夢追い人こそ効率のいい副業を
31.初日の手応え
「じゃあ奥山さんもやってみましょう。何かわからないことあったら電話してください。」
僕はマンションの偶数階をまわり、社員Mさんは奇数階をまわることとなった。
僕にとって、初めての訪問営業。
僕も自分の指でピンポン!と押して、自分一人で営業をかけていく。
初の訪問営業。とはいえ、テレアポのときと同じ商材。
営業トーク自体は基本同じでいいはず。落ち着いてやれば大丈夫。
僕は自分にそう言い聞かせた。
この断り文句がきたら、こう返す。
これをテレアポの業界用語で"アウト返し"と言うのだが、前のテレアポ会社でアウト返しは徹底的に教育されていた。
テレアポ会社をやめたばかりで、それが衰えてるはずもなく。
この日も、僕の口から条件反射のように滑らかなアウト返しがスラスラ出てきた。
次へ次へと各部屋をまわり、初対面のお客さんと話し込む。
"初"という緊張感が悪い方に影響することもなく、僕は訪問営業初日を終えた。
オレ、訪問イケるな。。
お客様記入済みの申込用紙を手に、僕は確かな手応えを感じた。
ここをポチッとすると、ボクをサポートできるんだって。 うっふん。