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【これはリアルな挑戦を描くストーリー】アイドルオーディション番組を見て心が熱くなった話

こんばんは、おきたです。
最近薦められて初めて、アイドルオーディション番組を見ました。まだ途中ですが、みて思ったことが色々とあったのでその気持ちについて書きたいなと思います!

SKY-HIさんの魅力

このオーディションはあのAAAのメンバーであり、ソロではSKY-HIとして活躍している日高 光啓さんが"才能を殺さないために"をスローガンとし、株式会社BMSGを設立し、ご自身が1億円を投資し、ボーイズグループ発掘オーディションとして発足されました。

まだ見ている途中なのですが、まずこの番組に惹かれたのはオーディションメンバーではなく、主催者たるSKY-HIさんでした。

顔が良い…!!のはもちろんなのですが、今回の魅力はそこじゃないです。

1次審査では200→30名が選考されます。世界に通用するグループを作る以上、選りすぐりのメンバーである必要があります。自分はそういった「人を選ぶ」ということは経験がありませんが、ダンスが上手いとか顔がいいとか「今」わかることだけでは選べないでしょう。その子がどれだけの能力を秘めているのかを「未来」も見極めなくてはなりません。そのためには身体的な能力に限らず、精神的な能力も重要です。審査も当然厳しくなるでしょう。


SKY-HIさんの審査での振る舞いはとても大人で人格者でした。
ダンスや歌を大人の前で歌うという行為は子供らからすればとても緊張することだと思います。ましてや、受験者と主催者、双方にとって重要な時ですので、大人側も真剣です。そんなピリついた環境下で少しでも自分の”才能”をアピールしやすいように、SKY-HIさんは誰よりもオーバーなリアクションでノリノリに受験者の歌やダンスを楽しんでいました。そして必ず終わった後は受験者を優しく包み込んでくれるようなコメントをしていました。

SKY-HIさんの心境からすれば、自腹で1億円もの出費をしているのですから、受験者に対して厳しい目で見てしまっても仕方ないといえる状況下でとても腰の低い対応をしていた人柄、そしてそのSKY-HIさんが発する言葉にもっとこの人のことを知りたい。と思いました。「怖くても進め」という番組のフレーズがありますが、それは「(俺が後ろにいるから)怖くても進め」という意味だったんじゃないかなとも受け取れるようなそんな大きな人が、SKY-HIさんでした。

最近流行りのオーディションドキュメンタリー番組

NiziUを始めとしてアイドルを発掘しそのデビューまでを映す、ドキュメンタリー作品が流行っています。
ものによっては視聴者参加型のものもあり、もう漫画の人気投票のようです。イナズマイレブンの五条勝のように、投票が操作されなければよいのですが、、、笑。

まだTHE FIRSTしか見ていないのですが、オーディション番組の魅力はなんといってもプロデューサーが夢を掲げ、アイドルたちがその夢に共感し集まっり、プロデューサーを信じて成長していく過程です。

その過程には、アイドル達の弱い部分が垣間見えます。人間は完璧なものよりも不完全なものに対して親近感が沸くものです。そうした不完全で脆い部分を知ったとき、僕たちはアイドルの「沼」にハマってしまうのでしょう。こういったドキュメンタリー番組が流行るまでは、「沼」にハマるのは一部のコアなオタクだけだったと思います。コアなオタクでなければアイドルの派手な見た目に目がいってその中身や弱い部分まで見れないものです。
アイドルたちの苦しくても頑張る姿をさらけ出すことで、ライトな層どころかオタクでもない人達までも引き込んでしまうシステム「オーディションドキュメンタリー」、恐ろしすぎます。

アイドルってどういう存在なんだろう

僕の知っているアイドル像は「憧れ」や「美しさ」、「華やかさ」を与えてくれる存在でした。これらは主にその派手な衣装や楽曲、外見からくるものだと思います。

そういった存在を前にして、僕たちはすごい!かわいい!こんな風になりたいな!と何かしらの元気をもらえます。
これは恋愛や憧憬という感情です。

そして、今回のようなドキュメンタリーを通じてわかった真のアイドル像は「生き様」を与えてくえる存在だということです。

男の僕がどうして男性アイドルのドキュメンタリーに心打たれたのか

アイドルというのはファンの応援によって成り立つものです。その応援の最たる形はやはりお金でしょう。
今までのアイドルというのは、アイドルの性別に対して異性のファンが多かいです。それは擬似的な恋愛感情からの応援だと思っています。

