彼らに関わるって。親に連絡し続けるって。1日だけ、忙しさにかまけて連絡できなかった日、俺の生徒は死んだわけじゃん。俺はこれからの人生で、あのときみたいな後悔は二度としたくないし、絶対に、例えばどんなに酷い生徒でも、絶対に死んでほしくないし、諦めたり、拗ねたりせずに生きてほしいんだよね」なんだそうだ。
引用 https://note.com/kana7511/n/n4f3851b88a23

記事を読んでいるうちに、目が熱くなって、文字がぼやけてしまいました。

以前読んだ本に書かれていましたが、格差社会が拡大したアメリカの教育現場は、一部、とんでもないことになっているそうです。

そんな大変な状況でも、アルゴさんのように、真剣に生徒に向き合っている先生がいるんだなと思いました。アルゴさんと彼を支えるRingoさんに励まされました。

最後に、Ringoさんは、カリフォルニア在住の友人のために、人探しを手伝っているそうです。詳しくは記事をお読みください。

現在60代の「しまむらさちこ」さんという日本人女性だそうです。心当たりのある方がいらっしゃいましたら、Ringoさんへご連絡をお願いします。

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