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今年のIPO傾向 その3

今週の日経平均株価は前週末比で約2.8%の上昇。

 米大統領選は事前のクリントンの予想に反し、トランプが当選し開票が行われると乱高下。日経平均は約1000円、米国株は一時時間外で5%下落した。

 トランプ勝利が濃厚になると買い戻され、米国時間で日本株は全戻し、米国株は前日比プラスで取引を終え、翌日も上値追いが続いた。

 前回の「IPO銘柄の株価が3か月程度で落ち着く」理由を解説する。

 「信用買い残の整理」はIPO時に積み上がった信用買い残は3~6カ月で解消すること、「決算の進捗確認」は3か月経過すると最低1回は四半期決算を確認することができる。

 「IPOプレミアムの剥落」はIPO期待で高くなった初値が出来高の減少と共に是正される。

 デイトレーダーは出来高が多いIPO直後の銘柄を好むが、上記のIPOの性質を利用して中長期投資に応用。

 今年は2884ヨシムラフードや7811中本パックスなどIPO後3か月で大きく上昇する銘柄が見られた。

<次回に続く>

(Bコミ)

(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)

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