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貧乏イヤやし暇も時間もお金も欲しい。     『暇と退屈の倫理学』を読んで。

2024年1月14日(日)長野県木曽郡大桑村 『三日坊主日記012』

ジョー横溝さんのエアレボリューションで紹介されておりました。
あんまりテレビやらネット垂れ流しはしないよう気を使っとるつもりですが「消費しろ~あれが流行っとるぞ~」的な洗脳にさらされてしまいがちな世の中なのですね。
働いて働いて休みもせっせと遊ばなきゃ買わなきゃに追い込まれておると。
でもこの本が書かれて10年余り経過してますが給料も上がってかんし、そもそも消費も出来んようにドンずまっていかんければ良いですね。
とりあえず、全部読めましたが、ハイデッガーやらルソーやらなんとなく知っとる有名どころの哲学系オジサンがいっぱい出てきました。
國分さんの語り口で噛み砕いてくれるおかげでなんとか読めました。
今は陶芸はじめものつくり、本読んだり、古民家改装したり、やりたいことや興味ある事で忙しい。でも楽しい。あとはこの先も浪費できる時間とお金の余裕をもっと持てるようになれば良いな。年取るし子供やらなんやら。
この本で消費と浪費の言葉の違いも面白かった。
なんやかんや言って、つまるとこ楽しく生きてかなしょうがねーなって思いました。漠然とした退屈を感じる間もなく。
ブルシットジョブ(くそどーでもいい仕事)で有名なデヴィッド・グレーバー遺著の最近出たらしい『万物の黎明』ではさきほどのルソーさんやらが言っていた人間は戦争やら貧困やらどうしょうもなくこうなってるという今の人類の歴史観がひっくりかえる本らしい。山伏成瀬さん、いつもご教授頂きありがとうございます。

5,500円、、、高い。
とりあえず大桑村図書館でお願いしてみようと思います。浪費したい。

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