「好き(LOVE)だから応援する」

男性が男性のアイドルを好きだと言うのは珍しいです。逆に女性が女性のアイドルを好きだというのはよく見かけますが、その理由は女性が外見に注力しているからこそ、「好き」よりも「尊い」という感情が働いているのだと思います。これは僕たち男性が女性を外見でその良し悪しを判断してしまうカルチャーを作ってしまったのが原因だとも言えます。こればかりは申し訳無いです。

そんな中で、男の僕がなぜ男性アイドルに心打たれたのか。

それは「リスペクト」に他なりません。
ココで重要なのは、”アイドル”としてではなく人として、その生き様をリスペクトをした人がアイドルだったということです。

ナルトは僕が最も好きな漫画の主人公です。フィクション世界で必死で運命に抗いながら、頑張る彼の姿にはリスペクトしかありません。
しかし、同時に「まあフィクションだからな、、、」というネガティブな感情も湧いてきます。このネガティブな感情を払拭し、その頑張る生き様をストーリーとして提供してくれたのが今回の「THE FIRST」です。

アイドルを目指して頑張っている人というのは、フィクションを抜きにした現実世界で最もフィクション世界のヒーローに近い存在だと思います。
自分という価値を世界に響かせる、それがアイドルです。

アイドル戦国時代しかり、その競争は激しく、これが良ければ売れる!ということもなく、混沌としています。
そんな混沌とした世界にSKY-HIさん率いるアイドルグループ「Be:FIRST」がメスを入れます。
そんな漫画なんです。

THE FIRSTの感想

そんなこんなで自分がどうして心打たれたのかをふと考えて、自分なりの答えを出してみました。
SKY-HIさんの受験者に対する優しさや尊敬のこもった言葉は僕の心に沁みます。ただすごい、才能だと褒めて終わるのではなく、チームメイトの存在やその受験者を支えてくれている影の存在にまで気づかせてくれ、人間的にも気づきをもらえる、本当に温かい言葉をくれます。
合格者だけでなく、落選者に対してもその人が欲しい、気づいて欲しいであろう言葉を一人一人に対して伝えます。その言葉は軒並みなものでも用意されたものでもなく、ちゃんとSKY-HIさんの心から出た言葉だと思います。
演技は素人の落選者の表情を見れば、それはドキュメンタリー作品の作られた台本による表情ではないと気づくはずです。

そんな暖かくて素敵な言葉を紡げるようになるにはきっと色々苦労されたのでしょう。「わかるよ」と共感を示す言葉は簡単に言えますが、心から共感するには同じような経験をしていなければできません。

芸能界はキラキラした世界で一見すると成功者ばかりに目が行き、嫉妬してしまいがちで彼らの想像を超える苦悩というのを僕らは知りもしません。オーディション番組ではそんな苦悩のごく一部を切り取ることで、僕らの視野を広げてくれる良コンテンツだと思います。
そして、そんな彼らを率いるプロデューサーはその苦労を知っているSKY-HIさんのような現場のプロであるべきだと思います。

自分が死ぬ気で、本気で頑張ったからこそ、受験者の今の本気度がわかるんじゃないでしょうか。

現在(3時審査終了時点)はまだ受験者の数が多く、一人にあたるライトの時間が短いため、受験者に対しては比較的ライトがよくあたっている子(特にレイくんなど)に目がいき、頑張る彼らに対する自分のリスペクトは足りないと感じています。

SKY-HIさんが彼らにかける言葉に惹かれ、見入っているうちについに合宿編スタートです。ここからはSKY-HIさんが選んだ彼らに当たるライトが急に増えてくると思いますので、「今頑張っている」彼らに目を向けられ、その彼らをリスペクトできるのが楽しみです!

ありがとうございました!

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