想定2分 BL声劇『サンタクロース派遣組合』 作 沖ママ
サンタ
「ちわ~っす!」
トナカイ
「はいはい、ちょっと待ってね。」
サンタ
「外、寒いんで早くしてもらえますかね?」
トナカイ
「ちょっとベッドの用意が……。あ~!良いよ!入って!」
サンタ
「ベッドの用意?まぁいいや。こんばんは~。サンタクロース派遣組合から来ました。サンタクロースっす、宜しく。」
トナカイ
「外寒かったよね。さぁ、こっち。もぅ、そんな真っ赤な外套(がいとう)は脱いで脱いで。」
サンタ
「これ、脱いだら寒いっすよ?」
トナカイ
「あ~!いいから、ね?脱いでベッドに入ってて。あっためといたからさ。」
サンタ
「ん~ま、いっか。それじゃ、お言葉に甘えてっと。……あ、あったかい。」
トナカイ
「僕の体温で温めておいたからね。それじゃあ僕も。」
サンタ
「ちょっと!?トナカイさん!?肌が!」
トナカイ
「あったかいだろ?君が暖まれるようにずっと体を動かしていたんだ。さぁ、始めようか。」
サンタ
「んぇ!?始めるって、何を!?あ、トナカイさん!?」
トナカイ
「僕のサンタクロース。僕だけのサンタクロースになってよ。良いだろ?ほら、こことか?」
サンタ
「あ、そこ……ヤバい……。」
終わり
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