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平常運転

ノートパソコンを修理に出して、二週間が経つ。
なんとなく手持ち無沙汰な日々。

「修理できるかわからないけど、できたら連絡します」と言われてその後音沙汰がないとやっぱり不安になるし、
ここはタイランドで、「折り返します」「確認して電話します」という言葉の信憑性は、私の中で20%ぐらいだ。
いやそんなにないかもしれない。

自分から電話しよう。
パソコンと引き換えに受け取った確認書を引っ張り出し、そこに書かれていた電話番号へ電話をかけた。

すぐに女性が出たので、Reference No.を伝え、修理はまだできないのかと聞くと、電話口の女性は怪訝そうに「何の用件ですか?」と言う。
軽く意表を突かれたものの平常運転だ。「パソコンの修理を頼んでいるのですが…」と伝えると、「それはここじゃない。もうひとつの番号です。」と。
えっ だって確認書に書いてあるしでもってContact Service Dept.って書いてあるし電話番号はこれひとつしか載ってないんですけど?何この二度手間。という言葉を飲み込んで私がかけるべき電話番号を教えてもらい、お礼を言う。
タイランドだなーと思いながら。

教えてもらった番号へ電話をかけ、またReference No.を伝える。
またもや用件を聞かれ、修理が終わっているか知りたいと告げると発音が悪かったのかReference No.を聞かれたのでもう一度さっきよりゆっくりはっきりと伝える。
そして「何の修理ですか?」と女性。
「ノートパソコンです。ええと〇日に預けました。」
「ブランドは何ですか?」「機種は?」と逐一聞いてくる。
Reference No.って何のためにあるんですか?という言葉は胸の奥にしまったまま紙に書かれた情報を読み上げ、修理ができるのかどうか、できるのであれば何日ぐらいかかるのかが知りたい旨を告げ、電話口を離れた女性を待った。
順調にタイランドだ。

少しすると女性が戻って来て「わかりません」と言う。
いやいやいや。ここ何のための窓口です?修理できるかできないかもわからないとか一体どこのタイランドなの?私のノートパソコンは大丈夫ですか?
こういう時は諦めては負けだ。
同じことをもう一度聞くのだ。

「修理ができるかどうかわかりますか。何日かかりますか。」

少しの間をおいて、「修理が終わったら戻ってくるから、電話でお知らせします。」と女性。
さっきわからないって言わなかった?ていうか修理できるんだ?
そしてスルーされてもめげずに聞く。

「何日ぐらいかかりますか?」

と、受話器から離れたのか急に女性の声が小さくなりほとんど聞き取れなくなった。と思ったらかすかに「ベッシップワン(80日)」と聞こえたのでびっくりして「ベ、ベッシップ(80)!?」と大声を出してしまった。
女性が次に放った言葉が「ジェッシップワン(70日)」と聞こえて、「70!?80!?80日!?」と大声で聞き返したら、急に彼女の声のボリュームが戻って、今度ははっきりと「ジェッワン(7日)カー」と言った。

何この会話。まぁいいか。

「7日ですね!?7日!修理が終わったら電話くれるんですよね!?」と念押しし、そうだと答える彼女にコップンカーとお礼を言って電話を切った。

ふぅ。許容範囲の日数で良かった。
7日経ったらまた電話しよ。

(7/100)

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