バターチキンカレーとチキンティッカ 2024.4.18
朝、いつもと違う道を……いつも違う道を歩いているのですけれど、とにかくいつもと違う道を歩いてみました。
すると、小説の舞台にできるのではないかという小粋なカフェを発見。小説を書くのはしばらくお休み中ですが、気になったのでカフェへ入店。
白一色で塗られた壁。明るい色の二人用木製テーブルが5〜6卓ほど。壁際に同じく明るい色の木製ロングベンチが備え付け。小さくてオシャレなお店です。厨房の壁は細かく白タイルが貼られていて清潔な印象。吊り下げられた幾つものシンプルLEDライトが店内を明るく照らしています。
カフェの場合も店主さんはマスターと呼べばいいのでしょうか。オリジナルブレンドコーヒーを注文し、席に着きます。
さて、よく考えたらカフェへ寄るほど時間に余裕は無いのでした。ま、何ならいつものように走ればいっかと気楽にコーヒーを楽しむことにしました(冷や汗ダラダラ)。
ひと口分をコクリ。
あー、これ、おいしい。
酸味があって、苦味は少なめ。このバランスの良さは……。
マスターに伺います。
僕「これって中煎りですか?」
マ「それは、中浅煎りですね」
なるほど、浅煎りと中煎りの間くらいのものでしょうか。引き続き、マスターと少しお話しをします。
僕「最近色んな喫茶店に行ってまして。飲んでみてこれは中煎りかな、とかどこの豆だろうとか考えるんですけど、なかなか難しいです」
マ「そのコーヒーはブラジル、グアテマラ、エチオピアのブレンドです。お口に合いましたか?」
僕「はい、すごく美味しいです」
マ「最近できたコーヒー屋さん、特に自家焙煎をしているようなお店は、ほとんど浅煎りなんです。グリッチコーヒーさんとか、TRUNK COFFEEさんとか。浅煎りだと酸味が結構残ってて。フルーティーな感じが強く出て美味しいんです」
僕「へー、じゃあ、今度そこにも行ってみます」
コーヒーをゆったり飲み終え、お店を出た後は、もちろん小走りで出勤しましたとさ。
◇ ◇ ◇
お昼です。インドカレー屋の前で、大きな立て看板を眺めています。
イ「食べてイコウヨ! おいしいヨ!」
店員さんが満面の笑顔で話しかけてきました。
僕は外国人と喋るとき、敬語や丁寧語を使いません。
通じないからです。
僕「おいしいのは知ってるよ。ちょっと前にも来てるから」
イ「あっはっは!」
僕「チキンティッカって、辛い?」
イ「辛くないヨ。オイシイヨー。オススメだよォー」
確かにチキンティッカを含むメニューは、おすすめランチと書いてあります。1,500円か……。
ググってみるとチキンティッカというのは本来、鶏肉をヨーグルトとスパイス等でマリネ(漬け込む)して、串に刺してタンドールで焼いたものだそうな。狭い厨房に大きな窯であるタンドールがあるとも思えませんが、おそらくそれに似た方法で焼いているのでしょう。
僕「おすすめラ……」
店員さんはもうお店の中へ入って、僕の席の準備をしてくれていました。なんとまあ商魂たくましいことで。
用意されたカウンター席に着くと、店員さんがおすすめランチのカレーをどれにするか訊いてきます。
僕「うーん……。どれがおいしいかな?」
イ「迷うヨネェ! この中ナラ、バターチキンカレーだけ甘いってオボエテ! 他のハ辛イヨ!」
この人、面白いなぁ。じゃあ……。
僕「バターチキンで。辛さは普通で」
なんかドタバタした感じに注文を終えて、この記事をスマホでメモりながら待ちます。
チキンティッカが真っ赤で、美味しそう。
ということで、真っ先に食べてみます。
……おおーっ! めちゃくちゃウマイ。美味い!
味はスパイシーな炭焼きチキンといった感じ。確かに辛くはなくって、チキンの焼けた匂い、香ばしいところにしっかり全面にスパイスが効いていて、食欲を増幅させてきます。
大きなナンをちぎってバターチキンカレーに浸して、口の中へ。
んー、ウッマ。やっぱカレーはインドインド。最高です最高。
チキンカレーのごろっとしたチキンはどうでしょうか。
……これも、うんまいです。っていうか昨日のバンテリンドームからチキンばっかり食べてますね。
さすがのおすすめランチで、暴走しかかった食欲にまかせて、ナンをちぎっては食べ、ちぎっては食べ。
気付けば全部、お腹の中。
インドカレーはオイシイヨ!