スウェーデン✖韓国

「見どころはトットナムの新スピードスターとして前任者のベイルばりに右サイドをぶっちぎったソン・フンミン。スウェーデンの右サイド、ルスティグは斜めのくさび/クロスの感覚が秀逸。プレーオフでイタリアを下したように1点取れば守り切れる北欧勢の守備は鉄壁。敵陣ペナ内までダダッと走り込んだりPKも決めた主将CBアンドレアス・グランクビストは文字面も声に出してもかっこよすぎるカタカナ名」

ベルギー✖パナマ

「同点弾を喰らって展開の変わったアルゼンチン、ブラジル、そしてその後のイングランド戦を見るに、ダダサボリでパナマ相手にあっさりと決定機を招いたカラスコは翌日の酒井高徳に負けず劣らずの危険因子。デブルイネの低く速いピンポイントのアウトフロントクロスはアウトスタンディングでワールドクラス、とカタカナを羅列して文字数を稼いじゃうのは観るべき物が乏しかったから」

チュニジア✖イングランド

「例によって決め手に欠けるイングランド。トットナムのコンビは北欧の指揮者エリクセンがいないと輝かず、リンガードとスターリングの使い方はスピードの持ち腐れ。"ハリケイン"旋風がないと今大会も躍進はないか。キーパーが二人も負傷退場しかけたチンジがあったチュニジアはよく耐えたが、カウンターで押し返せないダダ引きでは決壊もやむなし。日本はイングランドの不用意なPK献上とチュニジアの不本意な試合運びを反面教師に」