「一人でも多くの方が痛い思いをされないように、ご協力お願いいたします。」

電車の車掌さんのアナウンスにちょっと反省してしまいました。

これ、リュックサック問題の、背負ったままだと他の方に当たるので、前側に持つか、網棚においてねという案内のことです。

朝の話、私の心はささくれ立っていました。なぜかと言うと、この放送が流される数分前に配慮してくれない人と出会ってしまったからです。

朝の山手線、通勤ラッシュよりもほんの少し遅い時間帯ですが多少混雑しています。座席は空いておらず、座ってる人の前に人が立っています。

電車の扉横にも人が立っているので、仕方なく奥に進みました。つまり立ってる人間が3列、座席側に向き合う形の列とその間に1列があるという方がわかりますでしょうか？

その1列に所属しました。かなり揺れますので己の足が信じられずに吊り革につかまるために手を伸ばします。

前面には私よりも少し背の低い女性が一人。少し厚めの肩掛けバッグを脇の下にセッティングしています。私はリュックサックを前側にもっているのでどうしても当たります。

最初は、申し訳なく思ってリュックが当たらないようにしたり、なるべくペタンコにしようと頑張ってました。

ただ、その女性は絶対に肩掛けバッグを動かしてくれません。むしろこちら側にグイグイと押してきます。

よくよく見ると、その人座席に座る2人分を陣取ってます。少し横にずれてくれれば私が入れるスペースがあるはずなんですけどね。

なんだか配慮してるのがバカらしくなってしまって、意地を張ってしまいました。意地と意地とのぶつかり合い。

いや、私も動けばよかっただろうし、リュックを手持ちすれば問題なかったんだと思います。

でもこうも意地を張られるとね、負けてたまるか！という気持ちがムクムクと湧き出てしまったんです。

結果的に数駅後に彼女は無事に座ることができてました。で、座って2、3駅先の巨大駅で降りていきました。

心の中で暴言を吐きつつ、空いた座席に座りました。やがて車掌さんのアナウンスが放送されました。

リュックサックを前側に持つか、網棚にとお願いをしさらに最後の一言。

「一人でも多くの方が痛い思いをされないように、ご協力お願いいたします。」

先にやってきたから、じゃないのよね。
私が移動しておけば、嫌な思いを長引かせることなんてなかったんですよね。

とはいえ、今日は嫌なこと続きでした。あれかな？4月で地方から来た人たちが、「都会になんか負けてなるものか！」なんて意気込んでるんでしょうね！！

刺々しく言いました。はい、すみません。再び腐りました。今さっきも真正面からぶつかってきた少女がいたんですよね。なぜ！？左右空いてたよね？こんな広いホームで意味がわからん！！

あとコンビニで棚の商品見てたら押されたし。口ないのかな？舌切られたんかね？

車掌さんの言葉に反省しましたが、今日は素直聞けません。ゴールデンウィーク開けたら振り返ろうかな…。そんな日もあるということでどうかお許しください。

はあ、都会は嫌いよ！
カエルの鳴き声聞こえる我が家に帰ることにします…。